CharlieZGさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

CharlieZG

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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.4

AI対アメリカ人の戦争を描くSFスペクタル。

核爆発でLAを消失したアメリカは原因をAIの暴走としAI利用を辞めないニューアジアへ攻めて行く・・・
現実にベトナムやイラクやアフガンを攻めたアメリカが
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ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.5

ガザ地区の美容室に集う女性達を通しパレスチナの現実を描く。

現在報復戦争を続けるイスラエルとハマスのように、ニュースになる相手は常にイスラエルだけど、その影に隠れて報道されない激しい国内対立があるこ
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パラダイス 人生の値段(2023年製作の映画)

3.5

寿命ドナー勧誘の男がトラブルから妻の寿命を奪われアンチに転ずるSFサスペンス。

他人の寿命を移植する技術が進歩し、貧乏人から寿命を買い取り有能な人間を長生きさせる世界が舞台。

住宅ローンの担保が寿
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バレリーナ(2023年製作の映画)

3.3

友達の無念を晴らす復讐劇。
シンプルなストーリーが分かり易い。

ネオン管が綺麗に光る夜のシーンが多く、無表情な主人公の孤独感を倍増させている。
元警備員にしては格闘が半端なく強く、たった1人で乗り込
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Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

3.5

職場恋愛ゆえ片方だけが昇進し険悪な仲に崩れていくサスペンス。

過当競争の熾烈な職場でオープンに出来ない恋愛こそ悲運。
ある種女性蔑視になるが、昇進の裏の枕営業を疑ってしまうのは関係が近過ぎるからで、
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スカイブルーな恋の予感(2023年製作の映画)

3.0

零細航空会社の廃業目的で派遣された投資会社御曹司が現地女性パイロットと手を取り合うラブコメ。

王道ストーリーで先読み可能なベタな展開に真新しさは感じられない。
ただし、風景がめっちゃ綺麗!
真っ青な
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RENT/レント(2005年製作の映画)

3.5

週末はミュージカル
今週はレントに挑戦!


ボロアパートに集う貧しい若者達の群像ミュージカル。

志しはあれど現実は厳しくHIV感染や愛情のすれ違いで先行きの不安から揺れ動く繊細な感情がよく描けてい
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ジャネット(2017年製作の映画)

1.0

神の声を聞き戦いに旅立つジャンヌ・ダルクの幼年期を描いたミュージカル。

羊飼いの山の中でハードコアメタルに合わせたヘッドバンギング・・・一体何を見せられているのか⁉️理解に苦しむ。

芸術性が高過ぎ
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グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.7

強き悪を挫く義賊ホースメンの続編。
1のネタバレでスタート、しかものっけからウルっと来させる。
(1未視聴なら、まず1から観ることをお勧め)

誰が仕組んで誰が嵌められるのか・・・
テンポも良く華麗な
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.7

大いなる復讐劇。
ショーとして銀行強盗を見せたイリュージョ二ストがFBIとイタチごっこを繰り広げるミステリー。

アイに導かれた4人のマジシャンの目的は?
間抜けなFBIに苛つくインターポール、それを
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87分の1の人生(2023年製作の映画)

3.5

引き起こした事故に苦しむ女と肉親を亡くした家族が触れ合うことで更生していく話。

強烈な罪悪感と薬物依存でボロボロの姿が痛々しい、こういう役が似合うのがフローレンス・ピュー、上手い演技と歌まで披露して
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ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

3.9

料理を通して頑固シェフと移民少年の心の交流を描いたドラマ。

他人を受け容れず身寄りもなく料理一筋に生きて来たシェフの孤独感が移民少年達の孤独感と共鳴し、歩み寄りながら眠っていた指導力を発揮し彼らを救
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フローラとマックス(2023年製作の映画)

3.8

子育放棄のシングルマザーと反抗息子が音楽を通して心を通わすドラマ。

「onceダブリンの街角で」「はじまりのうた」「シングストリート」のジョン・カーニー監督の新作。
音楽を絡めて心の機微を爽やかに描
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バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

3.2

週末はミュージカル
今回は、
過去のミュージカル映画を検索すると必ず名前が出て来る「バンドワゴン」


時代遅れの元スターが相反するダンサーと新しいショーを成功させるミュージカル。

解説によると過去
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善き人に悪魔は訪れる(2014年製作の映画)

3.0

雨の晩に訪ねて来た見知らぬ男を親切にもてなした事で巻き起こるサスペンス。

原題「No good deed」は、No good deed goes unpunished. (善い行いは酷い仕打ちとして
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ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

3.3

密出国のコンテナに閉じ込められた妊婦のサバイバル。

始まりこそ資源不足により女・子供が犠牲になる武力政権から逃れる目的だったが、途中からはとにかく生き抜くことが主眼となり狭いコンテナに息苦しくなった
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レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

3.1

不動産業女性惨殺事件を追う刑事のクライムミステリー。

全体を覆う重々しい空気と主演ベニチオ・デル・トロの気怠いムードが次に何が起きるのか期待させ引き込まれるけど、割りと大人しくありがちな展開で悪くは
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.0

遺書に間違われた自分宛の手紙をキッカケに優しい嘘が騒動に膨れ上がる悲話ミュージカル。

ミュージカルとしては面白くなく、この手のシリアスなドラマとの相性は悪いと思う。

人は自分中心だということを痛烈
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フィル・スペクター(2013年製作の映画)

3.5

殺人容疑のフィル・スペクターと弁護するリンダの無罪立証を追うドラマ。

最初は乗り気でない弁護士リンダが真実追求へのめり込む姿に同調して引き込まれる。
物証が正しいならばリンダの検証通りフィルは無罪な
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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

2.8

地球衝突の隕石群災害から避難する家族を描くディザスター。

夫の浮気で別居の夫婦が危機を前に絆を取り戻しながら、人間のエゴや暴力、優しさや助け合いの中、シェルターを信じてグリーンランドを目指すストーリ
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.9

プロムのLGBT不参加を訴えるPTAに対立する同性愛女子高生と加担する舞台スターのコミカル・ミュージカル。

実際にこれと同じ問題が2010年頃話題になったらしく、それをモデルにした創作と思われる。
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フレッチ/死体のいる迷路(2022年製作の映画)

3.2

盗まれた絵画コレクションを探す記者フレッチが殺人事件に巻き込まれるコメディ・ミステリー。

グレゴリー・マクドナルド著小説の映画化。

お茶目なジョン・ハムと風変わりな登場人物、警察とのやり取りも緊迫
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イン・ジ・アース(2021年製作の映画)

2.8

研究する博士を探しに森に入った元同僚とガイドが体験するスリラー。

森の木々は菌糸のネットワークで結ばれていて、その菌糸は人間を惑わし狂わせる。
狂った博士に囚われたのか、精霊の森に縛られたのか、逃れ
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ウィズ(1978年製作の映画)

3.0

「オズの魔法使い」をオール黒人キャストにしたブロードウェイ・ミュージカルの映画化。

1939年版「オズの魔法使い」とプロットは同じだが、斬新な脚色と新たに作られた音楽と舞台設定で別物。

モータウン
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.9

オズの国へ飛ばされたドロシーと仲間が望みを叶えに冒険するファンタジー・ミュージカル。

ライマン・フランク・ボーム著
1900年出版の児童文学の映画化。
主演は代役で回ってきた16歳のジュディ・ガーラ
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ドリームランド(2019年製作の映画)

3.3

現実から逃れたい少年ユージンの前に現れた指名手配犯アリソンとの純愛逃避行。

豊かにならない生活に見切りをつけた実父の幻想を現実に駆り立てたアリソンとの恋がぎこちなくも切ない。そして呆気なくその手から
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シンデレラ(2021年製作の映画)

3.5

新解釈で大胆なアレンジを施したシンデレラのコメディ・ミュージカル。

英米ヒットポップスとラップが馴染み良く楽しい。
実力派俳優とシンガーで脇を固め、主演は元フィフスハーモニーのカミラ・カベロで、自身
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.3

発覚した集団レイプの処遇を話し合い温和に社会変革しようとした女達の物語。

まず映画云々以前にこれが2005年〜2009年頃の南米ボリビアでの実話という事に驚いた。
一体この国の政治はどうなっているの
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キャッツ(2019年製作の映画)

3.6

苦手ミュージカルを克服する挑戦
今回はブロードウェイ・有名ミュージカルの映画化「キャッツ」


捨て猫ヴィクトリアが仲間入りするジェリクルキャッツの舞踏会の話。

擬人化された動物キャラとかファンタジ
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モンスター: その瞳の奥に(2018年製作の映画)

3.4

殺人容疑で逮捕された高校生スティーブの無罪を訴える法廷ドラマ。

10代は未だ何者にもなっていないから大人と違って横の繋がりに区別がない。
良い意味では誰とでも友達になれる気やすさがあるが、悪く言えば
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

3.6

苦手ミュージカルの抵抗感を払拭するためのミュージカル克服計画。
遂に名作「サウンド・オブ・ミュージック」に挑戦しました。


家庭教師マリアとトラップ一家が音楽で家族となりナチスから逃亡する実話。
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.6

タイムトラベル能力を持つ家系の息子ティムを通して生きる時間の尊さを描くコメディ。

過去へタイムスリップして失敗をやり直したり恋を成就させたり都合良く人生を変えて行くけれど、大切なことは “今” にあ
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ラン・ラビット・ラン(2023年製作の映画)

3.8

別人を名乗る娘と忌わしい過去に向き合う母のホラー。

全体に流れる不穏なムード、さり気ない人影や気配の出し方にJホラーの影響を感じた。
何と言っても母親サラ役サラ・スヌークの目つきの悪さが怖い。
怨念
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.1

週末はミュージカル
苦手意識を克服するための挑戦。
今回は
「レ・ミゼラブル」


仮釈放から生まれ変わったジャン・バルジャンの半生を主軸に、ジャンとコゼット、そしてマリウスの愛の物語。

復讐の鬼が
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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

3.5

ジェームズ・グレイ監督自身の自伝。
格差を前にした少年ポールの戸惑いと反抗と呵責の話。

強烈なイジメがある訳ではないが、人種差別・階級差別・能力差別など潜在する差別意識が見えない壁となり、それを避け
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サントメール ある被告(2022年製作の映画)

3.0

子殺しの母親を裁く動きのない実録法廷劇。

2013年11月フランス北部ベルクシュルメールで起きた幼女殺害事件、犯人は実の母親、その裁判記録をそのまま台詞にし再現した法廷の一部始終。
なのだが、

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