ZUSHIOさんの映画レビュー・感想・評価

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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.8

韓国の漫画原作だけあって、設定は地獄めぐりという漫画的ながらも、同じ仏教的死後の世界なので違和感なく受け入れられ、またアクション・コメディー映画のようでありながら、最後は滝の涙。
韓国映画のさらなる可
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.7

「この国の民主主義は形だけでいいんだ」
この田中哲司のセリフが今の日本の現状を物語っていて印象的だった。
流石に『ペンタゴンペーパーズ』に比べれば、カタルシスがないのは仕方がないが、まさにこの勝利なの
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ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

4.0

眼帯の凄腕元傭兵が24時間以内に大統領を、監獄と化したマンハッタン島から救出しなければ、死亡、人類も核戦争に。

もうこの設定だけで、100点でしょう。だからこそ、そこから有名ゲームがシリーズ化したの
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

1962年のアメリカ・ディープサウスという人種差別が特に酷い時代の酷い地域へのピアノコンサートツアーに、天才黒人ピアニストと寅さんみたいなイタリア系白人の用心棒兼運転手が行くロードムービー。
人種差別
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リアル鬼ごっこ(2015年製作の映画)

3.4

ほとんどの人が最悪の評価の中で、最初から原作がゴミ小説であることを知っていて、園子温監督の作品だから観た自分には十分楽しめた。
これは、オチとかアクションで魅せる映画ではなく、まさに台詞にあった通り会
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真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

4.7

作家の中村文則氏のエッセイ集で取り上げられてたので鑑賞したが、まごうことなき名作だった。
ラッツォことダスティン・ホフマンの芝居が本当に素晴らしくて、下品な役なのにどこか品があっていつまでも見ていたく
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バットマン(1989年製作の映画)

3.9

ホアキン・フェニックスの「JOKER」の衝撃が強すぎて、1989年のティム・バートン「バットマン」鑑賞。
さすがはジョーカーを地で行くジャックニコルソンのジョーカーはヒースレジャーの狂気ともまた違う哀
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

子役達のドキュメンタリーとすら思わせる自然な演技が素晴らしく、またどの絵を切り取ってもポップな色彩で彩られた画が美しい。
その美しさとのコントラストとしての現実の重さがこの映画の素晴らしさ。夢の国ディ
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.8

面白かったし、映像もすごいし、テーマも素晴らしかった。
タイトルの『SPIDER VERSE』は多元宇宙のスパイダーマン世界という事なのだろうけど、おそらくマイルスのスパイダーマン「誕生」という『SP
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.9

『ジョーカー』を観て、その余韻が忘れられず、オマージュ元のというか『ジョーカー』で有名司会者「マレー」を演じてたロバート・デ・ニーロがジョーカー側をやってる本作。
構造的には狂気のデ・ニーロが暴走する
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

決して、観てスカッとするような映画ではなく、ドロリとした鉛を飲まされたような映画なのだが、それがこの映画の良さ。

後味が悪いのは、日ごろから「ジョーカー」を直視していないから。
全てを持っているウェ
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シャザム!(2019年製作の映画)

4.3

一見おバカ映画のようで、まさか泣かされるとは思わなかった。
その実、この映画はヒーロー版『万引き家族』であり、家族は血の繋がりではないということを人種も越えて表現していて素晴らしかった。
DC映画は勿
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スカイ・クロラ The Sky Crawlers(2008年製作の映画)

4.8

賛否両論あるのは分かるけど、自分はすごく好きだった。
確かに、様々つっこみどころはあるし中2病っぽい作品ではあるが、
それは「そこがいいんじゃない!」で…良い。

押井守監督の一貫したテーマであるとこ
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ライムライト(1952年製作の映画)

4.8

「殺人狂時代」に引き続き、素顔のチャップリンが出演する、晩年期作品を続けて鑑賞。
「殺人狂」同様、赤狩り時代のアメリカでは政治的圧力により殆ど観られることがなかったことが本当に気の毒でならないし、不幸
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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

3.6

この後に今村昌平監督によって撮られる『楢山節考』や『うなぎ』に通ずる場面が複数あった。肉体の生々しさ、死のざらつき、食べ物や様々な意匠一つ一つに深い意味合いが読み取れるのは流石の今村監督作品。
緒形拳
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米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー(2017年製作の映画)

3.1

ドキュメンタリー映画(ドキュメンタリー映画は『A』や『ゆきゆきて神軍』のような作品かと)というより、NHKかTBS製作の良質のドキュメンタリー番組を観たという印象だったが、内容はやはり不屈の男、瀬長亀>>続きを読む

ベスト・キッド(1984年製作の映画)

3.2

ミヤギさんの日系人部隊としての過去と、収容所で家族を喪ったという背景が、しっかりと描かれているのが素晴らしかった。
あとはエンタメ映画として文句なし。

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.2

原作漫画は途中で飽きて3巻ぐらいまでしか読まなかったけど、映画の方は余計な学園ストーリーが省かれて、作家論・才能論だけに絞られてて面白かった。
響は「絶対的才能」という仮定的象徴であって、彼女を巡る周
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.8

トムハンクス・メリルストリープ主演でスピルバーグ監督で、
面白くないわけがないとの期待を大幅に超えて、
面白いだけでなく、社会性の高さも加えて素晴らしい映画だった。

日本でも、報道の自由もとい愛知ト
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フラッシュ・ゴードン(1980年製作の映画)

1.9

愛すべきおバカスペースオペラ。
クイーンの曲と、何のスーパーパワーもないアメフト選手の主人公が地球を救うのが良い。
子ども向けにしては、無駄にセクシー描写が多く、大人向けにしては、チープ過ぎる脚本とア
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.9

タランティーノ監督ファンとしては『パルプ・フィクション』に匹敵する傑作だと思った。69年の空気の再現も素晴らしく、リアルタイムではエリオット・グールドの『ロング・グッドバイ』が妙なヒッピーやらが出てく>>続きを読む

チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

4.2

「一人の殺害は犯罪者を生み、百万の殺害は英雄を生む」
連続殺人者を演じているのに、チャップリンの品の良さが嫌らしさを感じさせるどころか、感情移入までさせてしまうのはさすが。
『独裁者』同様、ラストに演
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.5

多くのレビューや感想で書かれているように、
スカーレットに対する反感から、この映画を嫌う人が多いようであるが、
この映画が公開当時から多くの女性たちに支持され続けてきたことは、
逆説的に、それだけスカ
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デトロイト(2017年製作の映画)

3.8

デトロイト暴動中に起きたアルジェモーテル事件を被害者の証言を元にかなり忠実に再現したある種のホラー映画。
やはり、かっこつきの「正義」に、恐怖心と猜疑心がミックスされた人間ほどおぞましく・恐ろしいもの
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

4.8

タルコフスキー映画鑑賞4本目になるが、
「惑星ソラリス」「ストーカー」「サクリファイス」
に続いて「ノスタルジア」
いずれも、タルコフスキー自身の家族観であったり、
故郷「家」観であったり(だからよく
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.8

女児向けの青い鳥文庫原作のアニメ映画と侮るなかれ、両親を喪った交通事故遺児が、伊豆の温泉街で祖母の宿を継いで若女将を勤めながら、自己を回復していく物語。
監督が元ジブリの作画監督の高坂監督ということも
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極道の妻たち(1986年製作の映画)

4.5

五社英雄『鬼龍院花子の生涯』からの『極道の妻たち』鑑賞だったので、かたせ梨乃がグラマラスな夏目雅子に見える瞬間があった。
やはりすごい映画。岩下志麻の凄みのある流し目も凄いが、かたせ梨乃の情熱的な肉感
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.5

素晴らしいインド映画だった。
インドの因習を打破し、女性たちに自由と仕事を与えて世の為人の為と、愛する妻の為に、人生を捧げた実在のスーパーヒーローの映画。
本当のスーパーヒーローはPOW!などと悪人を
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火花(2017年製作の映画)

4.2

原作は文学界に掲載されたときに読んで、芥川賞を確信した作品だったが、この板尾創路監督の映画版は予想以上に良かった。
正直、安易なメディア展開かと期待しないで観始めたが、何しろ菅田将暉と桐谷健太、二人の
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ウォッチメン(2009年製作の映画)

3.6

原作を読んでからの2度目の鑑賞。
やはり原作の凄さに比して、ダイジェスト簡易版の印象は免れなかった。

原作では、アメリカ人の多くが抱いている「原爆投下は世界大戦を終わらせるためにやむを得なかった」と
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来る(2018年製作の映画)

3.4

公開時は『ヘレデタリー 継承』と同時期に公開されていて、日米のホラー対比で語られていた本作。ヘレデタリーの方が、黒沢清的な演出でジワジワと来る恐ろしさである一方で『来る』は、中島哲也演出全開のド派手ホ>>続きを読む

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

4.0

誰しもが、自分は自分の意思で自分を生きているようでありながら、誰かの(あるいは社会の)マリオネットであるし、普遍的にも、あるいはより具体的にも脚本家や映画監督や演出家のようにパペッター(操り人形師)に>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

5.0

エンド・ゲームの後にも、ビルディングスロマンとしてのヒーロー映画に原点回帰して、これだけの映画を作ってしまうMCUに脱帽。
これぞヒーロー映画、最高に面白かった❗MCUマニアもクスリとくる場面多数なの
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ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

3.2

久しぶりに平成ゴジラが観たくなって、平成ゴジラ最高傑作とされるビオランテを鑑賞。
確かに、シン・ゴジラ後に観ると、しょぼく感じるところもあるが、それにしても昭和ゴジラでジェット・ジャガーが物理法則を無
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彼女が水着にきがえたら(1989年製作の映画)

3.2

バブルの象徴、ホイチョイ3部作の2作目『彼女が水着にきがえたら』だけ未見だったので、鑑賞。
3部作中では最も評価が低い作品ながらも、湘南と東京湾岸のロケ地の当時の風景を今と比較するだけでも楽しめたし、
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