Kakutani角谷さんの映画レビュー・感想・評価

Kakutani角谷

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Mr.マルコムのリスト(2022年製作の映画)

2.5

最初の方はマルコムが傲慢過ぎで、魅力的に見えないのが残念。

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

1.0

戦争の悲惨さも戦場カメラマンの葛藤も上手く描くことが出来ず、戦闘シーンにスカした音楽流したり、カメラショットで編集したり、オシャレアート風に撮ろうとしている監督のノリに怒りを覚えた。
ジェシー・プレモ
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ザ・メリー・ジェントルメン(2024年製作の映画)

3.5

クリスマスロマコメ+フル・モンティ+マジック・マイクみたいにいろいろ盛り込まれていましたよー‼️
人気青春ドラマ『ワン・トゥリー・ヒル』のチャド・マイケル・マーレイが渋くていい感じになってましたよー‼
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

3.5

なんか色々てんこ盛りで楽しい雰囲気はあったけど、主役のポール・メスカルにカリスマ性が感じられず、前作と比べてスケール感が劣ってみえました。
脚本と演出の問題なのか、デンゼル・ワシントンやペドロ・パスカ
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白い巨塔 4Kデジタル修復版(1966年製作の映画)

4.0

間違っても「昔が良かった」とは口が裂けても言えない、昭和の男性社会の悪いところを煮染めたような表現が強烈で素晴らしい。

幕末太陽傳(1957年製作の映画)

4.2

時代劇好きなのにこんなに有名な作品観ていなかったよー
とても貝になりそうにないフランキー堺が、才覚を武器に丁々発止と世間を渡りゆく。

とにかく画面はエネルギッシュなのだけど、主人公が労咳を病んでいる
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ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!(1999年製作の映画)

4.5

リース・ウィザースプーンの怪演が伝説になっている映画ですが、これはすごい。

フェリスことマシュー・ブロデリックは気持ち悪い中年おじさんになっているし、おバカなアメフト部員をやらせたらハマりすぎるクリ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

「我は死なり、世界の破壊者なり」
個人的には『テネット』と並ぶ、ノーラン監督のノットフォーミー作品。

もう、ハリウッドの映画、ドラマで時系列を乱す演出が蔓延しているので、出だしからうんざりさせら
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

1.5

興行的に失敗したのも納得。ヴィジュアルイメージ、キャラクター、ストーリーどれも前作に遠く及ばない。
アイディアが枯渇したような斬新さのない空虚なアクションがひたすら続くだけ。

復讐譚の部分も底が浅い
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エリザベート 1878(2022年製作の映画)

1.5

中年の精神的な危機が延々と描かれるだけの映画。ロミー・シュナイダー版のエリザベートと比べたら、衣装、ヘアメイクも全く見所なし。歴史映画として救いがたい。

バッド・ティーチャー(2011年製作の映画)

2.0

脚本がジーン・スタプ二ツキーだから観ました。ジェイソン・シーゲルの包容力は良いけど、キャメロン・ディアスがキュートに撮れていないのが残念。

マディのおしごと 恋の手ほどき始めます(2023年製作の映画)

4.2

設定に強引さも感じるけど、ジェニファー・ローレンスの体当たり演技もキュートだし、すごく面白い。

ロマコメ映画はヒロインがお洒落な仕事をしている勝ち組なこと多いけど、この映画は負け組女子が主役なところ
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メイク・ミー・ビリーブ(2023年製作の映画)

3.5

『新オスマン帝国外伝』を観て、演技にどこか品格のあるエキン・コチさんのファンになったので、彼目当てで視聴。
風光明媚なトルコを背景に繰り広げられる王道ラブコメ。ジャンルとしてはケンカップルもの。しかし
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ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ(2023年製作の映画)

3.6

豪華キャストとアルモドバルの迸るフェティシズム、ヴァカレロの西部劇らしからぬ衣装がポップで楽しい。長編として観たかったかも。

恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

4.0

とにかく主演の2人が魅力的で飽きさせない王道ロマコメ。シドニーの景観も美しく撮られて観光気分も味わえる。
グレン・パウエル、サービス精神旺盛に脱ぎまくります。

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

4.0

こういう映画は主演の2人がキュートで相性良ければハッピーな気分になれて幸せなのである。

ブラック・バービー(2023年製作の映画)

3.9

何気にマテルに先駆けてアフリカ系人形を製造していたシンデリーナ・トイズ、アフリカ系だけでなくアジア系の人形もちゃんと製造していて先見性がすごいですね。
ジョンダ・ライムズも出てきたから、『ブリジャート
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ジェフリー!(1995年製作の映画)

3.8

エイズ禍が猛威をふるっていた時代のゲイたちをコメディも交えて描いた作品。
笑えて、でもとても切ない。

沓掛時次郎 遊侠一匹(1966年製作の映画)

4.0

渡世人ものの時代劇である。訛りや所作も含めて、こういう役をやれる俳優も少なくなったのかもしれない。

三匹の侍(1964年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

若い頃の丹波哲郎の格好良さにはまり視聴。テレビドラマでおなじみ三匹ものの映画化であります。
ご都合主義的な展開はあるものの、五社英雄らしい無常感が漂うラストがいいですね。
三匹が圧倒的な善で、悪を痛快
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上意討ち 拝領妻始末(1967年製作の映画)

4.1

U-NEXTにいつの間にかきていたので『切腹』と見比べてみた。『切腹』の全篇に及ぶ緊張感には及ばないが、小林正樹監督のこの反骨精神。痺れるわ。
タメにタメてから最後で爆発する殺陣の迫力の様式美。加藤剛
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

1.5

まずスチームパンク風の衣装や美術に期待したみたけど、ホリー・ワディントンの衣装デザインは大したこと無かったし、美術セットもジュネやターセム・シンあたりのこだわりに遠く及ばない。

心は子供、身体は成熟
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.0

目の付け所は面白かったのだけど、インテリ中年男性の中年の危機を描いた映画みたいになってしまったのが残念。

ラストもなんとなく唐突でこれでアカデミー賞脚色賞なのか、と溜息。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

1.5

ひたすら長かったです。この監督タメを作って見せ場を盛り上げ、カタルシスのあるシーンを持ってくる、ということが全然出来ていないので、アクションも盛り上がらず、終始一本調子の語りが続くのがつらい。

ティ
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

2.0

子連れ狼だの『AKIRA』だのベトナム戦争映画とか、どこかで観たような設定ばかり繰り広げられて、あまりの退屈さにウンザリしました。
この監督の自己犠牲は美しい、みたいな思考に最後に着地するのも個人的に
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マレフィセント(2014年製作の映画)

2.8

ここまで、男性は有害、無能、というレッテル貼りながらのストーリーがつらい。

現実にも男性の犯罪者が多かったり、禄なことがないので、映画ではせめて夢見させて欲しい。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.8

前半、ハリソンおじいちゃんがいじめられている! 老人虐待! にみえて、鑑賞が辛かったけど、歴史オタクなので後半盛り上がることが出来ました。おつかれさまインディ。

プロムの約束(2023年製作の映画)

3.8

学園青春映画だもの、プロムだもの、胸キュンストーリー!!
友情と恋と大学進学問題との間で揺れる主人公。
登場人物が繰り広げるプロムポーズのシーンがキュート。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.0

このシリーズにイマイチ惹かれないのは、みんなも洋楽大好きだよな!! という押し付けがましい雰囲気とヒロインのガモーラが個人的に苦手すぎるからかもしれない。

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.0

マテルの人形可愛いなあと思いつつ、惹かれて配信で鑑賞。植民地主義と人種の問題や、アンデルセンの原作より深みがない、とかの云々は置いといて、たまには異界の女と人間の男の恋愛がハッピーエンドになってもいい>>続きを読む

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.3

劇場で観なかったことを後悔するくらい、ゲーム的なノリを上手く昇華させた作品ですごく面白い。
クリス・パイン、レゲ=ジャン・ぺイジ、ミシェル・ロドリゲスと俳優も私の好きな人ばかり出ています。

ラスト・キングダム 死すべき7人の王(2023年製作の映画)

4.0

物語が駆け足になってしまったけど、名も無き英雄、ウートレッドの旅もここに完結。

あいかわらず盾を使った密集戦闘シーンは迫力ありますね。すごくお金をかけている訳でもないのに。

バビロン(2021年製作の映画)

2.0

こんな映画で、使い回しされていたマーゴット・ロビーはバービーがヒットしてつくづく良かったと思いました。

プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角(1986年製作の映画)

3.8

ファッションのために再見。モリーの着るお洋服、80年代のタカラのジェニー人形を思わせますね。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

1.5

完全にノットフォーミーでした。SFなのにセンス・オブ・ワンダーかけらも表現出来ていない。
最後は家族愛で話をまとめようとするのもありきたりで陳腐。

ウーマン・キング 無敵の女戦士たち(2022年製作の映画)

2.5

俳優陣とかすごく魅力的なのに、ダホメ王国の女性兵士たちをヒーローとして描きたい、という力点に頼った作りなので、ダホメ王国もゲゾ王も奴隷貿易を行っていたのに、オヨ王国ばかりに奴隷貿易の罪を被せ、ヨルバ系>>続きを読む