Yoshmonさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Yoshmon

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ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

3.5

コミュニティにおける図書館の社会的役割を、改めて学ぶことができた。

ネットの台頭によるペーパーレス化と図書館というファシリティの持つ意義の変化。

元々は職業の分け隔て、収入の良し悪し関係なくコミュ
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天気の子(2019年製作の映画)

3.7

アニメーションだからこそ表現できる描写とストーリー。

いたってシンプルな構成。

新海誠監督作品はこれで3作目だけど、
ストーリーより映像を楽しむための作品という印象がある。

日本の文化や歴史が垣
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

4.0

"アニメも実写も超えた、超実写版"を謳う作品。

IMAXで聴く、迫力満点の王者の咆哮。

確かに映像技術の凄みを目の当たりにした。

実際に野生動物を撮影した上で、あの映像を作り出しているそうで、ま
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風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

3.9

名ばかりの民主政治に国は覆われ、
権力者の私利私欲は国民の空腹は満たすことを知らない。

ゼロからイチを生み出すことの、
そして変化を促すことの
困難さと大切さ。

教育の重要性。

好奇心と家族への
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ディリリとパリの時間旅行(2018年製作の映画)

4.0

動く絵本を通して、味わう西洋美術。
て感じの作品。

他の人の指摘の通り、邦題が誤解を与えてる。
時間の旅は特になくて、その当時のパリが描かれてるだけ。

ニューカレドニアからやってきたディリリと、正
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.6

鑑賞した時の自分のコンディションも関係してるかもだけども、取り上げる問題(視点)が抽象的で、哲学的で伝わるべきものが何なのか反芻出来ないまま終わってしまった。

絵の描写やタッチ、表現の仕方が他の作品
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.2

とても集中して魅入って鑑賞できた。
映画館で観たかった。

厳しさと優しさの両方を持つ人に惹かれてしまう笑。
その厳しさも、その優しさも相手を慮る愛からくるものだから。

無骨で、でも仕事にひたむきで
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シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

4.0

ボリウッド映画って、ベタ。
ベタだけど安心感のある感動をもらえる。

だから尺が長くてもさほど疲れないし、
逆に観終わった後に元気になれるエネルギーになる。

アーミル・カーン手がける作品なら尚更。
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.4

リサーチに3年の歳月をかけて、自身が目にして経験した事実を、ストーリーに織り込んだフィクション作品。

主役の少年ゼインを始めほとんどの出演者が、役柄に近しい境遇で実際に生活している人たち。

フィク
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アルファ 帰還(かえ)りし者たち(2018年製作の映画)

3.7

こういうの好き。

服装衣装や髪型、自然の描き方や動物の挙動とか、どこまで史実に忠実に描いているかは違和感を感じるくらいには疑問を抱く。

でも20000年前の地球の姿を想像しながら見るのは愉しい。
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.1

いろいろ共感できるところが多く、
この種の映画としては一部始終、集中して引き込まれて観ることができた。

僕は主人公よりも年上だけれども、未婚で子どもはいない身としてはいきなり子どもの後見人になるなど
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パドマーワト 女神の誕生(2018年製作の映画)

3.8

インド映画としては、かなり久しぶりに人並みの普通の登場人物、王を見た気がする。

主役はパドマーワト。元々は小国の王女として生きていた絶世の美女。

彼女が嫁いだ先のメーワール王国に、
彼女の美貌を嗅
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ガラスの城の約束(2017年製作の映画)

3.5

うーん、、
あまり共感もできなく、面白みはなかったのが正直。

もっと子どもながらの夢を追い続ける親に、連れられて生きてきた関係なのかと鑑賞前は思っていたけれど違った。

アルコール中毒の父親に、その
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.8

子どもの頃に観て受ける印象と
大人になってから観て受ける印象は違う。

それを考慮しても、やはり4作目など作るべきでなかった。

ディズニーは子どもの夢や想像を豊かにすることを助けてこそ、ディズニーだ
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.9

アヴェンジャーズのネクストジェネレーションを担うヒーロー。

その一歩を見せてもらった。

でもニック・フューリーは変わらず出演。

MCUらしさのひとつ、
シリーズとして順々に作品を観ていてこそ楽し
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

樹木希林さん特集二本立てで、
モリのいる場所との鑑賞。

やりたいことの見つからない、若い女性の日々。

定まらぬ日常に、一つ一つ、一挙手一投足の所作全て定められた茶道。

型に慣れていく内に、心と体
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.9

樹木希林さん特集二本立てで、
日日是好日との鑑賞。

30年近く家の外側の世界に関わらず、
緑豊かな庭でひたすら動植物の小さな命の営みを見つめるモリ。

そんな生活が出来るのは芸術家として社会に認知さ
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タッカー(1988年製作の映画)

4.2

初めてこの作品を見たのは10年前のカナダ留学時代。

リーダーシップ論でこの映画を見た後リーダーシップの分析レポートを書いて、後はひたすら議論する講義。

帰国後、見直したいと思って探したら日本にはD
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アラジン(2019年製作の映画)

4.3

少し前に公開されていたダンボ実写版が、個人的には少し残念な出来だったのでこちらはスルーしようと思ってたけれど、周りの皆さんの評判がとても良いので鑑賞。

なるほど、確かに。
観てよかった。

賑やかさ
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リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

3.8

韓国版リトル・フォレスト、鑑賞。

日本オリジナルのリトルフォレストと重なるオープニング。

ただ全体的にヒューマンドラマに焦点を置いて、食べることは作品の装飾に過ぎない印象。

"生きるために食べる
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.0

強い光と大きな音に疲れた。

日本へのリスペクトも感じるつくり。

子どもの頃、観ていたはずだけどほぼ記憶に残っていないゴジラと怪獣たち。

メカゴジラとかがいたのは覚えてるけど。

そしてハリウッド
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.2

沈黙。

"しない"、をする。

それを受動的と捉えるのは、なんて浅はかなことか。

一見、子供のいたずらか思春期の反抗に過ぎないだんまりが、深刻な運命をもたらす当時の東ドイツの窮屈な社会構造。

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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

4.0

RBGに引き続き、こちらを鑑賞。

ドキュメンタリーとして一つ一つの史実を客観的に追っていったRBG。

一方でこちらはルース・ベイダー・ギンズバーグのLawyerとしての階段を歩み始める、そのとてつ
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RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

3.9

フェリシティ・ジョーンズ演じるルース・ベイダー・ギンズバーグ(ビリーブ)とご本人出演の本作とどちらから観ようか迷ったけど、こちらから鑑賞。

女性だからという理由で思うようなキャリアを進めず、しかし彼
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

目黒シネマにて"あん"との二本立て鑑賞。

方々で評価の高い本作、ようやく鑑賞。

一つの家族でいて、
実はそれぞれの都合により集っていて、
一つの幸せな家族として機能する。

そう見せかけて、しかし
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あん(2015年製作の映画)

4.2

目黒シネマにて万引き家族との二本立てで鑑賞。

希林さんが何より存在感を放っていて素晴らしい。

万引き家族でも出演していた希林さんと比較してみて、もちろん役柄が異なるので演じ分けているけれど希林さん
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.7

ヒーロー映画というよりギャグ映画と呼ぶべき軽めの作品。

マーベルと比較されて、暗めの作風として評価されているDCコミックの、流れを変えるために一石を投じた作品かもしれない。

子供が大人のサイズにな
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.8

黒幕は早い段階から勘づいてしまったけど、思いのほか楽しめた。

ポケモンが動くぬいぐるみみたいで、もうちょっと描写に一工夫して欲しかったかな。

でもミュウツーが実は良いキャラだったのは良かった。
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

まさに集大成。

MCUシリーズのこれまでの作品をかいつまみながらリフレクトするストーリー展開。

クライマックスで総結集するヒーローと仲間たち。
一部、誰だっけ?てキャラもいたのは事実😂だけど熱くな
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芳華-Youth-(2017年製作の映画)

4.0

記憶に残っていないから、きっと本作が初めての中国の青春映画かもしれない。

アジア人は綺麗。

社会主義の中国であそこまで積極的に恋愛がされていたのか少し疑問ではある。

いつの時代でもどこでも組織と
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.8

日常の生活を長尺に切り取った作品。

淡々と抑揚もなく何かしらのゴールも追わずに、流れる映像の連続を見るのは少し苦手。

この作品では家政婦の若い女性を中心に、不幸な状況に沈んでいく様が描かれていて、
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.9

改築後のBUNKAMURAのル・シネマにて鑑賞。

ル・シネマ時代は何も変わらなかったんだね。

1980年代に実際に起こった事件に着想を得て、作られた寓話ストーリー。

時代に取り残され、
時代に取
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ダンボ(2019年製作の映画)

3.5

うーん、、せっかくティム・バートンという自身の個性を発揮している監督を起用したのであれば、もっと彼らしい作風を期待したのが正直。

良くも悪くも、当たりも障りもないディズニーの古典作品ダンボ原作の空気
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やさしい本泥棒(2013年製作の映画)

4.0

“Maybe, you had to.”
“きっと、気持ちが溢れたんだ。“

作中で何度か耳にした、義父役ジェフリー・ラッシュの台詞の和訳のセンスが好き。

この世界で起こることを、善悪の二択に分けら
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イップ・マン外伝 マスターZ(2018年製作の映画)

4.0

何気に気に入っているイップ・マン シリーズ。

もともとは世界的有名人ジャッキー・チェンの師匠でもあったイップ・マンという人物に焦点をあてたシリーズ作品。

生きた時代が日本による中国大陸への侵攻や、
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.8

海外からやってきた祖母
祖母と日本人の祖父との間に生まれた母親
その母親から生まれたクォーターの孤独な女の子が主人公。

時を超えて、現実と幻想(記憶)の間で金髪の白人少女に出逢い、家族との繋がりを知
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