サヨさんの映画レビュー・感想・評価

サヨ

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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.2


ずっと公開を楽しみにしてたwonka!
ティミーが演じるウィリーウォンカ素敵すぎた….

映画はウォンカの持ち物であるハットやチョコレートのポータブル製造工場になるカバンなど登場人物のキャラクターや
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SCRAPPER/スクラッパー(2023年製作の映画)

4.2


“I can raise myself,thanks“

あらすじに惹かれて、機内で観た一本。
大好きだったママを亡くして、悪友の手を借りながらも上手く周りの大人を躱してひとりで生きようとしていた少
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自分の事ばかりで情けなくなるよ(2013年製作の映画)

3.1


“言わなくても伝わると思ってたよ”

高校生のとき、地元のTSUTAYAに探しに行って準新作だったこの映画を借りて見た、という記憶だけが鮮明に残っていた。クリープハイプもレンタルビデオ屋も日常の生活
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ピノキオ(1940年製作の映画)

3.3


某ソシャゲのハロウィンイベントがピノキオを題材にしているため、その予習も兼ねて視聴。視聴は幼少期ぶり✌️

ディズニーのストーリーって勧善懲悪なイメージがあるからこそ悪役は最後は懲らしめられることが
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バービー(2023年製作の映画)

3.6


アメリカでの映画のPRでバービーと原爆のミーム化が問題視され、日本でも悪い意味で問題になった今作。あまり期待せずに視聴したものの、悪い印象先行してるのがもったいない映画でした。

Barbie wo
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9



受け手によって感想がまったく変わる映画。
映画を見終わっても監督の伝えたいことのほとんどを取りこぼしているような感覚があった。一方で物語の余白を考える時間が楽しくて、自分の鑑賞体験や考察を通してい
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.7

女性の画家が描いた一枚の絵(燃ゆる女の肖像)に関する回想と、ままならない2人のその後と。

思わず見入ったさみしくて、美しい映画。劇中で引用されているセリフや音楽にはすべて意味があり、無駄がないのに繊
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怪物(2023年製作の映画)

4.8


物語は小さな街で起こった雑居ビルの火事から。対岸の火事とは、“まったく自分には影響がなく痛くも痒くもないできごとのたとえである。”まさにこの雑居ビルの火事は対岸の火事のごとく、物語の登場人物たちもこ
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.2


映画を見終わっても、この感情に適切な言葉が見つからずただ美しく悲しい。カニバリズムの描写は確かに気持ち悪くてグロいけれど、その人たちにとっては抑えきれない原始的な欲求であるという比喩の描写としてはピ
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母性(2022年製作の映画)

2.9


“女性には二種類ある。母と娘です。”

懺悔室での母視点の回想と、娘視点の回想をめぐる物語。一般的には女性が娘から母になる過程で、自然と生まれると思われている母性。今まで無性の愛を注がれてきたからと
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Summer of 85(2020年製作の映画)

4.6


”これは君の物語じゃない“

アレックスがストーリーテラーとして、6週間のダヴィドとの出会いと永遠の別れを語る回想録であり、16歳の激烈な感情と恋のお話。現在と過去が交差しながら進む話の中でも、過去
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.9


はじまりは、少しの違和感から。

代理ミュンハウゼン症候群に関する映画やドラマは結構あるものの、ここまで展開がドキドキするものが久しぶりで面白かった。代理ミュンハウゼンでよくあるペルソナとして、周囲
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

3.4


舞台観劇のために鑑賞。短めの感想だけ!

トレイシーがとにかく明るくて自己肯定感が高くて見てて楽しい。歌もダンスももちろん上手いんだけど本当に楽しんでるのが伝わってきて、ミュージカルは好きなもののそ
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オールド(2021年製作の映画)

3.9


リゾート地にある人里離れたプライベートビーチに足を踏み入れた家族の1日と一生と。

リゾート地に旅行に来た家族たちは、ホテルマンのすすめで秘密のプライベートビーチへ案内される。最初は楽しく純粋にビー
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TANG タング(2022年製作の映画)

3.3


仲の良い友人と映画館で映画を一緒に見に来られたのが久しぶりだったのでちょっぴりドキドキしながら鑑賞しました。事前情報はほぼなしで鑑賞。

話の展開はおおよそ次の展開が読めるような映画だったのですが、
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.1


“母親”に対する理想像が明確にあった小春が児童相談所で働く者として他人の家庭環境や母親に対して失格の烙印を押す側から、ひかりと接していく中で母親失格とされる立場に。以前は冷静に判断できていた善悪も、
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.5


2021年のアカデミー賞脚本賞を受賞している本作にかなり期待を込めて視聴しましたが、期待以上のおもしろさでした。性被害というシリアスなテーマを題材にしながらも、映画のポップな世界観や有名でポップな曲
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.1


公開時は前情報や感想が先行していたのと、膨らむグロ演出に対する想像の気持ち悪さでずっと見る機会を窺っていた本作。やっとこのタイミングでみることができました。

90年に一度のホルガ村での夏至祭(ミッ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.4


イマジナリーフレンドも敬愛するヒトラーで、盲目的にドイツへの愛国心のある少年。でも訓練中に失敗しちゃって戦地には行けなくなったジョジョラビット。10歳。姉と父はいないけれど、たくさんの愛をそそいでく
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ハーメルンの笛吹(1933年製作の映画)

2.9


ハーメルンの笛吹きの話は、グリム童話として有名なもののきちんと内容を知らないまま視聴。
 鼠の大量発生に日々悩まされていたハーメルンの街の人々は笛吹きの男(バイトパイパー)により、ハーメルンから鼠を
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リトル・ガール(2020年製作の映画)

3.9


サシャとサシャを取り巻く家族のドキュメンタリー。ドキュメンタリーだからこそ、サシャを取り巻く環境や人々の意識が劇的に変わることない。
サシャが好きな服を着て、好きなペンケースで学校に通うという一見簡
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.1


イギリスの片田舎から出てきたエロイーズが夢の中のサンディーに出会い、シンクロしていくことで物語は展開していく。最初はタイムリープで出会ったサンディーに服装や髪型を寄せて垢抜けていくという場面ではちょ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0


公開してからなかなかタイミングが合わず、見れなかった本作。久しぶりの映画館でゆっくり鑑賞できました。“エール”は未視聴。

主人公のルビーは、4人家族のうちルビーだけが耳が聞こえるのは聾唖家族のうち
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.1

予告を見て視聴を楽しみにしていた映画。序盤からかなり不穏な雰囲気が漂っていて気持ち悪い。家の内見に行くことになったカップルが集合住宅地Yonderに取り残され、カッコウの託卵のごとく突然知らない赤ちゃ>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0


“Gucci”をめぐるファミリービジネスと華麗なるグッチ一族の富と崩壊と愛の話。アダムドライバー演じるグッチ創始者の孫で弁護士志望のマウリツィオ・グッチとレディーガガ演じるパトリツィアが出会い、恋に
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.4

舞台鑑賞の予習のため視聴。ストーリーは古典的かつ典型的な物でしたが、60年前の映画ということもあり、無声映画からトーキーへの変遷というテーマや演出の仕方などがすごく新鮮でワクワクしながら視聴。

冒頭
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

3.0


サシャの日常のルーティンから始まるこの映画は、サシャに突然訪れた死から物語が動き始める。死という永遠の別れは誰にも優しくなくサシャがなんの病気でなぜ死んだのかこの映画で観客にも説明されることはない。
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.1


ずっと公開を楽しみにしていた作品。

雑誌の編集長が心臓発作で亡くなり、遺言に残された”フレンチディスパッチ”の廃刊が決まる。廃刊のため最後にして編集長への追悼号。エディターたちは最後の”フレンチデ
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DEATH NOTE デスノート the Last name(2006年製作の映画)

3.8

後編。サブスクにて再視聴✌️

今回はLと月の服装に注目。詩織を亡くしてから始まる本作では、前作では茶色の服を頻繁に着ていた月が全身真っ黒な服を着るようになる。月にとって詩織という心の安寧を失って揺る
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DEATH NOTE デスノート(2006年製作の映画)

3.7

サブスクに上がっていたので久しぶりの視聴。

デスノートが公開されている時期に映画館がすごく混んでいて、幼いながらどんな映画なのかドキドキしながら見に行った記憶が懐かしい。
当時はリュークの合成があま
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.3


旦那も優秀で義父母が購入してくれるような裕福な家に住めるほどの玉の輿で周りから見れば何不自由のない生活をすることができるようになった。そんな中でハンターは日常の些細な不安と孤独の積み重ねに蝕まれ、周
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さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)

3.6

高校卒業、という子どもでも大人でもないモラトリアムの時期。映画ではゆったりと時間が進む中で、レオニーの将来やその計画について急かす周囲と”人生は長いのよ、急いでない”と答えるレオニー。服の着こなしも最>>続きを読む

ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

4.8

ハリーポッター20周年を記念した同窓会という名のとにかく素晴らしいコメンタリーであり対談!!オープニングからあまりにも素敵で、トムとエマが抱き合うシーンは思わず心がときめく。
わたしは本より映画で人気
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.2

少女の目覚めという副題が的確な映画。

たまたま食べた生食の動物の肉をきっかけに、衝動的に人間の肉を食べるというカニバリズム。姉妹にとっては生理的欲求であり、抑えなければならない衝動だからこそ2人の破
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99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.6


以前から99.9のドラマを見続けていて年始のスペシャルドラマも履修した上での鑑賞。私自身、松本さんのファンということもありタイミングよく舞台挨拶のライブビューイングの席を取ることができたので舞台挨拶
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.3


待ちに待ったキングスマンの前日譚。
本作はサラエボ事件をきっかけに、第一次世界大戦が始まりそれをキングスマンが水面下でどう終わらせるか、という政治的史実とキングスマンならではの視点と演出が混ざり合っ
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