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簡単に説明すれば
『母をたずねて三千里』の父親版と言った感じ。
一見、簡単な話でありながら、割と深い。
混沌とした雑踏の中、自然に行われている悪戯。
あたりまえの様に万引きし、逃げ去る若者。
世間は>>続きを読む
正しく生きようとすることは素晴らしいと思うけど、その正しき人が無自覚に誰かを傷つけているのを見ると、やるせなさにモヤモヤして嫌気がさし、疲れる。
この映画の主要登場人物たちは、悪いし、アホだし、どうし>>続きを読む
なんか超典型的なフランス映画って感じ。
ジャン・ユスターシュに似た雰囲気。
個人的にはユスターシュのほうが遥かに狂っていて好き。
でもレオーが見られただけで満足。
顔も体型も老いたりとはいえ、両手の指>>続きを読む
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綺麗な映画。
印象的なトランポリン、男の涙、返事をしない母。
兄に暴力を振るわれ、父は家父長的な主人として尊大にふるまう。うわ最悪、、、と思った。
でも主人公の入院の時には本気で涙を流したりもする。>>続きを読む
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簡単に言えば、ストーリーはゲイカップルのイニシアチブの取り合いのくっついたり離れたりするだけ。
それを美しくドラマティックに見せるクリストファードイルの映像技術に圧倒された。
私はウィンとファイの関>>続きを読む
欧州の難民問題がベースとなっていて、映像の雰囲気もシリアス・ノンフィクション系だったので期待してみたけれど、肝心なところでその重みに向き合えていない。
難民問題をベースにコメデイ要素もいれるのなら「>>続きを読む
私はこの感情に狂った感じは嫌いではなかった。
恋に溺れすぎていてある意味人間らしさを感じられない。
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自分が何者か?ということを
考えている若者は多いと思う。
それまでやり過ごしていたことに
異議を感じるようになった人が増え、
メンヘラが繁殖していった気がする。
そのこだわりの一つがセクシャリティ。>>続きを読む
世の中は割り切れない。
性への目覚めが瑞々しく、鮮やかに切り取られている。
ぶっ飛んでいる。内容というより映像を楽しんだ。
ヌーベルバーグとゴダールはやはり少し似ている気がする。
片頬に塗られた血が全てを表していた。アレックスの心は既に元恋人の元を離れていた。元カノもそれを自覚した。一つ分からないのは序盤と終盤に出てきた>>続きを読む
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自殺願望が強く、感情を持たないハロルドが自由に生きるモードの前で「死ぬことは楽なことだと気づいた」と初めて自分の感情を吐露するシーンが素晴らしい。
モードはよく盗みを働いていたがハロルドは彼女にいけ>>続きを読む
久々に映画を見ていて苦しくなった。
情緒不安定で攻撃的な性格の息子と、
それに振り回される母とのいざこざで、
内容に、得も言われぬ閉塞感。
この閉塞感に、映像表現とBGM(有名な洋楽)を舞台装置として>>続きを読む
スタイリッシュで感覚的。
ロマンチックで哲学的。
遊びの感覚が、独創的な世界を創りあげている
ディーバと、オタク、マフィア、警察、芸術家、泥棒を盛り込んだサスペンスかと
思いきや、夜明けのデートシーン>>続きを読む
事情と孤独を抱えた人たちが、小さな接点を縒ってつながる、大人の話。
誰もが擦り切れていて、誰もが寂しくて、誰もが少しだけ優しく明るさを持っている。
挿入歌のジェヴェッタ・スティールのCalling Y>>続きを読む
70sの雰囲気が楽しめる。
70sロック中心のサントラが素晴らしい。
ストーンズの曲から始まるオープニングはテンションあがる。
実話だから見応えもある。
そして何よりファッションめちゃくちゃかわいい>>続きを読む
私には内容はそこまで深いようには思えないけど、この描き方、段階の踏み方、テンポの良さ、映画としてよく出来てるとおもった。
この世は気づいていないだけで、普通日常、普通の決断こそがとても残酷なものだと思>>続きを読む
描き方が雑。
話題作だったから、もっと人間の欲望と美に特化した作品だと思い期待したが、意外とこんなんもん?と思ってしまうくらい質量のない歪み方だった。
薄っぺらい。美に対する女性の欲望、執着はもっと哀>>続きを読む
若いって面倒と思わされた。
性的描写は他の映画に比べたら過激。
でも美しいからアリ。そして全くえろく感じさせないのが尚更美しい。
一般常識的な視線で見るとかなりみんな気持ち悪くて狂っている。
けれどこ>>続きを読む
かわいらしいけど、やはり私にはこの手の恋愛映画がむいていない。
共感できる部分がないので感動も出来なかった。
感傷的な描写に流されない子供たちの表現力、それを可能としたトリュフォーの演出力がすごい。子供らしい緊張と興奮が入り混じった表情など、すべてのシーンが魅力的。そのナチュラルな感情表現が惹きつけられた。>>続きを読む