にくそんさんの映画レビュー・感想・評価

にくそん

にくそん

映画(153)
ドラマ(8)

マーティン・エデン(2019年製作の映画)

3.5

ルカ・マリネッリ、いいなあ。立派な体躯に野性味ある彫りの深い顔立ち。これはどの国どの時代の人が見たってかっこいいわ。富豪令嬢が惚れてしまうのも納得。ナイスキャスティング。

お嬢様に一目ぼれして、彼女
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Daughters(2020年製作の映画)

4.1

二人がカップルじゃないところが好き。ひたすらルームメイト。ひたすら友達。妊娠・出産・子育てやそれに伴う生活や仕事の激変とか、そういう大変なことを“ただの友情”で乗り越えていくのが痛快だった。

ケンカ
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蒲田前奏曲(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

事前のふれこみほど、女性の生きづらさに迫ってはいないかなと感じた。これは良くも悪くも。見る人を選ばない映画になっているかわり、食い足りなさは感じるかも。

蒲田マチ子という一人の女優がいろんな立場で登
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

4.0

成田凌くん演じる今ヶ瀬がめんどくさかわいめんどくさい。大倉忠義さん、なんかとてもハマリ役だった気がする。無味無臭のイケメン。自分が本当にどうしたいかっていうより、「こういう感じが妥当でしょ?」っていう>>続きを読む

妖怪人間ベラ(2020年製作の映画)

2.0

楽しむ道を最後まで見つけられなかった。ホラーにしては怖がらせ方が昭和のお化け屋敷みたいだし、それならそれでC級感で笑いの方向にもっていくこともできそうだったけど笑わせてももらえないし、妖怪人間の話って>>続きを読む

人数の町(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

うさんくさい「町」のうさんくささが面白くて、途中からどんな暗黒面を見せてくれるんだろうってわくわくしてたんだけど、誰もが政治に関心がなくて、誰もが他人に興味を持てなくて、誰もが絶賛もバッシングも簡単に>>続きを読む

宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

4.4

わー、これは好きな映画。空から見た夜の住宅街とか、色とりどりの屋根やねを一望するカットとか、クラゲの水槽前とか、画面が綺麗。星ばあの衣装や赤い水筒もよかったな。あとなぜか途中、景観にはジャマなはずの電>>続きを読む

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

このジョニー・デップ、いいなあ。退廃ムードをまといつつ大人のかわいげと色気があって、こりゃモテてしょうがないわ。ちなみに観客にもモテまくり。私が行ったのは平日の午前の上映だったけど、小さな劇場で客席を>>続きを読む

青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

『何者』を好きな人はこれも好きだと思う。綺麗なところに共感するのではなく、気まずさや恥ずかしさや息苦しさに共感する映画。

吉沢亮さんは「一度死んでみた」のコミカルなお芝居もよかったし、本作の暗く湿っ
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(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

あまりに有名な曲だし、人と人との絆を礼賛する詞なので、それを題材に映画っていうと、つい斜めに見たい気分も出ちゃうけど、これはまったく、バカにしたもんじゃないなと思った。いい歌じゃん。そして、いいお話じ>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

最高に楽しくすがすがしい2時間だった。高橋尚子みたいになっちゃった。誰のことも否定しない、本当の意味で明るい映画だった。地味でこじらせてて友達が少ない人を主人公にした映画っていっぱいあるけど、その場合>>続きを読む

ジョーンの秘密(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ジュディ・デンチの凄みが効いてるなあ。最後の表情とか、彼女の感情の内訳は推し測れないけど怖かった。

原子爆弾の研究開発に携わる女性が、こんなにうぶくて惚れっぽくて客観に主観を優先させる性格なのは怖い
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.3

木曜日にヒューマントラストシネマ渋谷での上映が終わるっていうので滑り込みで観た。感想書いてる今日が日曜日。難しかったんだよな。私が住む街にはホームレスの人の段ボールの家もあるし、今ちょうど宮下公園の管>>続きを読む

海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

サメが出てくるたびに座席の上でびくっとした。同じ列に誰も座ってなくてよかった。自分も海底に潜り込んだ一人になったかのような一人称っぽいカメラワークで、心拍が上がる上がる。怖かった。

安全圏まで逃げお
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ストレンジ・フィーリング アリスのエッチな青春白書(2019年製作の映画)

3.2

明るくてバカなコメディだと思って観たけど、特に明るくなく、さほど笑えず、かといって代わりに何があるかというと難しい、そんな映画。青春のジタバタ感はあったかな。パソコンのモニターがデカいCRTで携帯電話>>続きを読む

君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。誰かが誰かのことを思っていたり思うようになったりする、ほぼそれだけで映画が出来ていて、それでこんなに魅力的なのかって、そのことにもまた感動する。

映画っぽくしてやろうとか、はたまた関西の
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ブリット=マリーの幸せなひとりだち(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

好きなタイプの映画なんだけど、なんか惜しいと思ってしまった。ブリット=マリーのお母さんが毒親っぽいのとか、バンクの心境の変化とか、スヴェンがブリット=マリーを好きになる心の動きとか、ブリット=マリーの>>続きを読む

コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.9

女性が女性を助けるストーリーは大好物。ビーチでダー子がコックリに語るシーンは、他の誰かに扮したものじゃなく、ガチのダー子だったのかな。ダー子が素の状態でまじめに話すシーンって、シリーズを通してほとんど>>続きを読む

ライド・ライク・ア・ガール(2019年製作の映画)

4.0

今年観た映画のなかで、爽快さ、気持ち良さでいうと一番かも。観る前から結末が分かっていても、興奮で拳を握るし、体が熱くなる。レースの撮り方いいな。蹄の音とか暴力的なスピードとか隣り合う騎手の罵声とか、テ>>続きを読む

チア・アップ!(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

わりと好きな映画に違いないと思って観に行ったんだけど、「わりと」なんてレベルじゃなくて大好きだった。ダイアン・キートンが「イエア!」の顔でお尻ふりふりして踊るのかわいすぎる。

予告だとチームの話に見
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劇場(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

山崎賢人さんがキラキラ感を殺して演じているのが新鮮。役と彼との間に違和感がなく、ちゃんと(?)又吉に見えた。松岡茉優さんは以前から上手な人だと思っていたけど、こういう役もいけるのは初めて知ったかも。ザ>>続きを読む

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.7

音楽がもたらす喜びって古今東西、不変で普遍だと思った。ブルース・スプリングスティーンを知らなくても大丈夫。歌詞をちゃんと聴いて天啓にうたれたみたいにシビれちゃうとか、誰かと同じ曲を歌っているうちに一つ>>続きを読む

お名前はアドルフ?(2018年製作の映画)

3.2

もっとヒトラーが関係してくる話かと思いきや、そうでもなくて、気楽に見られた。おしゃれな言い回しもあるし、笑えるところもある。

ただ、なんていうか、もうちょっと愛らしいおじさんおばさんでやり合ってほし
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グッド・ワイフ(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

80年代メキシコで起きた経済危機の余波をまともに食らうセレブ妻の話。栄華の日々は冒頭に一瞬しか描かれず、あとはノンストップで没落していく。すごい角度で落ちていくので、ほとんど絶叫コースター。

セレブ
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.8

どっぷり病んでぬめぬめと腐敗臭のする秋子を、なんの言い訳もつけないで描いたのが、映画にしかできないことで、よかったなあと思う。長澤さんはまた「脱がなかった」って言われそうだけど、脱いだ脱がない関係なし>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.3

ウディ・アレン御大の映画を私は、一秒も居眠りせずに最後まで観られたためしがない……。映画に出てくる人って普通はなんらか切実だけど、彼が作る映画の登場人物みんな軽いというか、よくいえば軽やかというか、そ>>続きを読む

オーバー・ザ・リミット(2017年製作の映画)

3.9

ドキュメンタリーもたまには見るもんだ。面白い。新体操のロシア代表選手・リタ(マルガリータ・マムーン)のリオ五輪までの軌跡を追った作品なんだけど、まあ過酷。リタは日常的に、コーチとヘッドコーチからの叱責>>続きを読む

ワイルド・ローズ(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ジェシー・バックリーは『ジュディ 虹の彼方に』で好きになり、『ドクター・ドリトル』は出番が少なかったけどやっぱりいいなと思って、この『ワイルド・ローズ』。前の2作と似ない役で、映画の思いきり最初の方で>>続きを読む

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.3

思うんだけど、やっぱり中小型の哺乳類が最高にかわいいことない? リスやキツネが出てくるとテンションが上がった。リスは申し訳ないけど瀕死のときこそ可憐だったな。キツネはマリオン・コティヤールの声がかっこ>>続きを読む

水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

これは着地のしかたが好み。厄介ごとがうまく片付いてハッピーエンドです、っていうことじゃなく、他人から見て妥当かどうかはさておき、主人公が本当に幸せを感じられる結末で、迷わず拍手できる。思ったより、人の>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

前評判にたがわぬ面白さ。それに芸術性も。中学2年生の少女・ウニが主人公で、一人称的に切り取られていく日常は辛いことのオンパレード。そのじわじわ悲しい出来事たちも見ごたえがあるんだけど、最後には、そんな>>続きを読む

未成年(2019年製作の映画)

3.4

なんでこのオッサンを美女二人で取り合わなアカンねん!と言いたくなるけど、まあそれは言うまい(言ってる)。刺激的な場面を放り込んでくるタイミングがよくて、その器用な造りも含めて、テレビドラマっぽい印象を>>続きを読む

許された子どもたち(2019年製作の映画)

4.1

まったく“逃がしてくれない”んだな、と思った。わずか13歳にして同級生を殺してしまった少年に、被害者遺族の憎しみと世間の非難(というか非難に乗じたバッシング遊び)と、何より自分自身の罪悪感が、どこまで>>続きを読む

ハリエット(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

シンシア・エリボの歌が最高。ミュージカル出身の女優さんということで、もっと高らかに歌い上げる調子なのかなと思っていたけど、朗々と地面をしっかり伝って染み通ってくるような歌声だった。心に残る。

ただ、
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

美しい映画だった。何が美しいってキャストは美形ぞろいだし、衣装、建物、音楽、セリフ、そして画面全体、映像そのもの。買い手(読者)のせいにしてやたら堂々と女性を差別する編集者に会う出版社さえ内装が爆イケ>>続きを読む

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

オンライン上映会で鑑賞。面白かった~。上田さんは相変わらず、ものすごい力(タイムマシンとか超能力とか)をくだらないことに使う天才だなー。地球をめぐる攻防戦なんかには決してならない、ちんまりしたお話が愛>>続きを読む