Yuiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.6

いい感じのコメディと、いい感じのダークがコンテンツとしてとても丁度いい
気楽に見られて、あのアトラクションを乗ったことある人なら絶対に楽しめるようになっていた

映画館ではなくて配信でいいかなぁって感
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.4

ハリーポッターシリーズに出てくるいろんな人の若い頃が見られるのはやっぱりわくわくする

秘密というか、彼が人に打ち明けないことが誓い以外にもありそうな感じ
全体のストーリーとしてはまあまあかな。
すこ
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.8

物語の始まりを一番最後に持ってくるのはずるいなぁ

なんだかずっと不穏な雰囲気の中、打ち解けていく2人がただただ綺麗だった
今作は雪に落ちる血がすごくよく映えた

これまでの作品ほどアクションシーンが
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A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー(2014年製作の映画)

3.5

個人的に、天気が悪い日の休日に飲むコーヒーが一番美味しいと思っている

低賃金や労働環境の観点から話題になるコーヒー
ただ、そういうところばかり取り上げずに、美味しいコーヒーをきちんとそれなりのお金を
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.9

また一段と序盤からアクションシーンの見応えが上がってる
真剣佑が最後まで本当に素晴らしくて
縁との決着シーン、音楽を流さず彼らが出す音だけにしたのは正解すぎて、没入感が最高でした

間違いなく日本のア
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.6

少し前部分が長いように感じたかな、いわゆるインディらしさが出てくるのは洞窟以降
ハリソン・フォードがだいぶおじいちゃんで見てるこちら側が心配になるけれど、あのハットにあの鞭を持っている姿を見ると無条件
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

何か特別な意味を持つイベントを共有した"友情"ってすごく不思議
キャラクターも家庭も違う4人が2日間の冒険に出る
12歳の無謀さがなんだかすごく綺麗だった

多分それぞれ傷を抱えていて、ふざけて罵り合
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.5

ネタバレまでのテンポ感が良い
簡単な謎解きではなく、少し捻りが加えられているから最後まで楽しめた

コロナ禍真っ只中の時代背景もあと何年かしたら新鮮に見えるんだろうな
「全員が恨みを持ってました、全員
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聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

3.2

この国に昔からあった強い階級制度を思うと、この食事風景がどれだけ素晴らしいものかわかる
彼らの基盤には宗教があってその上に生きていくための営みがあるようで
社会の資料としてはとても面白いけれど、違う惑
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.9

前提として、私はミュージカル映画が苦手。vol.2

実際にいた人が主人公らしいけれど、これだけ歌って踊ってはいなかっただろうに
今回気づいたのは、ミュージカル要素が劇中のパフォーマンスとして入ってる
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.3

真剣に見ていたらとても正気を保てないほどにシュールで奇妙な世界観だった
あの2人の適応力の高さに戸惑いながら、取り合えずクーとキューさえ使えていれば大丈夫そう

あとはマッチを常備していれば

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

2.4

前提として、私はミュージカル映画が苦手。
なんで苦手かを言語化するために見る。

カメラワークとか全体的に彩度高めの画面とかはオシャレだなと。
ライアン・ゴズリングの雰囲気はこれまでの彼の作品の中で一
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ファーザー・クリスマス(1991年製作の映画)

3.9

この絵本が大好きで。
寒がりなサンタが愛嬌たっぷりだし、素敵なんだよなぁ

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.6

サムもスージーもいわゆる"普通"の子じゃないけれどすごく魅力がある
現状をより自分達にとって良いものにするための手段が、子どもたちの方がストレートで感情に素直な行動をしているのに対して、大人たちはちょ
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.7

女子って最強なんだと思う
徹底的なラストとイカれ具合がスタントマン・マイクを優に超えすぎていて笑っちゃう
もう車の心配とかしてられないし、運転席がデスプルーフだとしても引きづり下ろしてしまえば問題ない
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

3.8

運命とか成り行きとかそういうものに流されて生きていくのも悪いことじゃない

選んでいるようで決まっているのかもしれないし、どっちかはわからないからとりあえずママみたいに死を恐れないで、生の一部として享
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アテナ(2022年製作の映画)

3.7

タイトルまでのワンカットがもう凄すぎて、よくこれをカット割らずに撮影しようと思ったよ。

革命の国フランスで、貧困の象徴である団地が舞台の"内戦"の1日
だいぶシリアスだし、ヘビー級ではあるけれどなん
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SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬(2018年製作の映画)

3.7

世界をフレームで見ている人だった
カメラマンと被写体の理想的な関係性が築かれていて、ポートレートの力強さってやっぱりこういう時に生まれるんだよね

福岡の直方出身らしいけれど、九州の人の雰囲気があまり
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.4

知らない土地で迷子同士の年の違う大人2人
お互いが何かを共有できて、一緒にいて心地よい

この2人みたいな関係ってすごく貴重だし大切だと思う。
最近は性別が違えば外からいろんな名前をつけられがちだけど
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.8

彼らのどうしようもない血の気の多さとか、危機管理能力があるのかないのか曖昧だし、総じて関わって幸せな時間は少なそうなのに魅力的に見えてしまう。罠だ。

逮捕されようと自分たちのプライドを守るような食事
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.7

いつものただの日常の中でどう自分の機嫌をとって良い時間にするか
ジャスミンがキュートでユーモアがあって、人として素敵すぎた

その人に合う環境って必ずしも出身地じゃないから面白いし、きちんと心地のいい
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.7

このアクションのスピード感とストーリーのはちゃめちゃ感が最高
ないものねだりじゃなく、今の自分が置かれた宇宙で何を大切にして誰とどう生きるか
幸せになりたいから一生懸命生き抜きましょう。

不意にふざ
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"Sr." ロバート・ダウニー・シニアの生涯(2022年製作の映画)

3.5

彼がJr.である姿が見られる

最後に父に言いたいことは、最後に息子に言いたいことは。
Sr.の作品にもしっかり触れたいと思った

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

5.0

歪だけど、とても深く強く、温かい、人が与えられる最上級の愛のかたちだった

最後のダンスがすごく鮮やかで、もらった愛をしっかり持って独り立ちする瞬間に感じた

彼らの一瞬一瞬が逞しくて美しくて
夜に舞
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.3

この作品はずるいなぁ、おもしろすぎるなぁ
コメディ要素たっぷりかと思えばしっかり涙腺を刺激してくる
あの漫画の内容も深すぎる

ボトムアップでタイムループを伝達する方法が社会人のやり方から外れていない
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マ・レイニーのブラックボトム(2020年製作の映画)

3.8

戯曲が元になっているらしく、それを彷彿とさせるシーンがだいぶ印象的だし彼らの悲痛な怒りを感じる
" ブルースは人生を語る手段 "なんだって。
圧倒的に味方がいなく、弱者であることが覆らない社会において
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.6

前半と後半でいい感じにストーリーの切り替えがあって上手くできてるなー
浮いてる演出が秀逸すぎて、どこかで真似したい
私も浮きたい

いろんなベネディクト・カンバーバッチが見れて満足だし、1人何役やって
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ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.5

ウェスアンダーソンの面白いところはリアルじゃないものをこの画面上で不自然なまでに馴染ませることだと思う
パントマイムのネズミ、人形のネズミ、人が即席で演じるネズミ
こんなにもいろいろやってるのに違和感
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(2023年製作の映画)

3.7

とてつもなくシンプルにそれでいて高度な演技力で表現できるシュールさ
この映画なのに舞台を見ているような世界に不思議な没入感があるのがウェス味だよな

こっち見て語るから、強制的に参加させられる感覚が終
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白鳥(2023年製作の映画)

3.5

長いセリフと長めのワンカットシーン
テンポ感の良さとこの連携にどれだけ時間がかかったんだろうなー

遊びの範疇を超えた暴力になってしまった子供の戯れをウェスアンダーソンが映像にするとこんな表現になるの
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E.T.(1982年製作の映画)

3.7

映画音楽の効果が最大限に発揮されている映画だなぁ
あくまでエリオットとE.T.の2人からぶらさず、2度と会えない友人との劇的な別れまで持っていってる。上手い。
いろんな側面から、映画史に残ると言われる
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.6

優生思想がここまで振り切ると流石に滑稽に見えてくる
本当に彼らが見た目の色だけで判断していることが明らかで
こんな歴史を一体いつまで引っ張り続けるんだろうって思う

群衆の中に突っ込む車の映像はなかな
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.2

ちょっと色々要素を詰め込みすぎた印象で
なんだかなぁ
SF感が強めになり、出てくる所謂悪役の人たちの思想が薄いのが気になる
結局コングもゴジラの光線の力が含まれたハンマー?を使って闘ってる時点でその勝
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.7

前に途中でやめてしまったのが嘘みたいに一気に見てしまった
トゥルーマンの置かれているこの状況が怖すぎて、ディストピアかと思ってしまったよ
番組の音楽が感動的なのも怖い

自分が生きてきた世界が本物じゃ
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.7

前作の動機があまりにもで見るのを迷っていたけれど、これは一作目に並ぶくらい面白かった
水の都で起こる奇怪な事件
時折挟まるホラー要素もあってハロウィンの時期に見たい映画

やっぱり人の強い思いは怖い
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.2

どんな状況下においても、自分を無くさずにいられるものは何か
アンディが壊れずに苦痛に立ち向かえたのは自分を信じてあげられたからだと思うし、どんな苦痛もやっぱり変えられないものはある
音楽が頭や心で聴け
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