レザーフェイスさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

惜しい感じがしてならない。オルークの音楽の良さと画の力も感じる作品であるが、回り道の描写が弱い気がする。
ただ停滞してるように感じるし、結局タイムリミットの近づきで覚醒したとしか思えない。もう少し違う
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リトル・チルドレン(2006年製作の映画)

3.7

サバービアの憂鬱である。
プール・公園を周遊し続け外部が存在しない映画。閉塞感と日々のルーティンの中で、男女の関係性がそれをこじ開ける鍵となる。
踠きながらも死を目の前にして、人は日々を受け入れる。

That Peter Crouch Film(2023年製作の映画)

-

彼がよく分かる作品。
サッカーにおけるサポーターのナショナリズム的なスピリットと暴力性が露呈する。
彼はそれを乗り越えて、またロボットダンスに昇華してクラウチという名を残した。
願いへの強い思い

レリック(1997年製作の映画)

3.2

めちゃくちゃ懐かしい一作。
時代ゆえにめちゃ暗くて何とかアラを見せない。

はこぶね(2022年製作の映画)

3.8

本が凄く良かった!!
透明人間・手というキーワードがしっかり効いている。
視覚障害者にとって部屋を暗くするのは考えれば当たり前だが、この映画においてその行為が意味を持たせてるようにも思えた。
前を見据
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コップランド(1997年製作の映画)

3.9

面白い!!昔見た記憶があるが、断片的な記憶しか残ってなかった。
スタローンの哀愁。この映画にはあの顔こそが適してるように思える。
豪華メンツで間違いのない人間劇。
西部劇的展開。

星に願いを(2019年製作の映画)

3.4

100分に持って行けたらすごかった。
ワールドイズマイン!!
音楽映画を作って欲しい

少年(1983年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

文学的アプローチによる成長の物語。
侯孝賢に比べてみると画が弱いがそれでも本がすこぶる面白かった。
母の死からの扇風機のモンタージュが凄い良い。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

3.9

めちゃくちゃ怖かった。物凄い撮影の工夫がなされてて、このジャンルの可能性を最大限発揮してる。
しっかりこれで一回区切ってるところもオチがあって良い。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.6

前作の話も利用しながら、キャラクターへの深掘りは今回際立ってあるように思える。
廃墟のロケーションが見事!

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.5

工藤というキャラクターが特質してて面白い。
基本的に白石節が全面に出ている。

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.8

寄り添うような視点。ダルデンヌを想起する。
主役2人が圧倒的に良い。
後半のレオへの感情移入と語らないでも分かる複雑性を持った目線。

グリーンバレット(2022年製作の映画)

3.5

BISの映画参考にしてそう。
前作とまた違うアプローチ。

最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.7

労働としての殺し。中々クレバーな発想。
モキュメンタリー

黄龍の村(2021年製作の映画)

3.7

この尺感で面白い。
キャラの作り方が上手い。
ふざけ切らないし真面目ぶらないのが良い。

ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(1975年製作の映画)

3.5

何なんだこれは、、、
閉ざされた世界の歪んだ欲望。
気の抜けてるが、印象に残る音楽。
ラストのバーキン、永遠に。

豚が井戸に落ちた日(1996年製作の映画)

3.8

ラストのシーンなんかはスクリーンで観れて感動した。
上手く行ってないところもありつつ、ホンサンス的モチーフはすでに処女作から。
台湾映画への意識が観られるような気がした。
散らかってるし、モンタージュ
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Cosmetic DNA(2020年製作の映画)

2.0

頭が痛くなるギラギラ。素材もふんだんに使う令和映画。
チワワちゃんはやはりすごかった。

山女(2022年製作の映画)

3.6

キャスティングがお見事。
せっかくならもう少しショットこだわっても良いのでは。
テーマとしては面白かった。

死神ランボー 皆殺しの戦場(1984年製作の映画)

3.8

途轍もなく切ない。
PTSD絶望。
音楽がめちゃカッコいい。
全てが絶望に満ち溢れたロケーション

たまつきの夢(2022年製作の映画)

3.6

根岸さんの画の力が見えるシーンがある。
やりたいことが明確に出ていて、これ以降もどんな映画を撮るのか楽しみ。

シャドー(1982年製作の映画)

3.8

スリラー的なテーマがアルジェントは面白い。
素晴らしい血飛沫。

ナワリヌイ(2022年製作の映画)

-

よく出来たフィクションに思えるリアル
イマを克明に描いてる。ウクライナ戦争への布石

小説家の映画(2022年製作の映画)

3.8

ホンサンスの苦悩?小説家のスランプというネタをランデヴー形式で円環的に紡いでいく。
最後のフッテージをどう撮るかで嫌悪感を示す人も居るはずであるが、私は尊く感じてしまった。
ホンサンスユニバースを経て
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

Xのラストで流れる今作の予告編が傑作。
期待してたのもあるとはいえ、全然面白くなかった。
あからさますぎる引用(しかもベタベタなやつ)終盤の告白のシーンは久々に観る最悪のシーンだった。
パンフのデザイ
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.7

前作がめちゃくちゃ面白いし、何より前日談で話を想像は出来てしまうアゲインスト有りつつも良いひねりとこの尺感は好印象。
序盤の画含めて、やってしまった感を感じたが、中盤からは面白かった。
前作大学生だっ
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