yuroさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

天才とは慧眼であり盲目でもある…。
ノーラン作品の中ではかなり好きな方だった。

市子(2023年製作の映画)

3.7

市子がここまで生きることに貪欲になれるのは何故か。"市子"として生きて自分の存在を認められたい、普通の幸せを感じてみたい、手にかけた月子の分まで、単純に死ぬのが怖い…など、色々と考えられはするが曖昧。>>続きを読む

南極料理人(2009年製作の映画)

3.8

ラーメン食べたくなっちゃう。
食事のシーン、人それぞれのキャラクターが細かく反映されていてよかった。

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.0

特有のローアングル、俯瞰した視点。
小津作品の女性たちはなぜこんなに魅力的に映るんだろう。平山の人柄が役者さんから伝わってくる感じもよかった。

この時代の日常生活が丁寧に描かれているんだろうな。

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.0

自分も見た景色、経験した会話だと錯覚してしまうほどリアルに感じる。
田舎の情景、親戚の集まり、少し居心地の悪いおばあちゃんの家。
タイトル、いしだあゆみのブルー・ライト・ヨコハマから来ていたのね。

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

過度にノスタルジックになることへの警笛。
カメラワークによって、魔法にかかったような気持ちになってしまう。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.8

最強のドニー・イェン。美しい所作に惚れぼれ。でも、もっとイップマンのような闘い方を求めてしまう、拳銃持たないで!って思ってしまう。
ラストシーン、復讐の連鎖は止まらない。
リナ・サワヤマの演技も好きで
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

4.0

「すべて熟知」
絶妙に噛み合わない会話が愛おしい。言葉が通じなくても寄り添える関係っていいね。
終始ローテンションではあるけれど、陰鬱な湿った感じがせず、ゆったりと流れてゆく感じも好き。

運命じゃない人(2004年製作の映画)

3.8

この手の邦画で久しぶりに面白いと思えた作品。
宮田だけ違う星に住んじゃってるのかなり良い。

デリシュ!(2021年製作の映画)

3.5

美味しい料理を食べればみんなニンマリ。

自分で食材を選んだり、自由に料理したり、食べたいものを好きなだけ食べられる幸せな時代に生まれて良かった。

アムステルダム(2022年製作の映画)

3.6

テンポ良く進んでゆくストーリー。山場という山場はなく、なだらかに進んで終わる。
歴史についての知識があればもっと楽しめたかな。

永い言い訳(2016年製作の映画)

3.5

完璧に振る舞おうと思わなくて良い、欠点と向き合いもがき苦しんでいる人は、誰だって人間として魅力的なんだと思わせてくれる。

少し荒めの映像が美しく好みだった。

犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.8

幼少期は佐清のビジュアルが怖くて見れなかったトラウマ作品。映像では怖くて見れなかったものの、話が気になって原作小説を買って読んだ記憶がある。
今見ると愛らしいとすら思える佐清。

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.2

優しい人が近くにいるだけで、自分も少しずつ変わっていける気がする。
優しさはMagic。自分も人に魔法をかけていたい。

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

終盤普通のドラマっぽくなってしまった。
荒木色がもっと欲しい。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

ストーリーはあって無いようなものと思い、鑑賞前から"見る"に徹しようと思っていた。
ウェスアンダーソンの映画って、良い意味で絵画的で限りなくアートに近い。今作も例に漏れず、手の込んだアート作品だった。

犬王(2021年製作の映画)

3.5

アヴちゃんの声良いよね。犬王にハマってる。

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.8

主人公の愚鈍さやイエスマンすぎるところにもやもやしつつも、なんだか目が離せなくなる。
最終的には皆んな幸せになってくれと願っている自分がいた。
Coccoの自然体で飾らない雰囲気が真白という役柄にぴっ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

映画を見たというより、美術館でアートに触れた時の感覚に近い。
セルフオマージュのたっぷり詰まった作品。宮崎駿の走馬灯。

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