あべぴよりさんの映画レビュー・感想・評価

あべぴより

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あの子の夢を水に流して(2022年製作の映画)

4.1

NOT LONG, AT NIGHT -夜はながくない- の遠山監督の新作。良かったです。(後ほどしっかり書く)

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

4.2

実際に殺害現場になった雑司ヶ谷のアパートの部屋を貸し切ってのシーンは、狂気的にリアリティが溢れている。今は倫理的にも絶対できない芸当なわけだけど、そういう当時のパワフルさには脱帽する。

天気の子(2019年製作の映画)

3.6

君の名は、では「過去を改変して悲劇を無かったことにした」点において批判されていたので、一応この作品では「悲劇は悲劇として受け入れ生きていく」という監督なりの実直なアップデートが見られたとは思う。

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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

うちの実家も貧しく○×コオロギが居間をよく飛び回っていたし、上京してからも比較的安い土地に住み、昨年の台風でアパート浸水しかけた自分としては、半地下家族の感情におおいに共感してしまう。

情報の真贋よ
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.2

ハンソロは若さをキープしているのに…と言われがちだけど、ルークやレイアの老いにこそ人間味あり、それだけで世代交代の重みをズッシリ感じ、とても良いと思う。釣りバカとかもそうだけど、大衆映画規模で一世代物>>続きを読む

愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

タランティーノ最新作とネタが60パーセントくらい被っていると感じる。タイミングがかわいそうと思いつつ、どうしてもこじんまりした印象…

冷たい熱帯魚でサイコパスものは一度観ているので、やるならもっとお
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

4.1

静かではあるけれど単調、冗長ではなく、大胆な抑揚があるため全編全く飽きずに観れる。

普通の宇宙映画であればブチ切れながらツッコんでしまうトンデモな展開が多く登場するが、そうさせないのは、ワンシーンワ
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.5

最初から最後まで、持て余すところなく全力のシーンが続き、泣き通しだった。観る方も体力が必要。

FAKE(2016年製作の映画)

4.0

森達也監督が「なぜ佐村河内と別れなかったのか?」と佐村河内妻に問いかける場面。

ポヤンと回答をはぐらかしているのが、何か隠しているのか、素で「わたしにもよくわかんないんですよね」ということなのか…
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ひつじのショーン スペシャル いたずらラマがやってきた!(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

初めて観たひつじのショーン。

まくし立てる速度でボケのシーンが続くのは圧巻。面白かった。

移民問題の比喩?と思ってみていたら、最終的にラマたちを追い出すというなかなか渋いラストで、逆に新鮮だった。
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桜桃の味(1997年製作の映画)

4.6

しあわせなカップルのツーショットのためにカメラのシャッターを切る、その簡単な行為でどんなに感情が動くか、

単に穴に土をかける行為と意味がシンクロし、そこから車を勢いよく走らせ博物館を目指すシーンは感
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