ZUSHIOさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.0

面白かった。
東京マラソンの映像差し込むところとかリサイクル&ギャグとしても良かった。
この映画は、池袋の映画館で観てなんぼですね

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

1.9

『ヘレデタリー 継承』と『マジカル・ガール』を合わせて黒沢清の映画っぽくしたような、後味の最悪な映画だった(良い意味で)。
ただ、映画的には優れている表現だと思うが、個人的には子供が虐待や殺される映画
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.5

シリーズ内では、相対的に評価は低め。
ストーリーの弱さが足を引っ張っているが、両役者の力量と、肉体作りの説得力でカバーしているのが素晴らしい。

ゴジラ(1954年製作の映画)

3.9

『ゴジラ-1.0』の影響で、再見。
やはり、終戦後9年しか経っていない中での強烈なリアリズムがあったのだろうと、改めて感じた。
第5福竜丸事件などに代表されるアメリカの核実験に対する怒りや、一方でオッ
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炎上(1958年製作の映画)

2.3

確かに演出や芝居、炎上シーンの見事さなどは素晴らしいが、映画としては三島由紀夫の原作が偉大すぎて、ダイジェスト版としか感じられなかった。
とりわけ、史実とも小説とも異なる中途半端な後味の悪い終わり方は
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

面白かった❗
未知とのジョーズーであり、AKIRAとエヴァンゲリオンのミックスでもあり、また重層的なメタファーが、社会批評性も帯びてて、見事な作品だった。

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ジョジョファンだけど、まだドラマは未チェックながら、単体映画として非常に楽しめた。
まさか、ラストは時代劇になるとは全く予想外。
実写版のジョジョ第4部は個人的には面白かったので、続編を作って欲しいし
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

車版のハートブルーの最後逃がしちゃうバージョン。
意外と面白かった。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

いやー、まだ興奮覚めやらない。MX4Dに最も相応しい作品で、全ゴジラ作品の中で、ぶっちぎりの最高傑作確定しました。
100億点です。
震電を高校生の時にプラモを作った身としては、鳥肌&感涙もの。ゴジラ
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

古典的ホラーの要素と、ターミネーター的なAIロボット暴走ものとして、良くできていた。
冒頭はいきなり、「シャイニング」のオープニング的な始まりだし、社長の○○シーンの長い廊下なども、それらしい。
また
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大魔神(1966年製作の映画)

5.0

意外と観てなかった名作映画第一作。
素晴らしい傑作時代劇特撮映画だった。
時代劇としても大道なシナリオだけど、しっかりと作り込まれてて、少しも子どもだましでなく、特撮パートも同様で素晴らしかった。
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

キートン=バットマンの活躍は胸熱だった。クリストファー=スーパーマンも激熱だったけどニコラス・ケイジ=スーパーマンは誰がどんな感情で観れば良かったのか謎。
MCUもマルチバース化や地球よりでかいセレス
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ソルジャーブルー(1970年製作の映画)

4.3

『福田村事件』の森達也監督がもっとも影響を受けた映画ということで鑑賞。
前半は、牧歌的なコメディ西部劇と見せかけて、最後の30分は地獄という構造が確信的に作られてて素晴らしい。
それにしても、虐殺シー
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逆噴射家族(1984年製作の映画)

3.9

世界サブカルチャー史で紹介されてて鑑賞。ぶっ飛んだ映画で最高だった。
石井聰亙監督作品では『狂い咲きサンダーロード』が最高だったけどここに寡作の天才監督長谷川和彦が製作に入っているので、面白くないわけ
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.0

『ヒトラーのための虐殺会議』に続けて鑑賞。
詳しい感想はそっちに書いたので省略するけど、この映画は敢えて白黒にすることで、非常に美しく描けてもいるし、あまりの残虐描写を和らげており(逆かもしれないが)
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

4.0

『福田村事件』でも感じたが、人が鬼のような所業を平気で行えるときは、その対象への遠近感や共感性が欠けており、更に差別対象としての偏見を持っているところに、同調圧力が加わったときに発動するということであ>>続きを読む

三茶のポルターガイスト(2022年製作の映画)

4.5

文庫版の『日本一の幽霊物件 三茶のポルターガイスト』では、もっと不思議な出来事が書かれてたけど、この映画でも凄まじいポルターガイスト現象が当たり前のように起きている。
マジシャンや内装業者による検証も
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.0

結構面白かったけど、やっぱりマーベルほどユニバースが噛み合ってない感じがする(マーベルももうきついけど)。
あと、フィラデルフィアの人的&建築物的被害が、ザンボット3の神一家の如く民衆から石投げられて
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.5

高いところには行きたくなくなる映画。
色々な伏線が綺麗に回収されて良くできた映画だった。

M★A★S★H マッシュ(1970年製作の映画)

3.5

映画としては、微妙だったけど1970年という年代からして、サブカルチャー史的に見るとシラケ世代のはしりだったのかなと思う。
深刻な戦争という狂気を自らの内面を狂わせて笑い飛ばして飲み込もうという「シラ
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福田村事件(2023年製作の映画)

5.0

とにかく、凄まじい映画だった。勿論、辻野氏の『福田村事件』も読んだし、結末は分かっていても、終演後暫く立ち上がれなかった(劇場内、同様の人多数)。
パニックに陥った無教養な群衆にアイヒマン効果と差別意
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.2

女性もまた、絶対的権力者となったとき、数々の男性権力者が行ってきたような傲慢な振る舞いやハラスメントをするのだが、ここではTarが女性であることで、そのバイアスが解除された状態でそれを突き付けられる。>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

評判があまり良くない(難解らしい)ので、少し観るのを躊躇っていたが、大間違いだった。
申し訳ないけど、難解だという「インコちゃん」みたいな人たちは、エディプス神話構造とか物語構造とか、不思議の国のアリ
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犬王(2021年製作の映画)

3.8

平曲を現代的ロックと脳内解釈して見えるとしたら、のミュージカル映画として面白かった。
当時の人たちの脳内では、平曲や能を鑑賞しながら、これぐらいのスペクタクルが展開されててもおかしくないと思った。
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音響ハウス Melody-Go-Round(2019年製作の映画)

4.2

故・高橋幸宏と故・坂本龍一のお二方がまだかろうじてお元気だった時の姿が拝めること、そして誰もマスクをしていない2019年のコロナを知らない時のあの空気をパッケージできているというだけでも、泣けてきてし>>続きを読む

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.9

インド版『ニュー・シネマ・パラダイス』と言われてるけど、最近観た映画の影響で、自分は、インド版『フェイブルマンズ』だと思った。
ラストシーンはお約束という感じだけど、全編映画愛や映画哲学が詰まっていて
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.5

予想外に、かなり面白かった❗
いわゆる、RPG世界観の元祖だけあって、ファミコン世代にはすんなり入れる。TRPGはやったことないけど、パーティーは、主人公が吟遊詩人、女戦士、魔法使い、エルフという感じ
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大脱走(1963年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

バイクでジャンプするシーンが有名だったけど、まさか一部を除いて脱走できないオチとは予想外だった。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.2

スピルバーグの各作品に影響を与えたであろう諸々の事象が垣間見えて面白かった。『フェイブルマンズ』を経て、『未知との遭遇』『E.T』『宇宙戦争』『プライベート・ライアン』などを観なおしてみたくなった。>>続きを読む

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.4

やはり、1の新鮮な驚きにはかなわないけど、あのピストルからの展開には驚き。そして、ジャンルがチェンジしていくのは面白かった。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.5

IMAX字幕版で観たけど失敗、映像の情報量とスピードが速すぎて、到底字幕が追えないから、英語を直接聴き取るほかない。動体視力良くないと無理。多分、吹き替え版がおすすめ。
とまあ、映像はすごいけれども(
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精神0(2020年製作の映画)

4.3

いやあ、相田監督の観察映画は何本か観てきたけど、これは究極の観察映画だった。
本当にその場に同席しているかのような臨場感。3Dメガネ不要。
それにしても、ただただ何分も出前のインスタントお澄ましを作る
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ミステリーはトッピング程度で、どちらかと言うと、見捨てられた被差別的な沼地に住む女性の一代記なのだけど、それでもラストの5秒にはびっくり。
ライムスター宇多丸さんのラジオ発、三宅隆太監督言うところの「
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ある男(2022年製作の映画)

4.8

原作も素晴らしかったが映画も超一級の映画だった。
サスペンス要素だけで見ると、さほどの驚きはないのだが、文学的テーマとして捉えると凄まじく「人間」とはなにかを突きつけられる傑作だった。
特にエピローグ
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.5

1は劇場で観たけど、ラストのエイリアン2のごとくパワーローダーvsエイリアンの場面しか覚えてなかった。
なんかそう考えると、視点と見た目のグロテスクさが違うだけで、エイリアン2のエイリアン達にとっても
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バイス(2018年製作の映画)

4.3

風刺実録映画として、最高に面白かった。
まさにハンナ・アーレントをしてアイヒマンに言わせしめた「凡庸な悪」という表現がこのディック・チェイニーという男にはふさわしいと感じた。
まさにディック・チェイニ
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