ゆうたろうさんの映画レビュー・感想・評価

ゆうたろう

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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.9

連続する写真は男の記憶。一瞬一瞬は覚えているけど、途切れ途切れで錯綜している。それでも鮮明なのは彼女の姿。

アイ・オリジンズ(2014年製作の映画)

3.8

中々難しい科学と宗教の折り合いを見事につけてる。断定するのではなく、可能性を仄めかす程度だからこそ現実でも本当にあるかもと思えて、ヒロインのスピリチュアルな台詞がよりロマンチックに感じられる。

怒りのガンマン/銀山の大虐殺(1969年製作の映画)

3.8

マカロニ・ウェスタンの王道という感じ。普通に面白かった。
まず特筆すべきは回想シーン。蒸気の中に浮かぶガンマンのシルエット。陰影がはっきりするモノクロというのも本当にかっこいい。西部劇全体で見てもトッ
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.7

正直前半は非常にフラストレーションが溜まる。ガミガミずっと怒鳴っていたり、爆音で音楽を聴いていたり、ところ構わずピアノを弾いていたりととにかく登場人物の殆どにイライラさせられる。そしてそれは突飛な行動>>続きを読む

リンゴ・キッド(1966年製作の映画)

3.6

オープニングでキャラクターのテーマソングが流れるのはマカロニ・ウェスタンぽくて良いですよね。主人公は地金しか受け取らないとか、黄金銃が武器なのとかはユニークなキャラ付けがされてるんだけど、普通に良い人>>続きを読む

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.2

めっちゃ楽しいミュージカル。まず曲が良い。「キャラバンの到着」や「双児姉妹の歌」は名曲だし、それ以外の曲も映画を見終わった後もしっかりと耳に残る。
ミシェル・ルグラン本当に凄い。そしてしっかり音楽自体
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恋愛睡眠のすすめ(2005年製作の映画)

3.7

ミシェル・ゴンドリーお得意の夢の映像化が冒頭から楽しい。彼のセンス本当に好きですね。夢の持つ混沌さと幸福感を見事に演出してる。

とは言え今回の主人公はあまりにも夢に引っ張られてるし拗らせてるし、本当
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リオ・ブラボー(1959年製作の映画)

4.5

これぞ娯楽映画。社会派も良いけど、西部劇はやっぱりこうでなくちゃね。超面白かった。
まずキャラクターが魅力的。ジョン・フォード演じるチャンス保安官は勇敢で聡明、まさに理想のヒーロー。鉄板だけどやっぱり
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.9

旅の終わりが映画の終わりではない。あくまで長い人生の中の一つの出来事に過ぎない。でもきっとあの思い出はこの先ずっと残る。爽やかな後味。

夕陽のギャングたち(1971年製作の映画)

3.8

南北戦争というのがあくまで物語の背景に過ぎなかった「続・夕陽のガンマン」とは対照的に今作は二人の男がどんどん革命の中心に巻き込まれていく。
個人的に西部劇はミニマムな話が好きなんですけど、今作はあまり
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ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.6

ハエ男がきも怖いのはもちろん、徐々に人成らざるものへ近づいていくブランドルの様子が見物。高揚、恐怖、そして進化への欲望。そしてその複雑な心境がキチンと最後のハエ男からも感じ取れる。だから最後どうしよう>>続きを読む

スペシャリスト(1969年製作の映画)

3.7

ミステリー要素があったり、宝探しをしたりとストレートに娯楽に徹した西部劇。と思いきや後半はコルブッチらしいイヤな展開に。金と力に弱い町民たちとか保安官の顛末とか後味が悪すぎる。
最後の決闘、混沌とする
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ブリット(1968年製作の映画)

3.5

淡々と過ぎてく展開に乗れませんでしたね。ただ中盤のカーチェイスはやっぱり迫力あって楽しいし、エアポートで飛行機の下潜るのは驚きました。

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

3.9

「ドル箱三部作」第3作目。数人の男たちの話だった前作から物語の規模がスケールアップ。それに伴い上映時間も180分。長いとはあまり感じず、南北戦争時代の荒野を贅沢に堪能させてくれるという感じ。
中盤には
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フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(1966年製作の映画)

3.7

しっかり怪獣が怖い。水面からガイラが覗いてくるところだけで大満足。クライマックスも街を破壊しながらの対決はやっぱり楽しい。
中盤の畑の側に対怪獣兵器っていう画は日本らしくてかっこいいけど、些かあのパー
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.6

やっぱり今回も交わりそうで交わらない人たち。それにしてもトランクの運び方やTシャツの重ね着、ライターとジャームッシュのセンスが凄まじい。

心と体と(2017年製作の映画)

3.7

夢と淡々とした現実のギャップがもどかしい。でもだからこそそれが一致したラストに安堵する。腕を気にかける優しさと爽やかな朝。些細な描写だけどこの映画の結末として完璧。

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

ジム・ジャームッシュらしい気だるげな音楽にオフビートな会話がやっぱりたまらない。それでいて本筋は人との出会いについてを描く。
多くの場合がその場限りで大きな変化をもたらすことは少ない。しかし束の間でも
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ベルフラワー(2011年製作の映画)

3.7

汚ならしくて荒々しいんだけど、とにかくエネルギッシュでそこが魅力。

ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

3.9

一風変わった設定だけど、めちゃめちゃ優しい映画。ラースや周囲の人だけでなく、彼らが住む町も牧歌的で優しい雰囲気。そして何よりラースの最後の決断からは勇気をもらえる。

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

3.8

非常にテンポが良く見やすいロードムービー。アディの小賢しさが見てて微笑ましい。モーゼとの付かず離れずの距離感も良い。ウェット過ぎないエンディングもこの作品らしい。

続・荒野の用心棒(1966年製作の映画)

4.0

王道ではないが確かに熱い、セルジオ・コルブッチ監督の真骨頂。
映画全体が残虐で非常にダーティ。そしてそれは主人公のジャンゴも例外でない。しかしだからこそ終盤に彼がマリアを抱き抱えて酒場に入ってくる姿に
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キスキス,バンバン(2005年製作の映画)

4.0

シェーン・ブラック節炸裂ということで、彼の作品が好きならきっちり楽しめる作り。主演がウブなロバート・ダウニー・Jrって言うのも嬉しい。

甘い人生(2005年製作の映画)

3.7

バイオレントで陰惨なんだけど、どこか穏やかさもある。その安らぎが忘れられない。

スキャナー・ダークリー(2006年製作の映画)

3.7

やっぱりアニメーションの質感が独特でそれが癖になる。特にスクランブル・スーツのあの感じとか他では出せない。それでいてキアヌ・リーヴス、ロバート・ダウニー・J、ウディ・ハレルソンらの演技合戦が見られるの>>続きを読む

オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

4.1

邦題とジャケットでハートフルな路線だと思いきや、実際は中々ハードなタイムトラベルサスペンス。スリリングでめちゃくちゃ楽しめた。時を越えた父子のバディものとして見ても面白い。

ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

4.1

空想上の人がいつの間にか自分の彼女になってるっていうのは憧れるし、見てて楽しい。またゾーイ・カザンがめっちゃ可愛いのがずるい。

ただ中盤からは中々の地獄。かなりキツかった。カルビン程じゃないけど人に
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狼/男たちの挽歌・最終章(1989年製作の映画)

3.8

邦題に入ってはいるけど、本家「男たちの挽歌」シリーズとは無関係。とは言え同じジョン・ウー監督、チョウ・ユンファ主演で似たようなテイスト。銃撃戦の物量自体は本家より多いんだけど、シチュエーションとか含め>>続きを読む

ロバと王女(1970年製作の映画)

3.6

全体的にファンシーな雰囲気で、色彩設計とか衣装、美術も凄い凝ってて可愛い。ただ所々で毒気のある演出や台詞が挟まれるのが印象的で、それが中々強烈なので全体的にはとても歪な印象。でもこれがジャック・ドゥミ>>続きを読む

ミスター・ノーボディ(1974年製作の映画)

3.8

基本的にはコミカルな西部劇。酒場とか人形の下り無駄に長いけど笑っちゃう。テレンス・ヒルの表情がずるい。
それでもしっかりと西部劇、マカロニ・ウェスタンに引導を渡す。ノーボディは西部劇ファンそのものと言
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ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ(2015年製作の映画)

4.2

傑作ホラーコメディ。母親が出演した「死霊のはらわた」ライクなホラー映画の中に入ってしまって…というお話。
ホラーあるあるの使い方が本当に上手。笑かしたり、逆手に取るのとかは想定内だったけど、それを活か
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.7

映画のトーンが独特。温かくて酷くて優しい。それに何と言っても動物達が良いキャラ過ぎる。

幸せそうな生活の背景に常に戦争がある。それでも人々は活き活きと暮らしている。しかしとうとう日常に戦争が侵食して
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ヒドゥン(1987年製作の映画)

3.9

隠れた名SF。妙に気合いの入ったカーチェイスから一気の引き込まれる。あの一切容赦のない運転で分かる人外感、良かったですね。
異星人がロックと高級車好きっていうのも味があるし、主演のカイル・マクラクラン
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ダークシティ(1998年製作の映画)

4.1

映画館や電話ボックス、チラッと映るディテールまで魅力的な夜の街。そこで繰り広げられるのはケレン味たっぷりの異星人との対決。奇妙だがノワールとSFが見事に融合。唯一無二のこの世界観が大好き。
終盤の展開
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.9

オシャレだしかっこいいけどそれ以上にオフビートなユーモアセンスにやられた。めっちゃ笑いました。特にエディが良い。ワンピースの下りとかね、ほんと彼最高。

あとは登場人物の距離の詰め方が絶妙。恋人でなく
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