小指さんの映画レビュー・感想・評価

小指

小指

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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.0

自首するかそのまま生きていくのか犯人に委ねられてしまうのは探偵ならではの立ち位置だなとは思うけど、でもそれでほんとうにいいのか?ともやっぱりすこし思っちゃう。
その復讐でまた誰かの人生が大きく壊れるか
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.5

ずっと見たかった作品。
やさしい世界観だった。
好きなものを素直に好きと言えないうららの卑屈さはすこし分かるような気がした。
否定されるのが怖いんだよね。
わたしも好きなものはひっそりと静かに好きでい
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83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

3.0

ドキュメンタリー風映画かと思えばこれはほんとうにドキュメンタリーだったの?ね?

孤独がつらいと感じるのはそれまで歩んできた人生が幸せなものだからだよね、と胸がギュッとなった。
聞き上手の人間のまわり
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

2.5

登場人物たちを好きになれなくて長い1時間半だった。
シイノは助けてもらったひとに対して終始タメ口なのといただいた貴重な貴重なお金で呑気にお酒飲んでるんじゃないわよ....!とほかにも細かいところでイラ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

胸が高鳴った。
オープニングのアニメーションと自分の10代を思い出すメロコアな音楽。
令和のスラムダンク、初っ端から心掴まれました。
CGモーションは おお、ヌルヌル動いてる...と感動。
キャラクタ
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.5

幼少のころにジュラシックパーク1を観てから歳を重ねてもずっとかわらず好きなのでだいぶ甘めの評価。

オーウェンとクレアが仲睦まじくなっていて驚いた。ちゃんと共生できていた。
物語の内容はイナゴ!アクシ
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

ひととひとが顔を合わせたときの行間を読みとっていく映画。

「捨てるなら産むなよ」と序盤で吐き捨てるように言う刑事の言葉はわたしの想いにも近かった。子供に関する様々な痛ましいニュースや赤ちゃんポストの
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バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版(2022年製作の映画)

3.0

主人公は獅子尾ではなく若宮だった気がした。
ミステリーというよりは人間ドラマ。
こういう閉塞感のある舞台はすきだ。

犯人の殺害計画はあまりに杜撰だったし割れたガラスを素手で片付けるんじゃないよなど突
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.0

スパイダーマンもかなり進化していた。AIがすごい。
これまでの街を飛びまわるスパイダーマンが好きだったので武器の密売人と戦うスパイダーマンはべつにスパイダーマンじゃなくてもいいのでは.....と思って
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THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

4.0

創作ではなくドキュメンタリーだった。
スピードの速い文字の羅列に眠気を何度か催したがとてもおもしろかった。
ふだんニュースでふわっと目にする程度の北朝鮮。実際の国ではこんな感じなのだな、と学びを得た。
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.0

クレイマー一家の3人の演技の巧さ。
父親のガサツさ短気さがとてもリアルでところどころ自分の父親と重なり不快に思うくらいだった。うまい。

冒頭こんな下手くそなフレンチトースト作れるひとむしろすごいよ.
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.3

まさに“認知症の追体験”だった。
映画が始まってすぐ世界観にのめり込んだ。
わたしの祖母は認知症だ。トンチンカンなことばかり口にする祖母に辟易しつつも母は毎日共に暮らしている。
もしかしたらわたしの祖
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.3

ひさしぶりにこんなにストレートな恋愛の映画を観た。濃密なひと夏の恋。あまりにも官能的で若干胃もたれもした。
知性と美がそこらじゅうに溢れている映画で画のうつくしさはもちろん音楽のタイミングや曲のチョイ
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最初の晩餐(2019年製作の映画)

3.7

ずっと見たかった作品。公開当時は近隣の映画館で上映がなく残念だった。

「食」が繋ぐ家族の物語。
家族に成り立てのギクシャクした5人がお味噌汁、焼き芋、登山、ピザ、焼き魚、餃子などを通してだんだん打ち
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時をかける少女(2006年製作の映画)

2.0

WOWOWでやってたのでひさしぶりに視聴。

お友達のユリちゃんが怪我したときになんでタイムリープしないの?がずっと引っかかってどうしても真琴が好きになれない。このときタイムリープの回数制限にまだ気づ
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.3

自身の居場所を求めて詐欺を繰り返すフランク。更生させようとするFBIのカール。
フランクを信用するカールの人間性がとってもいい。トムハンクスが演じると人間がやさしく見えていいな.......

映画と
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

やりきれない気持ちでいっぱいになった。
先日ヤクザと家族でも感じたことだったが現代ってますますヤクザは生きづらい世の中なんだな。また、組から足を洗っても刑務所で刑期満了でも偏見の目で見られる社会だ。そ
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

エンターテイメントは人間の最低限の生活において必要事項には入らない。新型コロナウイルスに振り回される世の中でエンターテイメントは深刻な苦境に立たされている文化の一つだ。
作中映画に夢中になる村人たちに
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

哀しくて哀しくて哀しくなった。
観賞後席から立ち上がるのにひさしぶりに力を必要とした映画だった。

わたしは綾野剛の声が好きでしてヤクザと家族の綾野剛はずいぶん低く喋る役だったがそこもまたドキッとした
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名も無き世界のエンドロール(2021年製作の映画)

2.5

この映画の予告を目にするたびに『ラスト20分の真実』という宣伝文句にため息をついていたがそれは杞憂だった。そのラスト20分の真実がほとんど驚くものではなかったからだ。

親切な展開だった。とてもわかり
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.3

セクシャルマイノリティに切り込みつつもわりと明るいトーンですすむ物語。
しかしあまり鋭いメッセージなどはなく物足りなさを感じた。
音楽がかなりメインといったところでしょうか。
その音楽はすきな曲がたく
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.0

やさしい世界。やさしい人のまわりにはやさしい人が集まってくる。
オギーもヴィラもミランダもジャックもみんな何かに悩みながら生きてる。その悩みがそれぞれに共感できる部分があって胸がしゅんとなる。

生き
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魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

1.0

ひさしぶりにどれみちゃんたちを見られる嬉しさで期待をしすぎたのかもしれない。

この映画はミレさんの年齢層をターゲットにしてるとわたしは捉えたけどうぅーんとなった。どれもこれも中途半端。キャラクターも
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.8

予想斜め上の始まりかたに戸惑いながらそして心を掴まれていた。終始一貫して田中裕子さんはいい女優だなと感じながら見終えた。主人公桃子の退屈な日常を描いた物語なのに退屈に感じない監督のセンスが自分のなかの>>続きを読む

南極料理人(2009年製作の映画)

4.0

ひさしぶりに鑑賞。
人間が得る幸福において『おいしい食事』は大部分を司ると思って生きているのでこういう話はだいすきだ。
どんなに辛い状況でも食事を味わえている時間は幸せなものだ。

西村が丁寧につくっ
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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

3.8

駆け込みで観てきました。
編集者に「物語の立体的な描写ができていない」といわれるように小説家で主人公のマキは私生活でもいつも視点が一視点だ。
こんな作者が書く物語がおもしろいはずがないのだ。
とにかく
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.8

煉獄杏寿郎の上司として人間としてそこはかとないかっこよさ これに尽きる映画だなと思った。
もっともっと煉獄杏寿郎との時間を彼ら3人に過ごしてほしかった。彼の継ぐ子となり鍛錬を積み重ねる3人を見たかった
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.4

高校生のときのなんでもないだらだらと友人と過ごす時間がほんとうに楽しかったなぁと思い返した。クラスでおちゃらけてる佐々木はすごく繊細な佐々木で父親の存在をいつも追いかけてて苦しくなった。でもクラスでう>>続きを読む