レザーフェイスさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ビデオ・レター 寺山修司&谷川俊太郎(1983年製作の映画)

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言葉を巡る文通。
意味ありげに陥ってしまう。
紡ぎ出す2人の感覚と言葉。

闇の狩人(1979年製作の映画)

3.7

画が途轍もなくリッチである。全てが闇に吸い込まれていく。
セットが凄すぎる。そしてラストは空撮。

(2023年製作の映画)

3.5

アウトレイジ方式。
監督自身の演技が残念。
手前味噌感溢れるギャグ、タケシ式ギャグの再演

約束(1972年製作の映画)

3.6

ラストの岸惠子さんのショット!!
ショーケンが初々しい。

GIFT(2023年製作の映画)

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このために作られるはずの映像が、それを超えて一個の劇映画を作る方向にシフトしてしまった。
そっちを先に観たかった。
これまでとまた違うアプローチが観れる濱竜新作!!
アンゲロプロス、タルコフスキー
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ガザ 素顔の日常(2019年製作の映画)

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ワンサイドの表現ではあるが、そこには日常の人々の生活があるのである。
複雑極まりなく、終わることのない苦痛

BELUSHI ベルーシ(2020年製作の映画)

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ベルーシ、早く生きすぎた男。
笑いということの暗部。

サタデー・フィクション(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

全然話題になってないが、ロウイエ集大成とも言えるのでは!!
脚本が見事なフィクションであり、彼のモチーフである男女の関係性も見事に描いている。
もちろんツッコミどころ満載な設定もラストの叙情的な2人の
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男はつらいよ 私の寅さん(1973年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

めんどくささ、煩わしさが愛らしさを含んでいるという証明。
岸惠子さんの虎やに来る時の寄りのショットが凄い!!
最後、フランスではなくあえてスペインなんだ。

ロビン・ウィリアムズ 笑顔の裏側(2018年製作の映画)

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全く知らない側面が明らかに。
私の原体験としての映画は彼と共にある。
笑いに愛され囚われてしまった男

青髭八人目の妻(1938年製作の映画)

3.8

素晴らしいスクリューボールコメディ。
扉映画。
資本主義と結婚

Dance with the Issue(2023年製作の映画)

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テンポが非常に良く、コンテンポラリーダンスとドキュメンタリーがいい配分である。
電気、エネルギー問題を問いかける映画としての役割。

アヤクーチョの唱と秩父の山/アヤクーチョの唄と秩父の山(2019年製作の映画)

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素晴らしい!!個人のドキュメントと思いきやペルーの音楽へと接続されていく。
抵抗と共にある音楽。

天河伝説殺人事件(1991年製作の映画)

3.5

豪華すぎるキャスティング
謎のモンタージュこれが市川崑というやつか。

街は春風(1937年製作の映画)

3.8

脚本家スタージェスのモチーフ光る。
ホットマットのドタバタが最高である。
七月のクリスマスへの付箋。

HOW TO BLOW UP(2022年製作の映画)

3.8

何とも虚しさが残る青春映画。
アクティビストと放埒さが曖昧になりながら何が正義かを大人に問う。
そこに迫る環境破壊

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

デニーロ恐るべし。かぶりつき200分。
スコセッシのモチーフはしっかりありつつ、黎明期アメリカを見事に描く。
ジャンル映画も包摂しつつ、スコセッシ映画を存分に出している。
プロダクションの見事さ、スコ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.1

お見事!最近よくあるジャンル映画を見事に換骨奪胎しつつ新しい視点で描かれている。
音というかSEがお見事。最後に鳴る音からEDの曲の繋ぎがお見事です。
殺すことへの問い。資本主義を通した殺しという仕事
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モンスターズ/地球外生命体(2010年製作の映画)

3.8

EDからOPの残酷さが分かる。
切ないしエモい怪物映画。
怪物の交尾シーンw

蝶採り(1992年製作の映画)

3.9

人間へのシニカルさ。時間の経過。決して戻ってこない過去。
現代と資本が包摂していく。

田園詩(1976年製作の映画)

3.8

都市と郊外。迫り来る近代。
ドキュメンタリー的側面

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.8

the killerの後の真逆さ。これはこれで良いのです!!
追われ追うのシステムが凄くシンプルで良い。
フィクションとして強い、当たらない弾。

福田村事件(2023年製作の映画)

3.8

荒井晴彦イズムもありながら田中麗奈は白眉。
敢えて内ゲバに焦点を当てることに意味を感じる。
誰もヒーローは居ないという森さんの眼差しが見える。
初のフィクションとは思えない。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

百○が書くゴジラ?ご都合主義が凄いが、ゴジラ映画としてはこれぐらいの期待。
戦後を批判してるのか賞賛してるのか?

黒い雨がもう少し降って欲しかった。
翼賛するようにも思えるラスト。アメリカの手を離れ
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春画先生(2023年製作の映画)

4.2

シネスイッチ銀座で観れるとは。
お姉様達大混乱では無いかと思われる。
確信犯的ロマンポルノ映画。確信犯的白川和子
小沼勝作品を連想させる。
バックショットが印象的。動きが動きを生むモンタージュ。
細部
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パリ、テキサス 2K レストア版(1984年製作の映画)

4.2

10数年ぶりに誕生日に観る。
オノセイゲンさんの見事な音のバランス。
届くことのない愛する者、スクリーンや鏡を通してみる。
白痴から時間を取り戻していく。
媒介となる距離と声。

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.9

めちゃくちゃお見事。分断を見事に表している。
振り返ることのない2人は今も続いている現状である。

落葉(1966年製作の映画)

3.9

男になって行く青年。
どこか覚えのある成長の痛み。20代で見たい作品。
偶然性を軽く収めるところが見事。軽やか。
フィクションを結ぶドキュメンタリー。

四月(1962年製作の映画)

3.7

音と身体。
省略される時間。ダイナミズムに溢れる。

ドミノ(2023年製作の映画)

3.7

ちょうど良い感じ。ちょうどいい裏切られ方。
ノーランみたいな鼻に付くことなく、どストレートなロドリゲス。