でんさんの映画レビュー・感想・評価

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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

これは賛否が激しく分かれそう。
自分はどちらかというと否に60%かな。
ただし冒頭の戦闘シーンは抜群に面白いし、これが2時間続くなら傑作だと思ったけど、
少し消化不良な結果に。

ほとんど一般市民が出
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.6

IMAX3Dで鑑賞。
いつものようにハリウッドの大金投入して作った、モンスターパニック映画。
ハリウッドもコロナ前からけっこう資金が厳しいらしいけど何処がやねん!って感じ。
設定やストーリーはツッコミ
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.0

全斗煥政権下での韓国民主化闘争を描いた重厚な歴史ドラマ。
史実を元にした社会派映画は1人の英雄を中心にその熱量によって周りも変化していく様を描いた物が多いけど、これには明確な英雄は出てこない。
アル中
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.3

哀しみと絶望と愛と希望がしっかり描かれた反戦映画。
反戦もの&戦争もの(特にナチ系)は好きなのでそこそこの本数観ているけど全方位で超えていく傑作。
スカヨハとサム・ロックウェルが輝きまくってる。
音楽
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

大まかに言うとコメディーで始まりサスペンスで終わる。2時間少々ずっと面白くて飽きることないけど観終わるとどっと疲れる。鬼才ポン・ジュノ監督ここに有り。
ソン・ガンホの存在感が圧倒的で彼の全てを追ってし
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.3

より多くの人の生活と想いが描かれて前作とは全く別の作品に生まれ変わった。
167分の長さは微塵も感じない。

日常の中の日常が、時が進むにつれて日常の中の非日常になり、非日常の中の日常になり、非日常の
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決算!忠臣蔵(2019年製作の映画)

3.6

ビッグネームの俳優がチョイ役でいっぱい出てきて結構ギャラに金がかかっていそうな作品(笑
堤真一はこんな軽い役も上手いなぁ。
忠臣蔵の本筋を知っている方がより楽しめるとは思うけど、知らなくても大丈夫。
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

4.1

エマ・ストーン推しなので点数甘め。

大物になってもこんなクソB級作品(褒めてる)に出演するエマ・ストーンやウッディ・ハレルソンはスゴいわ。
よく10年前の第一作から主要メンバーが変更なく出演したな。
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.2

史実をベースにした秀作。
洋画に邦題をつけると大抵ダサいタイトルになりがちだけど、この作品は邦題がとても良い。

ベルリンの壁が築かれる5年前の1956年東ドイツ。たまたまニュース映画でハンガリーの民
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アラジン(2019年製作の映画)

3.8

ガイ・リッチーがディズニー映画を作るとどうなるかと思って観に行ったけど、彼らしいアクションもあって期待通りに良い出来だった。

アニメ版よりは若干大人向けになってるが、家族で充分に楽しめる。
ウィル・
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.0

『怪獣ヲタクの怪獣ヲタクによる万人の為の怪獣映画』

人間パートなんかツッコミどころ満載だし、ストーリーとしても良くできてるとは言い難いんだけど、そんな事はどうでも良くなる程怪獣パートは激アツ!
監督
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.7

魔夜峰央ワールドは『パタリロ』で知っているだけで、本作は未読。
笑った、面白かった。
今は全く違う県に在住しているけど、学生時代は関東に住んでいたし、埼玉県にも何かと縁があるのでより楽しめた。
鑑賞後
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荒野にて(2017年製作の映画)

1.0

自分の感性とはまったく合わなかった。
主人公に感情移入出来なかった。
彼の恵まれない生い立ち、孤独からどんどん落ちていってしまうと言うのは分かっても、保護しようとする大人の手から自ら逃れて、自分から落
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

実話を元にしたロードムービーなので、わざとらしいスリルやサスペンスは無い…けど面白い。
順に起こる難題を次はどうやって乗り越えるのだろうとずっと思わせられるので、飽きる事なく最後まで観られた。
人種や
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.2

自分の眼球と脳みそを通すと、例によってエマ・ストーン作品はエマ・ストーン補正がかかるので評価は甘め。
しかしそれを抜きにしても面白かった。

女同士の嫉妬、権力闘争、下ネタのオンパレード。男もいろいろ
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

良かった!
2019年一発目を飾るに相応しい作品だった。
最低限『ロッキー4 炎の友情』は観ておいた方が良いし、出来れば『ロッキー1』から観てロッキー、アポロ、ドラゴの歴史は把握した方がより楽しめる。
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.0

インドで生理用品を普及させようと奮闘する男の話し。
これが2001年のことだと言うから驚き。
インドでの女性の置かれている立場が分かる。

彼は何も生理用品によってビジネスとして成功しようと考えた訳で
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.5

田舎の故郷が嫌いで、母親との関係は壊れていて、平気でウソをつき、見栄っ張りで、自分の事を本名でなく"レディ・バード"と親にも友達にも先生にも呼ばせるようなイタい高校生をシアーシャ・ローナンが好演。
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ヒトラーを欺いた黄色い星(2017年製作の映画)

3.7

原題は「Die Unsichtbaren」で「目に見えない」という意味で、ナチやWWIIのドイツが絡むと何でもかんでもヒトラーと邦題につけるのはそろそろやめたらどうかと思う。本編にもヒトラーは出てこな>>続きを読む

バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

4.0

エマ・ストーン推しの自分は彼女の作品は補正がかかるので評価は甘め。
アメリカからなぜか10ヶ月以上も遅れて公開された作品。
アカデミー賞にノミネートされないとこうなってしまうのか。
変な邦題をつけずに
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

最初の30分は前評判ほどではないかなと思ったけど、その後は怒とうの面白さ。
スゴい良かった。
知ってる監督さんでもないし、知ってる役者は一人も出てないし、たしかにB級映画なんだけど、それを逆手に取った
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.4

公開前から色々と話題の作品。

巨匠リドリー・スコット監督&実話物という事で期待して観に行ったけどイマイチ入り込めなかった。
実話を元にしてはいるけど、結構脚色もしてあるらしいので、どうせならもう少し
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仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判(2018年製作の映画)

3.3

アマゾンプライムでS1、S2ときてこの劇場版が完結編。
S2ほどのグロさは感じなかったけど、それでもいたる場面で血飛沫があがり、骸がそこら辺に転がる。年齢制限かけなかったのが不思議。
2シーズン通して
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ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

3.8

井の中の蛙にならぬ様に日本で報道されるニュースだけでなく、CNNやロイターなどの国際情報にも触れる様にしてきたけど、匿名の市民によって結成されたジャーナリスト集団「RBSS」(Raqqa is Bei>>続きを読む

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

2.7

感想…どうしてこうなった?

傑作だった前作をどう引き継いでいるのか楽しみに観に行ったけど、期待はずれだった。
キャラ設定がぶれぶれ。
ジョン・ボイエガ演じる主人公は偉大なる軍の英雄である父親のプレッ
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.9

ゲイリー・オールドマンがどこにいるのか分からないほど、本物のチャーチルがスクリーンにいた。辻一弘氏の見事なメイキャップ技術としか言いようがない。
そのチャーチルが政敵に攻撃されながらも、ナチスヒトラー
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.3

レスリングの実話をベースにした、
ど直球スポ根映画。
それ以上でもそれ以下でもない。
けど…いや、だからこそストレートに感動してしまう。もう今の日本じゃ、こんな映画作られないだろうね。
アーミル・カー
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.9

良かった。
重い社会派テーマにエンターテイメント性を乗せて描く術はさすがスピルバーグ!
登場人物が多く、さらに淡々と進むので最初は戸惑ったが、途中からはテンポも良くスリリングな展開に引き込まれた。
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.0

消化不良だったかなぁ。
3人があの列車に乗り、テロリストに立ち向かったのは偶然ではなく必然だったことを描くために子供時代から語っていくのは有りだとは思うけど、自分的には長すぎた。もう少しテロリストと対
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

2.8

点数が低いが、これは作品の出来が悪いのではなく自分とは波長が合わなかったと言うこと。
冷戦下のアメリカ、極秘機関で清掃員として働く40代の女性と半魚人の異質の恋を描くファンタジー。
ギレルモ・デル・ト
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.2

スゴく良かった。
いろいろと伏線が張られるのだけど、たぶんこうなるだろうと言う予測をことごとく外して来て先が読めない。物語の最後もまさかの終わり方だった。中だるみもなく2時間があっという間。
哀しくて
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.7

良かったです。

テンポ良く進み中だるみも無し。
正直ストーリーはよくありがちな物ですが、飽きさせない作りになってます。
音楽はどれも素晴らしいけど中でも「This is Me」は最高!歌詞の内容も痺
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

2.5

うーん、Part1が良かっただけに期待しすぎたかな。ハードルを上げすぎた。
前作と違って悪役にまったく魅力がない。
あんな阿呆ヅラで頭悪そうなジュリアン・ムーアは見たくなかった。
エルトン・ジョンもた
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ドリーム(2016年製作の映画)

3.9

まずは3人のキャリア女性サクセスストーリーとして面白い。
そこに女性差別、黒人差別、米ソ冷戦が絡み合って物語に厚みを持たせている。

作品の都合上、史実とは若干設定を変えているらしいんだけど、まったく
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パーフェクト・レボリューション(2017年製作の映画)

3.6

脳性まひ"クマピー"と人格障害(パーソナル障害)ソープ嬢"ミツ"の恋愛物語。
恋愛映画にしても恋愛小説にしても主人公2人には壁が立ちはだかる訳で、それが貧富の差だったり、肌の色だったり色々あるけど、今
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

4.0

前半の静粛と、ハイドリヒ暗殺から終盤にかけての怒涛の展開まで心臓を締め付けられるような感覚に陥る。
レジスタンスの成功しようが失敗しようが待っているのは「死」と言う現実が惨たらしい。
主人公を演じたキ
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