つちやですさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

さかなのこ(2022年製作の映画)

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このゆるさで成り立たせるなんぞ、ほんわか作れる代物ではない、ゴツいぞ

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

他人の秘密はぜんぶバラしちゃうくせに手の内いっさい明かさないズルさがバリバリ現役の証

教わってねーのに、教えてやんねーっつーの!

出てきたら電車止まってて歩いて帰る。出来事には意味があるらしいので

ドライヴ(2011年製作の映画)

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センター試験でももっと対策練れるよな。カンヌ取ることを目標にした時点で勝てない、そういうことじゃねーんだと、映画は自由だな

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ミンシク兄さんあぶないアクションは長回しなのに終盤の高カロリーな独り言はあんなにカット割られて、まさにパクチャヌクの犬と化しててほんとすき

オールド・ボーイ(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「アメリカのオールドボーイってさー!グラサンかけてトランクから出てくんだよ!」
「アメリカのオールドボーイってさー!銃投げ捨てて金槌で戦うんだよ!」

記憶とはなんと不確かなものでしょうか。己を恥じた
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

5.0

自分勝手に気が急いている人たちをずっと映しているだけなのに、なんだか正義みたいに見えてく......いや、しっかり見えないままだったな。でも正義ってなによ?
目まぐるしいのに、何も進展しない。人生かよ
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

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隠喩に溺れそう

ここまでしてもなお嘆くことしかできないのなら、ここまでして描く意味は?

そんなのないか

たかが映画なんだから

痛そうでとてもいい☆ひゃっほ

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

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遺伝子にヤーマン
いや、真面目にありがとう、すくすく育ってくれて。

新しくてきらきらした才能が、朝井リョウ文法に守られて楽しそうに笑ってた。尊いです、ありがとう。

藤原のシーズンもキてました。

アンラッキー・セックス またはイカれたポルノ(2021年製作の映画)

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冷笑がらみに提示して「なーんておめーらバカにはわかんねぇかフゥ」と紅茶を啜っていそうな製作陣。

少なくとも私のなかで、映画に求めたいすべての対局にあった。

ちひろさん(2023年製作の映画)

5.0

自分を傷つけた誰かを「キライだな」と言ってくれる人は尊いよね。ふだん悪口を言わない人ならなおさら。

映画のなかだけに存在する完璧なお姉さん、いいじゃねぇかサイコーだよ。「それだけでいい」ってこと、掬
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PLAN 75(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

とつぜん感じてしまうから、希望とは恐ろしい。希望こそが恐怖だ。また突き落とされようとしてか、私は希望の側へ歌う。

めまぐるしいはずなのに、なにも起こらない、人生くさい映画だった。

エルヴィス(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

伝記は8マイルに敵わねぇよなぁ、と思っていたらエミネムの声が聴こえてきて、わたしゃ嬉Shazam‼︎

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

殺されるなら夫がいいけど、食べられるなら私のことをなんにもしらないキレイな男の子がいいなぁ、と思いました。

虎の洞窟(2023年製作の映画)

5.0

何者かにならざるを得なかった、渇望の自分に触れさせられる暴力的な時間。

映画なんかより、芸術の側にいるひとが提示するものの切実さ。

いつまで(2023年製作の映画)

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なにもない、と揶揄される町にもたくさんの建物が存在している。くだらない、と単純化される戯言にも人生が透けている。

フィックスでひろく、手持ちでインカメラ。とことん冷静な作品。

CRANK-クランク-(2023年製作の映画)

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役者としての自分を救う、監督としての自分。廣木隆一への熱烈なラブレター、しかと受け取りました。

ほとぼりメルトサウンズ(2021年製作の映画)

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出会いは一瞬でいい。なんかイケてりゃなんだっていいんだ、理屈はいらない。映画そのものだね。

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

5.0

女は女の味方じゃなきゃいけない的なウザさを、女優的キモさでバランスしたキモおもしろ映画でした。

そこはかとないミッドサマーみをちらつかせながら、好きな映画からなにもかも盗んでみせる。
まさに売れるモ
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激怒(2022年製作の映画)

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マジでヤバい人なんだから、ここまでファンタジックにしないほうが怖かったんじゃないでしょうか。ヨシキさんにはじめてお会いしたあの夜の、異常キテレツ、ギリ人間のかたちをとどめているあなたが好きですよ。

ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

5.0

自分勝手がいちばん幸せなんだってことに、自信が持てないトリアーがぐだぐだとする言い訳と、その矛盾。

ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

5.0

居心地のいい自暴自棄のなかで、生という名の死、またある日は死という名の生を享受するズリィ女。

ズリィ女に講釈垂れてみるけど、罵られるトリアー。見上げた奴隷根性。

間借り屋の恋(2021年製作の映画)

5.0

大人って勝手にエロくてズリィと思っているのかい、そこのガキよ、君がエロいから私をこうさせてしまうのだよ。

あくまで監督のイメージにコミットする林裕太の柔軟力。力を抜くにはそれ以上の力がいる。キマって
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

5.0

憎くてたまらん女どもを殺しまくっても、映画ならお手軽に救われる。殺してやりたいあいつをなぜ殺さずにいられるかといえば、私には映画があるからである。

あいつのせいで映画がつくれなくなるなんて、悔しすぎ
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

5.0

死に祝福をpart2☆

おい園子温てめーまで死んでる場合か!映画撮れ!

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

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これを細々と語るのは無粋すぎる。ありがとうございます。

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

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いい話っぽくなってる暴力性がチラチラしてるけど、安易なカタルシス装置としての虐待テーマ、そのものが負の連鎖ってかんじでリアリティかもしれません。父の死に祝福を☆

Jonas/ジョナス(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

弱さが、人相を変える。老けた彼がどこか気色悪いのはキャスティングの妙。
気まぐれに、束の間ジョナスを救ってしまう選択も残酷で良い。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

5.0

松居さんって、あたしとすんごく違う人間だなあと思う。

違うカルチャーをまとって、違う人生を生きてきたんだろうなあ、もしも横並びで選択を迫られたら多分あたしとは真逆をえらぶんだろうなぁ(そしてそっちの
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自分勝手で傲慢なほうが結局、いろいろと手に入れられる。全部さっさと忘れて生きてけんだぜアンタは。

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

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ブロークン真っ最中の、あのころに観たら鼻水たらしていたかもしれないね。我々は壊され続けている場合ではないのだ。「助けて」と言える強者を救ってやる必要はないのだ(物理でなく論理の話です)。

タナダさん
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ジャパニーズ スタイル Japanese Style(2020年製作の映画)

5.0

バカじゃん?
お前のいいところは自分が傲慢だってことを正当化できるほど悪人じゃないとこだよアベラ。

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

5.0

まっすぐな瞳、確固たる技術、エモいという形なき興奮は素晴らしい俳優部が連れてくる。

生命力が映画の内外でほとばしる。映画は自由だ!!

あのこと(2021年製作の映画)

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青い瞳が最大限きれいに輝くように周到に用意された、もしくは付け加えられた彼女を取り囲むすべてに、彼女に惚れてしまったカメラのこちら側の存在が見える。

物語の暗い深淵に、れっきとした愛がにじむから、私
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

5.0

観客を信頼した選択のすべてで構成された、深い愛そのものでした。

つよいケイコは私たちを代弁しない。目を澄ませるのは私の役目です。

音響ハウス Melody-Go-Round(2019年製作の映画)

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あのころはよかった、と絶対に言わない人生であるんだ、という各々の決意が明日をつくっていくのだろう。