Zhivagoさんの映画レビュー・感想・評価

Zhivago

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旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

4.0

タシケントとサマルカンドを一人旅しているような気分にさせてくれる。見知らぬ海外の街で感じる心細さ、孤独、空腹、郷愁、好奇心 etc。若い頃に感じた感情が蘇る。それにしても黒沢監督、おっさんなのになぜ若>>続きを読む

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.3

 ジョンCライリーとホアキンフェニックスのコンビがなかなか。このコンビ、現代ものにして刑事ものとかにしても面白いんじゃないか。
 相変わらずジェイクギレンホールが不気味だ。
 海外で評価の高い作品であ
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.5

引き込まれる。モノクロ、歌、男と女、社会主義国家、東西冷戦、亡命。題材が豊富なこともあるが、引き込まれる。
 カメラワークがいい。
 口数が少ない。徹底的に抑えた演出。そこがいい。そもそも口数の多い人
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パピヨン(2017年製作の映画)

3.0

 オリジナルはマックイーンとダスティンホフマンのための作品だった。奇跡の共演とでも呼ぶべき作品をリメイクするとは、なんとも勇気のあるものだ。
 チャーリーハナムとラミマレックをオリジナルの二人と比較す
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

5.0

これが実話ベースなのか。たまげたなあ。こんな話が実際にあったのか。
 今年はあまり映画をみていないけど、少ないその中では今年の洋画ベスト候補だ。
 学生たちの青臭い話かと思ったら違った。政治的で思想的
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マルリナの明日/殺人者マルリナ(2017年製作の映画)

3.0

映画(産業・関係者・聴衆)の女性化。この作品はそういう中で新しいものなのか、それとも迷走しているものなのか。
 ただ、迷走の中から新しいものが生み出されていくのもまた事実だろう。そんなプロセスも目撃し
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.7

何これ面白い。
寄生する側とされる側と間でのコンビ芸が絶妙。
ペラペラしゃべる口の軽い野郎が多いというところもスパイダーマンの世界観を踏襲していて好きだ。
エイリアンのインベーダーがなかなか知的なとこ
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ホワイト・クロウ 伝説のダンサー(2018年製作の映画)

4.1

バレエ好きなら観る価値あり。
 ヌレエフの亡命をその生い立ちを絡めて描く。いわば「あのヌレエフ」になる前のヌレエフを描いている。
 ヌレエフは私がバレエ好きになる前の人で、よく知らない。過去映像でしか
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.3

昨年上映作品で見逃して最も残念な思いをしていた作品。やっと観た。
「生き残るか諦めるかどちらかしかない」。先住民居留地だけに通ずる言葉ではない。日本人にも共感できる言葉ではなかろうか。
先住民居留地と
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

2.7

平成のほぼ最後になんとも感想の難しい作品をみた。
監督はスピリチャルなものを作る意思があったらしい。しかし扱っている題材は極めて人間臭く政治的だ。
小津やタルコフスキーの影響を受けているとのことで、そ
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僕たちのラストステージ(2018年製作の映画)

4.1

おっさんの涙腺を刺激する映画。おっさんの私もウルウル来てしまった。
ジョンCライリーが往年のコメディアン役で主演を務めるという。それは絶対みないとな、ということで観た。
劇場はおっさん占率高し。改元1
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ある闘いの記述(1960年製作の映画)

3.0

イスラエル/パレスチナについては正直実感がわかない。肌感感覚がない。これをみても沸かなかった。なぜだろう。
フランスからみたユダヤの視点で描かれているようにみえるが、そこになんというか彼らの戸惑いみた
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シベリアからの手紙(1958年製作の映画)

4.2

私にとって歴史的価値がある作品になった。
シベリアは自分の人生にそれなりの影響を与えた地。学生の頃、ゴルバチョフ政権のソビエト時代、シベリア鉄道で2週間シベリア各地を旅行した。その体験は自分にとっては
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.3

KKKの世界といわれても実感はわかない。とはいえ、映画には「怒り・憤り」という要素は大事だと考える私には、好きなタイプの作品。
怒り・憤りをストレートに表現する作品は最近よくあるけれど、本作はそうした
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.0

興味はあったし評判なので観た。面白かった。
キャスティングの勝利。これだけ芸達者なキャストを多士済々に揃えたらそりゃあ面白いのできるでしょう。役者の芸の見本市みたいな作品。
作りは変にカッコつけずにナ
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.4

やっと観れた。これをシアターで観ずに死ねない。1作目が円盤・配信でしかみたことがなく、公開当時にまだ生まれていなかった自分に悔しい思いをしていた。
私にとってこの作品群はもう中身云々ではないので、評価
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フロントランナー(2018年製作の映画)

2.4

敗北を描く。
ハート旋風。そういえばそんなことあったなというレベル記憶。当時私は大学生でアメリカ大統領戦はニュース番組でみていた。ハート旋風のイメージはアメリカ人の一時の流行り病というイメージ。アメリ
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パピヨン(1973年製作の映画)

3.9

子供から青少年にかけての頃に、この作品の音楽をテレビやラジオでよく聞いた。この作品の記憶はそういうイメージ。テレビ放送された記憶はなく、これまで観る機会はなかった。CS放送に感謝。

・実話に基づいて
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スノーデン(2016年製作の映画)

4.6

リアルタイムで記憶のある最近の大事件ということもあってこの映画をみようとは思わなかった。映画よりも現実の方が面白いから。
でもそろそろ自分の記憶も世間の興味も風化してきたかなと感じて、観る気になった。
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シャロン砦(1955年製作の映画)

4.2

レッドクラウド、ララミー砦、パハサパなど実在した人物・施設・歴史・地理が出てくる。舞台は雪降る山地である。
事実を踏まえたフィクションというのは面白い。今回これを契機にレッドクラウド戦争やララミー条約
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.4

ヤクザものとかマフィアものとか特に好きなわけではないから特段の感想はないけれど、
これが実在したマフィアの話だというのはちょっと考えさせられる。イタリア系とアイルランド系との違いとか。あと、なんとも命
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.8

好きな俳優であるラミマレックが主演であるのと、予告編でのマレックの役作り具合に興味があったので鑑賞。
正直、フレディマーキュリーやクイーンに特段の思い入れはない。
第一の感想は、ラミマレックに尽きる。
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バグダッド・スキャンダル(2018年製作の映画)

4.6

「汚職は民主主義の必需品だ」、本作の準主役である国連事務次長が言うこの言葉が重苦しく突き刺さる。
 硬派でシリアスで真面目な社会派作品。テーマが大きすぎて社会派という一言では片付けられない。国連の石油
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.8

面白かった。スリービルボードよりこっちの方が好きかも。比較がおかしいかもしれないが。
怒りというのは芸術に限らず人間がする特別なアウトプットに大事な要素だと思う。その怒りという部分が抑制された形で現れ
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追跡(1962年製作の映画)

3.0

町山さんので。
結構ハラハラした。確かに野球場のシーンは見たことのあるシーンでした。

(1961年製作の映画)

2.8

マルチェロマストロヤンニが苦手だ。若い頃苦手意識をもって、またオッサンになって観てみたけど変わらない。
なぜだろう。美形すぎるからかな。
イタリア映画は傾向として好きなのに、マストロヤンニだけがどうも
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

2.7

計算してそうしているのか、それとも偶然の産物なのか、その辺が曖昧にみえる。ゴダールを持ち出すところに意図があるのかないのか。
不覚にも少し眠ってしまった。
これもドキュメンタリーというものなのだろうか
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チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

4.5

いやいや面白かった。予想と違って。予告編もっと上手くできなかったのか。予告編で損をしている。案外骨太の部分もある「男目線の男の生き様系」映画。
【バブルとセックスの相性の良さ】
【上手くいった気になっ
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アメリカン・パロディ・シアター(1987年製作の映画)

2.6

町山さんので。
ナンセンスのオンパレード。当時はこういう時代感があったかも。
笑いって時代とともにあるんだな。

エル・ドラド(1966年製作の映画)

4.0

ハワードホークスの西部劇、派手さはないが、濃ゆい。この濃ゆさがなんとも癖になる。好きだなあ、この感じ。
ジョンウェインもロバートミッチャムも描き方が濃ゆい。
ゴッドファーザーのジェームズカーンが意気が
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モアナ~南海の歓喜~(1980年製作の映画)

3.7

岩波ホールで。
サイレントの準ドキュメンタリーに現代のセリフと音を入れたサウンド版。
音やセリフがなかなかうまいことハマっていて違和感がない。
入れ墨のシーンは痛みがこっちまで伝わってきた。あと、ウミ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.4

大いに笑った。
半ば義務感で観に行ったけど面白かった。脚本の勝利。
表現がストレートでニュートラルでナチュラルなところが、今の日本映画会では貴重だと思う。

500ページの夢の束(2017年製作の映画)

4.0

見たい作品が都合が悪くて観れなかったのでついでに観たけど、想定外に良かった。
テーマはややもすると感傷的メランコリックになりがち。そこをSFの脚本作成の世界観を絡めることで、自閉症の彼女の世界観に閉塞
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バルジ大作戦(1965年製作の映画)

3.0

子供の頃に地上波でやってたが長くて一部しか観ていないしよく覚えていない。やっと観た。
いきなり長大な序曲を聞かされる。オペラかバレエですか。前編と後編の間にも長大な曲があり、最後にも終曲がある。それだ
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.5

すごいなあ。たまげたなあ。空いた口が塞がらないなあ。トム・クルーズすごいですわ。
シリーズ最高傑作。
トムクルーズの体の痛みが伝わってくる。こういう感覚になったのは久しぶり。ジョンウェインやマックイー
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チェリー2000(1986年製作の映画)

2.1

1986年に2017年の荒廃した未来を描く。奇しくも今を描いているのだが、美術ファッション時代感はまさに80年代のそれである。極論すれば、80年代という未来を観ているようだ。
未来を描くときそれは同時
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