まさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.0

面白かった。
ドリスまじで容赦ねえ。
フランソワ・クリュゼがにっこり笑った時に大型犬みたいに目尻が下がるのがとても良かった。

ことりのロビン(2021年製作の映画)

3.4

アニメーションとしてのクオリティはめちゃくちゃ高いのだろうけど、主人公の性格にイラついてしまった。
好みの問題です。

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.7

面白かったけどそれ以上にバグが起きまくっている周りの感覚が恐ろしかった。
SNSが発展したからこそここ数年で、プライバシーやら個人の肖像権への意識が上がっているけど、昔であれば今ほど複雑に考えずに笑え
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

お洒落映画過ぎる。
極悪かと思えば謎の人情。
「ウワー余計なことすんな目的果たしたらさっさとずらかれ馬鹿!」と思うジャンクでキッチュな要素があくまで〝パルプ・フィクション〟たらしめていてその匙加減が絶
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レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

3.5

面白いんだけど人間がポンコツ過ぎて全然成長しないのと、ちょっと唐突にも思える恋愛要素には???ってなった。

めちゃくちゃ才能あるし努力もするのにたまたま生まれ持ったや環境(本作で言えばねずみに生まれ
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ピンク・フラミンゴ(1972年製作の映画)

-

いやもう予想以上にお下品でした。
紳士淑女にはオススメしません。
子供には絶対薦めません。

が、見入っちゃうし面白かった。
あかんシーンも多かったけど。
ディヴァインの存在感が圧倒的で。

あとはフ
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

4.0

ちょっとしたことで傷ついている苦労知らずの方が声がでかい。
大仰に痛がる。
挫折してないからつまづいただけで子供のように。
本当に痛い人ほど笑顔の下で大出血してる。

恒松祐里さん演じるマヒルちゃんは
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.2

何を食べて見て読めばこの世界観が脳内に構築されるのか。
そして何を食べて見て読めばこの世界を7年かけてほぼ1人でストップモーション・アニメーションとして完成させようと思えるのか。

もう狂気狂気狂気狂
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次は何に生まれましょうか(2019年製作の映画)

3.1

解決や回収はしていないけど問題提起になっている短編。
たまに主人公の気持ちの流れがわからなかったのだが、お芝居が途切れたのか、演出が人間の整理に沿っていなかったなのからか、周りの受けの問題なのか、ぬる
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園子温という生きもの(2016年製作の映画)

3.9

すっごくまともで優しさを突き詰め続ける先に園子温の狂気はあるのだと思う。

血飛沫もイカれた展開も人間に対する誠実さの表れで、綺麗事にして見なかったことなかったことにするよりもずっと美しい。

福島を
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ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)

3.7

ユロ歩きは初期からあるのね。
てんこ盛りで、ユロ氏は無口なのにいい意味ですごくうるさい笑
画の切り取りも面白いけど、音が好きだな。
一音一音可愛い。
ジャック・タチの頭の中を覗いてみたい。

マルチタ
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.6

面白かった。
和訳はなんかたまに嫌だったな。

あと主演に対してヒロインと元妻共にめちゃくちゃ若いのが気になりました。

BAD FILM(2012年製作の映画)

3.2

「あくまでパーティー映画」
(インタビューから抜粋)

なるほどパーティー映画。
話を追いかけるというより、映像の遊びを追いかけた気分。

HAZARD ハザード(2002年製作の映画)

4.0

オダギリジョーとジェイ・ウェストの演技が良い。
手ブレカメラが良い。

アンソニーのハッピー・モーテル(1996年製作の映画)

3.4

だれるところもあるのだけれど、
カメラワークやシュールな会話劇ではやはりウェス・アンダーソン節の片鱗が。
この後大開花という印象。

ラブ&ピース(2015年製作の映画)

4.0

個人的には好きだった。
園子温のファンタジー。
毒なし…と言いたいがファンシーに包まれているだけでちゃんと劇薬がある印象。

全然セリフないけど麻生久美子の出立ちが終始良かった。
あと下水のシーンが好
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愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

3.5

元ネタの事件をエンタメに昇華したらこうなるのか…。
めちゃくちゃなのだけど、めちゃくちゃに畳み掛けられると人間正常さを失っていくし普通って何だっけと思いながら畳み掛けられる映画。

FUNNY BUNNY(2021年製作の映画)

3.5

岡山天音くんのお芝居がめっちゃくちゃに良きです。

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

繊細でユーモラスなストップモーション・アニメーション。
制作時間、人数共に半端ない。
途方もない。
ウェス・アンダーソンの頭の中覗きたいよ。

批評の中にはホワイト・ウォッシングとの声もあるようで。そ
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.0

目が離せない。
面白かった。
がんがんに寄る画が多い。 
美し過ぎてずっと観ていたいジョディ・フォスター。

あと可愛いねこちゃんとわんちゃんがいいクッションになってくれている。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

役所広司さん素晴らしい。
チャーミング過ぎる。

太賀演じる津乃田が三上に電話で説教たれるシーン、この作品の中で一番暴力的に思えた。
偽善と正義も振りかざせば純粋な暴力よりずっとずっとえげつない。
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プレイタイム(1967年製作の映画)

4.8

いい意味で頭おかしい。
イカれてなきゃこんな作品撮れない。
費用労力半端なく緻密に計算された画面。
娯楽映画の面もありながら芸術映画。

人が入り乱れ過ぎて、俳優も何度合わせたのだろうとか。
途方もな
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映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者(2020年製作の映画)

3.5

しんちゃんなら最初の落書きの時点でぶりぶりざえもん描いていて良くない?
とか。
面白そうなキャラいっぱいいるのに、いっぱいいすぎて全部浅いな。
とか。
ゆうまめちゃ可愛いけど葛藤が薄い分感情移入はしづ
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.1

21分とは思えない重さ。
子供にそんなことさすな…。
最後、肌の色でジャッジするようになってしまったのが何とも。
短い時間ながらダニエル・マクドナルドがめちゃくちゃ良かった。

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

4.3

画面の切り取り方が面白い。
ストップモーション・アニメーション、どれだけ制作に時間と手間とお金がかかるのか…。
でもだからこその味がいいのだやっぱり。
細部まで作り込みがすごくて、画面の端から端まで見
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ロッタちゃんと赤いじてんしゃ(1992年製作の映画)

4.2

バァムゥセェ!!
真似したくなる。
奈良美智の描くムスッとしたふてぶてしいロッタちゃん、実写でもまんま同じで笑っちゃう。
お兄ちゃんお姉ちゃんがやっていることは自分も真似したいよね。
5歳頃って、実は
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ちゃんと伝える(2009年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

高岡蒼甫が主演だったらもっといい映画になった。
正直主演の演技が軽くて…でした。

あとさすがに死後硬直がないとリアリティがなくなる。

恋の罪(2011年製作の映画)

3.6

冨樫真さん素晴らしい。
他の俳優ももちろん素晴らしい。
で、大方斐紗子さんの爆弾力たるや。
こういう優しく愛らしい喋り方のおばあちゃまいらっしゃるよね。
そんでもって言ってることがとんでもねえ劇薬。面
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

ミュージカル映画って時たま歯が浮く気持ちになるのだけど、現実逃避の幻想として取り入れるとこんなに重く苦しいのね。

手持ちカメラのブレと
何よりビョークの演技が素晴らしくて。
カトリーヌ・ドヌーヴも素
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