レザーフェイスさんの映画レビュー・感想・評価

レザーフェイス

レザーフェイス

Playground/校庭(2021年製作の映画)

3.8

全く引き画がない映画。ダルデンヌメソッドで語られる子どもたちの容赦のない世界。
過去の自分の記憶と直結してフラッシュバックしてくるある意味ホラー。
靴紐の件も自分自身の忘れていた記憶が蘇ってきた。

スリープウォーク・ウィズ・ミー(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

HOW TO BEコメディアン
夢遊病の描写がめちゃくちゃ面白すぎる。
いきなりカメラに向かって話しかけてくるショットから、見事な自虐劇が始まる。
その先にはコメディアンの自分がそこにある。

復讐の記憶(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ウォーターヒルぽい。なんとなく
ウェルメイド!ラストの自殺未遂シーンが素晴らしい。
指に入れるタトゥーがめちゃかっこいい。

ジュ・テーム、ジュ・テーム(1968年製作の映画)

3.6

フラグメント化した時間。
死に囚われる男、変えることの出来ない時間。
ペンデレツキ!

プレゼンス 存在(2024年製作の映画)

3.6

めちゃ丁度良い尺感。全然無駄がないのとカットは凄い新鮮。
ひたすらヌルヌル動くカメラ。
途中の波動みたいなダサ演出が日本のモキュメンタリー物からも影響受けてそう。

ハイパーボリア人(2024年製作の映画)

-

さすがにもう付いていけないところにw
どっかで再見します。

ザ・ルーム・ネクスト・ドア(2024年製作の映画)

3.7

miumiuの衣装が素晴らしい。
アルマンドバルの美意識がふんだんに散りばめられている。
監督自身の終の住処なのか!?
未来への憂いと死との向き合い方。
それでも人生は美しく流れていく。

春に散る(2023年製作の映画)

3.5

とんでもないセリフが飛び出してくる。
役者によってはあれ?ってのもありながら、安定感はある作品。
クロスカウンターって一つの主人公の特色も非常に良い。

Demon City 鬼ゴロシ(2025年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

布袋さんのスコアが90年代ぽくて、Vシネに見えてしまうw
いきなりほとんど主人公が死ぬところから始まり、その復活の仕方は謎。しかも劇中、ほとんど死んでるのに死なない。
血液が人の数十倍多い主人公という
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ゆめこの大冒険(1987年製作の映画)

-

ビザールでいい意味でけれんみがある。
映画愛あふれる映画に乾杯

自由なファンシィ(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

どう見てもリヴェットな一作。
OUT 1の引用が!!
後半、セットの第4の壁が取り払われるところに凄いワクワクした。
反復に近いところの繋がりそうになり・離れるって繰り返しが映画内舞台で全てが取り払わ
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リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

3.7

こちらもユダヤ人の過去を巡る話であった。
原題が見事。苦しみとは今あるのか過去のものを自らが感じていない苦しみは感じ得れるのか?
対照的な2人がルーツに向けて旅を始める。
相容れないながら彼らの血は繋
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苦い涙(2022年製作の映画)

3.6

後半が最高だった。愛する者に囚われ、スクリーンにも囚われる男。愛しさと切なさと心強さを〜

ブルータリスト(2024年製作の映画)

3.8

アカデミー賞が好きそうである。
ユダヤ人建築家の壮大な叙事詩。翻弄されながら自らを表現する建築を完成させようと奔走する。
安堵の場所は無く、常に狭い部屋や狭いベッドなど、彼は自由を奪われている。
エル
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

沖縄と闇が付き纏う青春白書。
初っ端からヒッチコック展開にワクワクしてたらあらぬ方向へ。
演技で気になるところもありつつも、最後まで飽きることなく吸い込まれました。

ミッシング・チャイルド・ビデオテープ(2025年製作の映画)

3.8

撮る撮られるの反転など、発想やギミックがめちゃくちゃ面白い。
後は、役者への演技が詰められると凄い傑作を生み出しそうな。めちゃくちゃ同世代監督で期待の星と勝手に思ってます。

Out 1: Spectre(原題)(1972年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

とうとう観てしまった、、、
スペクトルと言うだけあって一本の細い筋の中に断片が組み合わされているボヤけた輪郭を観ているよう。
何となく今回全体は把握出来たので海外版買った版で全編チャレンジしたいと思い
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パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

3.6

強き女たち。忘れ去られる過去を掘り起こし、死と生を背負いながら生きる。
アルマンドバルらしいけど、、、話はとっ散らかってるけど相変わらずインテリアが凄い。
ペネロペの眼力映画。

リスト(2011年製作の映画)

3.7

この頃のホンサンスって良いなぁ〜
短編ながら彼の作品的要素が詰まっている。
大人の絵本

Black Box Diaries(2024年製作の映画)

-

日記をそのまま出しました!!という程にやはり怒る人もいるであろう。
色々な方法で記録すること、これが後に映画にしようという魂胆があったがなかったかは置いといて、ある意味新しいドキュメンタリーの形を観た
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ドライブ・イン・マンハッタン(2023年製作の映画)

3.7

ショーンペーンの口の悪さが際立って良い一本。原題が重要!
ほぼ切り返しとバックミラーだけで、しっかり90分見せるのは良い。
キャラクターとプロットが今に照らし合わせてるのもラストまで付箋の回収にもなっ
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リヴァース・アングル ニューヨークからの手紙(1982年製作の映画)

-

ハリウッドで作る映画・ニューヨークという都市をヴェンダースの目から映像という日記で紡ぎ出される。
めちゃくちゃ良いし、適当に作ってそうでショットも強い。羨ましい一作。

セイム・プレイヤー・シューツ・アゲイン(1967年製作の映画)

-

フイルムは回り続けるが先に進んでるのではなく、反復し続けている。

深い谷の間に(2025年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

前半はめちゃ好き。
2人劇をコミカルかつロマンティックに映し出しているとともに、音楽も非常に良い選曲。
ラストハッピーエンドにするのが緩い。
再度2人が分かれて、どちらかがスコープで覗き込む。以前の距
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幽霊の日記(2025年製作の映画)

-

何かに救われることは、偶然と超常現象に見える必然である。
ミニマルでこの短編でも非常に良いが、この先も見たくなってしまう。
バジェットじゃなく、工夫がなされてる。

トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

3.6

九龍城のという闇の迷宮とそこが居場所になって行く。
ど真ん中のストーリーが気持ちいい。

僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.2

テーマを生ぬるい感じにしないようにしている気概は感じる。処女作なのに、これから楽しみ感は与えてくれる。

アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方(2024年製作の映画)

3.6

画面が時代と場面で微妙に変化するのが面白い。
前作とガラリとトランプと存在をどこまで滑稽に描けるか?という悪意を感じる。
栄枯盛衰。トランプのこれからが気になる。

5windows(2011年製作の映画)

3.9

3作並べて観ると、途轍もなく気持ちが良い時間が流れていく。
配信で観たが劇場で観るべき作品。
トークの中でシークエンス変えるかもしれない?って発言してましたが、本質的な部分は変わらずとも断片は変わって
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