Yumaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

5.0

いつもながら新作が早いU-NEXTで鑑賞。
映画館で見れなくて待ち侘びておりました。

見終わった直後で上手く言語化出来ないくらいに感動して、本当に全部の人に自信を持っておすすめ出来るとんでもない傑作
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ビッグ・ウェンズデー(1978年製作の映画)

4.1

前半、瑞々しい輝きを放つ青春時代を描く事で、時間の流れによって望むと望まざるとに関わらず、社会の一部に組み込まれていく変化を生々しく見せる表現は、それを経験したことがある大人、これから経験する子供たち>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

過去に書いたSAO評よろしく、TVアニメ版の感想を軽く含みつつのレビューを致します。
ちなみに原作コミックは読んでおりません。

作品に共通した本作の白眉として
1 テレビアニメ版の出だしの掴みが最高
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A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー(2014年製作の映画)

4.1

いちコーヒー好きとしいは大変面白いドキュメンタリーでした。
特にアフリカの豆の産地の様子を見られる機会なんてなかなかないですし、驚愕なのは水が一番大事といいながら充分な水を確保することが出来ないという
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イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

4.6

無敵のヒーロー、イップ師匠の晩年を描いた作品にして、ファン待望の最盛期のブルースリーと共演!
素人目には完コピと言えるほどにアクション、表情や仕草、そして顔の再現度が高い!
ドニーイェン先生は李小龍を
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仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

4.1

以下Wikipediaより抜粋

仁義なき戦いシリーズは、第四弾『仁義なき戦い 頂上作戦』で、誰がどう見ても完璧なエンディングを迎えたが、"映画は商品"と言い切る岡田茂東映社長が、みすみすヒットシリー
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仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

4.5

シリーズ4作目にして前作代理戦争の続編的な位置付けです。

まず、誰かマジで山守の親分しばいてやってくれ。の一言に尽きます。

時代は63年から64年頃、高度経済成長の初期の頃、市民生活の変化により暴
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仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

4.7

シリーズが敗戦直後から始まり帰還兵たちが徒党を組みだすところから始まり、シリーズ全作品のラストカットが原爆ドームの空撮で象徴的に終わる様に、このシリーズは大戦という戦争と、ヤクザ界の戦争を見事に対比さ>>続きを読む

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

5.0

シリーズ中一番好きかも。
千葉真一演じる大友親分がなんとアナーキズムに溢れ生き生きしていることか。

北大路欣也演じる主人公山中を見ていると、ホントに真面目さを腹黒い大人たちに利用されて、ものすごい勢
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.9

今更改めて感想というのもなかなか書きにくい作品ですが、不勉強ながら今はじめて鑑賞したので率直に思った事を書きます。

まず第一に映画作品として面白い!ということ。どれくらいかというと広島死闘編を含む完
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

5.0

最高のシリーズの最高傑作にしてこれ以上ない終わり方!
もともと大好きだった過去作全部の価値を3倍位に跳ね上げてくれました。
ランボーの心の中にあるトラウマ、葛藤をついに祖国アメリカ、文字通りホームグラ
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.8

ポケモンは初期のゲームをやったことがある、程度のリテラシーで鑑賞しました。

率直に結構面白かったです。

黒幕の正体含め別段驚く要素があるわけじゃないけど、最初にライムシティにポケモンがたくさんいる
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BLACKPINK ライトアップ・ザ・スカイ(2020年製作の映画)

4.1

ファンと言うほど詳しくはないし、メンバー構成も全然知らないけれど曲は結構好きで聴いている、と言うくらいの立場で見ました。

一人一人のメンバーについて基本からわかりやすく紹介してくれるのでライトユーザ
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悪人伝(2018年製作の映画)

4.6

自信を持っておすすめできる最高のマブリーエンタメ映画でした。

テロップだけ読んだらヤクザと刑事のタッグモノなんてありがちとか思われそうかもしれませんが、ありそうでなかなか見たことない展開が大量に用意
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

5.0

すごく良い!!!というのが率直な感想です。
およそ150年前に書かれた名作小説Little women若草物語をグレタガーウィグ監督が現代的なテーマで見事に表現し、主人公のジョーを演じるのはLady
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.7

最初に言っておきます。
見終わった後にどのような感想が生じるにせよ、あらゆる人に見てもらいたい作品です。
本当は原作小説を全部の人に読んで欲しいのですが、映画で見られるようになって圧倒的にハードルが下
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劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール(2017年製作の映画)

3.0

映画単体のレビューだけでなく、テレビアニメ版のレビューも含みますので少し長文になります。
Netflixで2020年9月15日現在配信されている25話×3シーズン+最新の21話の計96話を4日で死にか
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21世紀の資本(2017年製作の映画)

4.0

ずっと読もうと思ってて先延ばしになっていた有名な経済書のドキュメンタリー映画化
短時間で明確かつわかりやすく資本主義の歴史と言語について見せてくれるだけでなく、政治や経済に対するある一つの、但し極めて
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.1

不勉強ながら、この事件については全くと言っていいほど知識がなかったので、とくに偏見もなくフラットな立場で見ていたのですが、全員の証言に共通する事としては、みんながみんな自分だけを正当化する事しか言って>>続きを読む

ベスト・キッド3/最後の挑戦(1989年製作の映画)

3.2

2から繰り返しますが、お世辞にも良作とは言えない出来ですが、嫌いではないです。

敵方の親分さん、いろいろ金と手間かけて壮大に陰謀巡らす割には得たものって、ダニエル(子供)を特訓と称して痛がらせるだけ
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ベスト・キッド2(1986年製作の映画)

3.5

ダニエルとミヤギがミヤギの故郷沖縄で繰り広げるドラマ。

世間的な評価はあまり良くない印象ですが、個人的には割と好きです。

たしかに色々欠点は多いと思います。
前作より悪役に魅力がないのはその一つだ
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キスキス,バンバン(2005年製作の映画)

3.8

シェーンブラック監督の映画の描き方、基本的に好きっす。
職人気質な感じというか、派手さはないけどコツコツした感じとでも言いましょうか、イイ意味での90年代ハリウッド映画の色味がなんとも楽しい。
似た映
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悪のクロニクル(2015年製作の映画)

4.0

かなり振り回される面白いストーリー展開、めちゃめちゃ楽しめました。

伏線の付け方のお手本みたいな切れ味のイイ話運びと無理のない動機付けに引き込まれます。

個人的には”あの人”が負けるっていうのが一
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.6

この映像や音楽こそ映画館で体感したかった。彼我両陣営に多様なキャラクターが入り乱れて縦横無尽に暴れ回る様をとんでもなく手間をかけた独特のアニメーションで魅力的に見せてくれます。

ネガティブ面もないで
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下妻物語(2004年製作の映画)

4.2

人間の中の純粋だけに特化したスゴくピュアな映画、というのが率直な感想です。

純粋というのは社会だったり、家族だったり、友人だったり、そういうもの全部になんの遠慮もせずみんなが自分のしたい様にするとど
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

4.4

生きていて欲しい

言葉にするとなんとも安直なフレーズをここまでの劇薬にする演出だけでもただただ驚愕するばかりです。
事ほど左様にパンチの効いた良い台詞がとにかくぼかぼか出てくること、いちいち素敵です
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天気の子(2019年製作の映画)

3.8

まず率直に天気の描写、画力、街のキリトリ方が途方もなく凄いという事は間違いなく言えると思います。
今ちょうど梅雨明けしたばかりなので、先週位までに見てたら長雨の感じも相まってもっと感情移入出来たかもし
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守護教師(2018年製作の映画)

3.8

地方公権力 対 拳!
これはマ・ドンソク兄貴を見ながらニヤニヤする映画ための映画としか言いようがないっす。
兄貴素敵っす。
単に表情カッコいいヒーローではなく、なんかかわいいかったりもするっす。

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3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

2.7

前作さながらに、自分の好みには合いませんでした。
いや、一作の前半と後半で全く評価がかわります。

中盤まではセリフも演出もどれも芝居がかっていて、さらに台詞ではなく演技で説明して欲しいものを全部台詞
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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

1.9

得てして漫画や小説の実写映画化というのは辛口で評されがちですが、これもそういう、イチ原作ファンの妄言として書きます。映画楽しいと思った方は読まずにいて下さった方が宜しいかと思います。

以下、だめな理
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華氏 119(2018年製作の映画)

4.2

今更ですし、その間起こったことはある程度知ってるつもりだったから、それなりに覚悟はして鑑賞したつもりでした。

その上での感想ですが、想像を遥かに超えて酷い。
念のため誤解なき様に言いますが、映画が酷
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たまこラブストーリー(2014年製作の映画)

4.2

山田監督の作風好きです。
話の内容よりも語り口が最高
アニメ本編の時から思ってたけどカンナさん、ツボだわ。

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.8

再鑑賞しました。
Filmarksのレビューではちょいちょい言ってますが、山田尚子監督作品はどれもめちゃくちゃ好きにならざるを得ないのですが、本作もたまらなく好きです。山田尚子というか聲の形組ですね、
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劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ(2017年製作の映画)

4.0

前作のレビューには、部員全体を短い時間で紹介することで、一人ひとりには感情移入し難い作りになっていると書きました。これは決して悪い意味ではなくて、ドライな表現は全然嫌いじゃない、というかむしろ好きなん>>続きを読む

劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ(2016年製作の映画)

3.9

まず情景がとてもキレイでそれだけでも見る価値がある作品だとは思います。
TVアニメの編集劇場版ということでの評価としては、自分はテレビ版は見た事がない立場の感想としてですが、構成は全く違和感ないです。
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