Yoshmonさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Yoshmon

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夢みる小学校(2021年製作の映画)

4.0

「きのくに子どもの村学園」という、一風変わった小学校にスポットを当てたドキュメンタリー。

その小学校では宿題がない、テストがない、先生もいない、通知表もない、生徒各自がやりたいことをやる学校。

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毛虫のボロ(2018年製作の映画)

3.8

やどさがしに引き続いての、音声音響の全てを人の声で演出するスタイル。

やどさかしを初めて観た時は、その斬新さ、ものづくりと同じような創意工夫の面白みにも通じる興味が膨らんだ。

2作目ともなると、ち
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.7

The 英国のエンタメ作品。

紳士で上品な気品と、時のお限品な演出を織り交ぜるのがキングスマンならでは。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.3

なんだか既視感あるストーリー設定だなと思ったら、リメイクだったのか。

リメイク作品はオリジナルに敬意を払いつつ、オリジナルを超えた作品にならないといけない責務?があって簡単なようで難しい気がする。
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THE RESCUE 奇跡を起こした者たち/ザ・レスキュー タイ洞窟救出の奇跡(2021年製作の映画)

4.0

タイのような暑い土地では、洞窟は涼める格好の場所なのだろうな。
僕自身も夏場に洞窟行くこともある。

何ともなく、当時もオンタイムでニュースで流されその一部始終は耳目に入ってきたけど、そこに特別な意識
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.9

鑑賞した日の気分か体調か。。あまり集中して鑑賞出来なかったのでもう一度観たい。

ウエス・アンダーソンの作品全般好きだけど、ストップモーションアニメーションで描かれるウエス・アンダーソンの世界の方が個
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こんにちは、私のお母さん(2021年製作の映画)

3.8

母娘の普遍的な愛情。

何をやってもうまく行かない娘は、若かりし母の生きる時代にタイムスリップ。そこで未来の母親に何が何でも幸せになってもらおうと奮闘するお話。

コメディタッチなストーリー展開に、終
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シチリアを征服したクマ王国の物語(2019年製作の映画)

3.6

利権が絡めばくまさんも、人間らしくみにくくなる。
現実のとある政権を揶揄したおはなし。

アニメーションだもの。子どもでも分かるよう噛み砕いたストーリーに演出。

問題提起に対して単純すぎて、年齢的に
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.4

これまでのシリーズ作品を観てきた人にこそ楽しめる工夫や配慮がマーベルは素晴らしい。
アメコミを原作にしているだけあって、コミックを読み進めていく感覚そのもの。

もっと言えば
点と点が繋がっていく展開
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くじらとり(2001年製作の映画)

3.6

子どもたちの想像力の豊かさから、
展開される壮大なごっこ遊び。

アニメやヒーローの世界観に没頭したり、
秘密基地を作ったり、
昔を思い出す。

何よりひとつの世界観や設定を共有出来るのって子どもにし
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たからさがし(2011年製作の映画)

3.6

ウサギと人間の少年たちの、
健気な競争にのほほん。

画風とか普段のジブリとは少し違って新鮮。

一息、気分転換になる作品。

水グモもんもん(2006年製作の映画)

3.7

水グモモンモンくんと、
アメンボ嬢のひと時のロマンス。

クラシック音楽に乗りながら、
踊るシーンが印象的。

とてもシンプル。

子どもの想像力を膨らませてくれる。

パン種とタマゴ姫(2010年製作の映画)

4.0

『星をかった日』に次ぐ、2番目に好きな作品かな。

手の込んだ作画や構想が、たった10分ほどのストーリーに詰まってる。

セリフはなく、解釈を観る人に委ねる宮崎駿監督らしさ。

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

4.1

事実ベースでもあるストーリーの展開に引き込まれた。

最初は身内の知り合いだからという理由で、環境弁護士として問題解決のお手伝い。と思っていたら調査を進めるうちに問題の根源の根深さと深刻さが浮き彫りに
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マイクロプラスチック・ストーリー 〜僕らが作る2050年〜(2019年製作の映画)

4.0

アップリンク吉祥寺にて、日本語吹替版にて鑑賞。

どこまで子どもたちの意志による行動だろう、とも思ったけれど子どもたちにきちんと考えさせて彼らの意見と働きかけや行動を最大限サポートに尽力する周りの大人
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GUNDA/グンダ(2020年製作の映画)

3.6

家畜こそ地球上でもっとも惨めな命。
一つの命として尊ばれていない命。
そんな風に見えた。

普段サステナビリティを考えると、仕事柄もあって脱炭素など地球環境へ思考が向くのだけれど、アニマルウェルフェア
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.9

なんとも豪勢な俳優陣で、
なんとも人間の滑稽で醜い部分を、軽いノリで進めていくストーリー。

笑えるけど笑えない。
軽いけど、本当は軽くない。

そんなお話。

さすがにリアルな大統領やその側近にいる
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.7

むむむ、上質な作品であることは間違いないと思う。けれど個人的にははまらなかった。

変哲のないとある家庭で起きたこと。
それを淡々と流してる。
そんな印象を受けてしまったかな。

カウボーイ兄と、その
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カラミティ(2020年製作の映画)

3.8

アメリカの女性ガンマンとなったマーサ・ジェーン・キャナリーの子どもの頃を描いた作品。

文化風習という名のステレオタイプが根底にある社会に、女性らしく生きることを求められながらも、自分らしく自由に生き
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西の魔女が死んだ(2008年製作の映画)

3.7

数年前に原作を読んでいたけど、あまり詳細なストーリーを思い出さないまま鑑賞。

「魔女」というフィクショナルに感じる設定はあくまでお婆ちゃんが不登校の孫娘に対して魔女になるための特訓という名目で、規律
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

意外と高評価な作品。
アップリンクではなぜか3列しかないミニミニシアターでの鑑賞。

このジョナサン・ラーソンの作品に触れたことなく、この作品を観て俄然興味湧いた。今度、「レント」を映画で、そして実際
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

4.0

「やさしい嘘」。
それが「弱い者の嘘」になり、最後に「勇気ある真実」へ。

ハッピーエンドにすれば、もっと大衆に好まれる作品になったろうに。
そこをあえて異なるエンディングにするところに制作者側の想い
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Our Friend/アワー・フレンド(2019年製作の映画)

4.0

実話ベースのお話。

友情って良い。
改めてそう感じさせてくれる。

仕事仲間ニコルと、その旦那マット。
そしてその子供たち。

妻ニコルが癌に罹り、大切な友人一家を支えるために彼らの家に居候しながら
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.2

不思議な作品。

縦軸も横軸も(時間軸も、地理的にも)広く地球を観られる大きなスケールと演出。
それを一際感じさせてくれたのはボリウッド的演出。

アヴェンジャーズシリーズのその後を描く、マーベルコミ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

映画史上でも有名なDUNE。
恥ずかしながら今回初見。

比較対象はないけど、壮大な砂漠の映像と、ハンス・ジマーの彩る音楽で楽しむ一作目だったかな。

ずいぶん未来の何処かの惑星を舞台にしているけど、
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.2

『正義は勝つ』

それもそのはず、勝った者が正義なのだから。

事実が立証出来ない限りは仕方のないことだけど、命を賭して決闘で「正しさ」が立証される。いかにも人間的。

当事者3人のそれぞれの『真実』
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.8

コロナになってから、暇潰しに新作を以前にもまして積極的に観に行った。

前作を観ずに、いきなり続編を観た作品の一つ。

何気に007シリーズそのものを観たのが、初めて。

アクション映画の王道としてエ
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.1

同じ場所へ行き、同じやりとりをする、
毎日の繰り返し。

この映画ではモブキャラが主人公で、
自分の意思で生きることに果敢に挑む。
ゲームの世界にいなくても自分も日々の繰り返しを生きてる時があるのでは
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素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

4.0

ブリー・ラーソンがナレーターを務めるきのこ(菌類)を追ったドキュメンタリー作品。

菌類の世界の広さと奥深さ。

キノコとは我々の目に見える菌類のごく一部の種類。
土中に菌糸を張り巡らせて樹木の栄養や
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ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

4.2

ドキュメンタリーと思って観始めたら、ドラマ仕立ての作品だった。

幸福の国と呼ばれるブータン。クルマや交通機関では辿り着くことの出来ない山奥の僻地にある集落で、オーストラリアで生きることを夢見る青年が
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薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

4.1

社会の構造が、国民の為に機能していない一例を見せてくれる。
むしろ利権が絡む一部のグローバル企業や政治家など、持つものが更に富み、持たざる者が更に苦しむことになる資本主義の功罪を見せつける。

資本主
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.0

ディズニーにかかれば悪役だって、魅力ある主人公としてオーディエンスを味方につける。

ジョーカーのような悪に染まるきっかけと一部始終を見せてくれるものではない。そこがディズニーらしさ。

ストーリー自
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.1

数年前の東京都写真美術館にてユージーン・スミスの作品展を観に行ったことがあったけど、そのことをすっかり忘れたまま鑑賞。
作中の冒頭に出てくる彼の作品を見て「あれ?」とようやく気がついた。

彼の主要な
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祈り 幻に長崎を想う刻(とき)(2020年製作の映画)

3.6

戦時中・戦後を舞台にしたカトリック教徒として長崎に生きた人々のお話。
映画というより観劇を映像にしたような、夜のNHKで放映されていそうな作風。それもそのはず長崎原爆で倒壊した浦上天主堂遺構の取り壊し
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.0

ニューヨークは「ワシントンハイツ」という実在の移民コミュニティのある街を舞台にしたミュージカル作品。

個人的になかなか馴染みのない南米な明るい空気感とテンポに、ニューヨークを組み合わせたこれまで観た
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白蛇:縁起(2019年製作の映画)

3.8

中国は本場をミミックするビジネスから、追いつけ追い越せでいつの間にか本物を超えるようなクオリティを見せてくる。ITやモノづくりだけでなく映画でも。

本作はCGアニメーション。作風はどことなくディズニ
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