天使ゆーすけさんの映画レビュー・感想・評価

天使ゆーすけ

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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

異世界転生やら仮想現実やらの話だったはずなのに,その後の世界やってどーすんの?いつものキャメロン爆発するの?って思ってたらまさにその通りで大勝利!大自然やら家族愛やら申し訳程度の言い訳で,ナイスなメカ>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

悔しい・・・けど,面白いって感じでしょうか.
アヴァンの古臭さで前作オマージュ全開でテンションMAXからのテレテテーテン♪だから間違いないと思わせてくれる.極超音速機とかドローンとか確かにやりたいのは
>>続きを読む

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

2.9

原作ありきで初登場キャラ出しまくりで,そもそも映画としての体をなしていない.にもかかわらず,そこそこの評価なのは実際の渋谷の街を再現したバトルと,季節外れのハロウィン,偽マフティー,DSSチョーカー的>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

3.3

あらゆる空戦軌道ものの原点となる作品.マクロスシリーズ然り,トップをねらえ以降の庵野作品然り,コピーを繰り返して実存さえおぼつかなくなったオリジナルがここにある.特撮すげーとかVFXとかすげーとかCG>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

私こそが語るべき映画であったと思うと同時に,当時リアルタイムでテレビシリーズを観られていない劣等感の境界上をおっかなびっくり歩いているうちに,レビューが遅くなりました.樋口組や庵野組の話になると一切の>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.8

どーせアニオタを的外れに描いたただのお仕事ものフォーマットの恋愛映画でしょって舐めてましたすみません.制作側のアニメ愛に溢れた正しい作品でしたごめんなさい.ちょいちょい入れてくる小ネタ,エヴァ好きが行>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

なんかタイトルが色々紛らわしくて損してる気がする控えめに言っても傑作映画.ホン・ギョンピョの空気感どころかキャラの心情さえレイアウトに落とし込む撮影と,種田陽平の繊細過ぎる美術が秀逸.登場人物全員メン>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.3

拘置所の面会室シーンに定評のある白石和彌監督作品.本作でその描写の極地に到達したと言っても過言ではないだろう.
しかしながら,白石映画として観た時に圧倒的に暴力・性描写が物足りない.原作モノなので脚本
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映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

大長編ドラえもんのリメイク作.過去のリメイク作ではオリジナルへの敬意を払いつつも独自の解釈で新しい作品へと昇華させており,大胆な改変は賛否あれどクリエイターの気概を感じられるものだった.そこで本作であ>>続きを読む

レミニセンス(2021年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

クリストファー・ノーランの弟の妻が監督という,もはや何の関係もないのに,あたかもノーラン映画スタッフが作ったかのような喧伝をされた結果,騙された人が観に行く映画.うっかりジョナサン・ノーランが脚本に関>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

何も考えずに観れれば楽しいんですかね?ゲーム内の描写だからわざと微妙にしてるとか言い訳されそうな酷いCG,同理由からか終始彩度の高い画作り,仮想世界と現実世界の描写のメリハリのなさ,気持ち悪い演出・キ>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

およそ四半世紀に亘り,人々の心を苛み続けてきた呪いからの解放.孤独で幼若な魂の救済.旧劇場版では,虚構に縋り現実を省みない観客を突き放す,暴力的な目覚まし方であったが,今作は女の子に手を取ってもらって>>続きを読む

樹海村(2021年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

清水崇による前作(といってもなんの繋がりもない)『犬鳴村』が何故かそこそこヒットしたようなのでシリーズ化されてしまった「村シリーズ」第二弾.富士の樹海に死に損なったモノが集まる村があるという都市伝説と>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.3

難解な描写・言動がリアルタイムで処理しきれない程の情報量が,斬新な映像とともに観客に強制的に入力される映画は,問答無用で面白いことを再認識させられる作品.アフォみたいに練り込まれたプロットと,時間遡行>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

安定のスタジオA24が放つジュブナイル・ストリート・カルチャー・ムービー.ボードで創った「A24」の文字から始まるOPに痺れる.先入観抜きで観ようとしてたら,ハイスコアガールみたいなサブカルモノだと思>>続きを読む

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

1.6

稚拙な脚本,無駄な演技,ダサい演出,下手な画作り!!!いっそギャグに振り切ればまだ観れたものをそこまで突き抜けることもできない中途半端な映画.一瞬たりとも怖いと思えず,結局アレはなんだったの?って謎も>>続きを読む

8日で死んだ怪獣の12日の物語(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

岩井俊二と樋口真嗣のテレワーク・コロナ・モノクロ・ムービー.主役が育てる怪獣(岩井俊二の作った紙粘土丸出しの塊)がどんどん変化していき,それを樋口真嗣がウルトラセブンネタで解説していくのだが,最終的に>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

 ドラえもん連載50周年記念作にして,大長編ドラえもん第1作『のび太の恐竜』のオマージュ作品.2006年のリメイク版が傑作であったにも関わらず,3作目を作ってしまう意欲作.ピー助が登場する以外見どころ>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

 愛着障害を拗らせた母親である主人公と,それに囚われ,他に居場所を見出せない息子の共依存関係を描いた毒親モノというよりは恋愛モノに近い,なかなか抉られる作品.主人公のメンヘラっぷりや,最終的に息子への>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

透明人間というか光学迷彩である.また,光の屈折や色味の違いといったヴィジュアル上の演出もなく,完全に何も映されないつまらない絵作りに終始する.しかも冒頭30分くらい透明人間が現れず,掴みも弱い.主人公>>続きを読む

紅の豚(1992年製作の映画)

4.3

飛行描写で他の追随を許さない宮崎駿による,満を持しての空戦モノ.デフォルメされた航空力学が,空気の流れをも描写しているかの様に見える作画は圧巻.原始共産主義を礼讃し,反戦主義者かつミリオタという罪業を>>続きを読む

ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

3.4

わざわざ,オッサンのちんぽ(勃ってない)を観る為にいったのだろうか,と思いたくなるくらい,本当に蛇足な部分が追加されただけのがっかりディレクターズ・エディション.特にグロシーンが追加されてるとか期待し>>続きを読む

アイアンマン(2008年製作の映画)

3.1

アイロン・マンでしょ?何がアイアン・マンだよ!!!???

メメント(2000年製作の映画)

4.0

クリストファー・ノーランの名を世に知らしめた傑作.脚本・設定が秀逸で,それらがサスペンション映画としての新規性を打ち出している.

火垂るの墓(1988年製作の映画)

4.2

冒頭のモノローグから一気に引き込まれる戦争アニメの傑作.豪華作画陣によって雄弁に描写される,戦中・戦後の人々の苦闘する様が見事という他ない.映画ポスターのダブルミーニング・細部まで詳細に完全再現された>>続きを読む

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.5

言わずと知れた宮崎映画の初期最高傑作.勘違いされがちだが,ジブリ映画ではない.本作の制作に辺り,根回しとして漫画作品を当人が執筆しているが,その序章のアニメ化に当たる.完全版/続編の制作を待望する声が>>続きを読む

アバター(2009年製作の映画)

4.1

キャメロン映画.なんやかんや語るべき点は多いのだが,やはりフェティシズムに溢れた火器描写の美しさが突出している.特に後半の飛行兵器同士が対向してロケットランチャーを乱れ打つシーンは傑作.マスター・スレ>>続きを読む

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

3.9

京アニが誇る人気テレビシリーズの完全続編劇場版.劇場版ということで,そもそも担保されていたテレビシリーズの良作画が一層洗練され,ナイスなキャラデザとともに不満のない作りとなっている.あすか先輩が出てく>>続きを読む

バッドボーイズ(1995年製作の映画)

3.4

何も考えずにヒャッホイできるマイケル・ベイによるハリウッド・アクション・バディもの.小難しいことを一切考えず,ただ映画を鑑賞してスッキリしたい時にオススメ.完全に褒め言葉である.以後シリーズ化され,延>>続きを読む

スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

メガネっ娘かわいい!メガネっ娘かわいい!メガネっ娘かわいい!!!
それだけで3点くらい与えたくなるギレルモ・デル・トロがプロデュースするガチンコホラームービー.ヤバすぎて禁書化されたが故に逆に流行って
>>続きを読む

Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.1

よく出来てはいるが,脚本に緩急がなく演技過多.最初っから最後までヒステリックに怒鳴りっぱなしのキャラクターしか出てこない.緊迫した現場の映画だからそれはそれで愉しめるのだが,もう少し観せ方を工夫して欲>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトル通り,月明かりに照らされ仄暗く光る黒人男性の美しい皮膚の蒼さが,全編通して透き通る,少年の成長譚.マル・トリートメントとイジメ,そして自らのセクシャリティに翻弄される少年が,踠き苦しみ抜いた先>>続きを読む

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

4.0

米林昌弘監督待望の三作目.組織解体された旧ジブリスタッフによる背景美術が美しく,魔法少女モノとして,魔法世界に足を踏み入れてゆく高揚感が存分に描かれている.ジブリや宮崎駿作品のパクリだの残滓だのという>>続きを読む

おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

3.9

高畑勲が田園風景を舞台に,その美しさと醜さを衒いなく描いた,過去と現実が交差する社会派自然懐古アニメーションの傑作.作品としての価値・評価は言うまでもなく高く与えられるべきだが,登場人物の心理描写や言>>続きを読む

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