木さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.0

移送車に乗せられて外を見ながら静かに涙を流すアントワーヌが忘れられない。

彼が持つ自分だけの世界はネグレクトから来る孤独な時間によって生み出されたものだろうけど、そうやって自分自身で作り上げた世界で
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パリタクシー(2022年製作の映画)

3.6

ザ フランス映画という感じで良かった。
ストーリーに突飛な部分は無いけどその分安心して見られる。ジム・ジャームッシュのナイトオンザプラネットみたいなタクシー内での日常劇だと思って観に行ったけど、こちら
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郊外の鳥たち(2018年製作の映画)

3.5

ずっと不穏で確実に何か起きているのに何が起きているのか全く理解できないもどかしさ。久しぶりにこんな難しい映画見た

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

今めちゃくちゃ幸せ。最高。
美味しい料理が見たくて何となく選んだけど正解だった。料理を通して息子とコミュニケーション取る不器用な父親だけどそこが愛らしい!みんな幸せエンドで本当に最高!!

アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

3.6

死霊館シリーズは1作目が1番怖いと思ってたけどこれもめちゃくちゃ怖かった。

アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

3.4

今回は夫婦の活躍がほとんどなかったけど2人の逞しさがジュディに受け継がれたのか娘めっちゃしっかり者だった。

怖いシーンはしっかり量あってびっくりしたけど、最終的には実体化させて怖がらせるっていうワン
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.7

最後まで乗りきれず若干消化不良。
映像の節々にしっかりティムバートン味があったから視覚的には楽しむことができたけど、ストーリーがふわふわしてて掴みどころないなぁとか考えてるうちに終わってしまった。

ビートルジュース(1988年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ティムバートン丘の上の家好きなんだなーと思いながら見てた。初期の作品らしいけど既に世界観確立されてる。

ストーリー的には幽霊夫婦があまちゃんすぎてもどかしかった。家取り戻したいなら死霊館みたいに本気
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.8

映画鑑賞シーン今まで見た映画の中で一番好き。エヴァを2人で挟んでるのが可愛くてニマニマしてしまう。というか見てる間ずっとニマニマしてた。3人の何とも言えない空気感が心地良いし、いつの間にかエヴァが妹み>>続きを読む

チャンス(1979年製作の映画)

3.6

エンパイアオブライトに出てきたから見たけど主人公のボーッとしてる感じがもどかしくてあまり楽しく見れなかった。

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.7

作り手の映画に対する愛をめちゃくちゃ感じた。
映画館を通じて起こる出会いと別れの物語なんだけど、普段なら主軸であるはずのストーリーがこの作品では裏方を担っているような気がした。物語が重要なのではなくて
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.9

登場人物が少なくて途中からほとんど主役の3人しか映らないのに退屈しないむしろ楽しい。ジム・ジャームッシュならではのシュールな会話劇が本当に好きでかなり私のツボ。

RRR(2022年製作の映画)

3.9

あまりにもロング上映でやらなきゃいけないのに後回しにしてること枠でずっと頭の中にあったので思い切って観に行った。

これは面白い。
流石に3時間あっという間ってほどではなかったけどストーリーは筋通って
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トラスト・ミー(1990年製作の映画)

4.0

愛じゃなくて信頼で結ばれた男女って初めて見たかもしれない。こういうの無限に見てられる。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

あまりにも良すぎる。傑作。

言葉での説明なんて必要なくて、ただ音で示す。
彼らにとっては音楽が第一言語で、観客は彼らの饒舌な演奏に魅了される。それがただただ素晴らしい。

音楽を同じように愛している
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.8

ダークナイトシリーズ高評価なのは納得だけど自分はあんまりハマらなかったかも。ゴッサムが犯罪の温床だから滅ぼしてしまおうっていう考えが理解できなくてなんでこの人たちこんな躍起になってるんだって思っちゃっ>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.8

ビリーの癇癪にイラつきすぎて何度か見るのやめようと思ったけど最後まで耐えてよかった。面白かった。

所々入ってくる回想の独特な演出や、撮り手の存在を感じる画の効果でどことなくポップな雰囲気がある不思議
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(1954年製作の映画)

3.8

「人は誰かに生きていいよと言われなくちゃ、生きていけないんだ」

これは好きなアニメの主人公が言っていたセリフで、ジェルソミーナもそうだったのかなと思った。個人的にはこのセリフにあまり共感できないけど
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ダークナイト(2008年製作の映画)

3.8

ハービー!!!!その怒りをゴードンファミリーに向けるのは違うだろ!!!!と画面をぶん殴りそうになった。

カビリアの夜(1957年製作の映画)

3.9

監督の名前だけ知ってる状態でだいぶ身構えてたんだけど思ってたよりも優しめだった。

最初は主演の女優さんの演技わざとらしいなと思ったけどなんか癖になって結果好き。

自分は水商売にだいぶ抵抗があるから
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.7

とうとうこのシリーズ見始めました。バッドマンがどんなキャラクターなのか全く知らない状態で見たけど思ったより人間だった。マントで空飛ぶ原理とかちょっと怪しいとこあるけどそこはご愛嬌。久しぶりにシリーズも>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.8

この年頃で友達の才能に気づいてそれを気にかけてあげられるのすごいな。クリスあまりにも大人びてるけど無理に演技してる感がなくてすごい。ラストで自分の幼少期思い出した。いつの間にか疎遠になったあの子元気か>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.9

理解しきれてないけどなぜか退屈せずに観れたから不思議。アレックスが非道すぎて前半見てるのきつかったし後半もざまあみろとか思っちゃったけどそんな個人の悪も政府からしたら一つの道具でしかなくてなんだかなあ>>続きを読む

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.7

コロナ禍でマスクをつけるのに意味があるのかなんて誰にも分からないけどみんなつける、生きるのだってそれと一緒で意味があるのか分からないけどそれが死ぬ理由にはならない。この例え好きだった。

正直辛くて長
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

戦争映画はあんまり食指が動かないんだけどこの作品は抵抗なく見れた。

ナチスの恐怖政治を子供視点でポップに描いてるんだけど、意外と戦争色も強くてなかなかいい塩梅だと思う。

劇中歌に“Love”の『E
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.0

ひたすら泣いてしまった。
ただ母親として生きてるだけなのに大量のチクチク言葉を浴びせられ身を削ることを強いられそれに耐えるのが当たり前とされる世の中。結婚して子供を産んだ瞬間「母親としての人権」しか与
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.2

ジムジャームッシュのオムニバス=ドンピシャっていう方程式でもあるのか?ってくらいドンピシャだった。

会話の間も気取らないのに魅力的な画も全てが好きすぎる。

特に好きだったのはやっぱり「FAR FR
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.9

やっぱりトランスフォーマーシリーズは最高って決まってるんだよ!!!

もう見たいもの全部詰まってる。
人間とロボットの友情に1人の少女の葛藤、くどくない恋愛と家族の絆。

映画に求めてるものをストレス
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オールド(2021年製作の映画)

3.5

なんか思ってたより盛り上がらなかった。

話のオチは良かったけど登場人物の行動とか言動がいまいち掴みどころなくてずっと頭上で物語が展開されてく感じ。シンプルに言うと乗れなかった。

でも退屈ってわけで
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.6

2人の空気感とか会話のぎこちなさがめっちゃリアルだった。行き帰りの車で流れてたラジオもなんか意味があるのかな

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.1

新年早々体調崩して死んでるけど一発目の映画が大当たりすぎて元気出た。

劇的な転換点があるわけじゃないんだけど、ビリーに影響されて周りが少しずつ良い方向に変わっていくのがよかった。それにすんなりストー
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