abx155さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)

3.0

聖闘士星矢TheBeginning試写。
「聖闘士星矢」をベースにして、というより星矢が聖闘士として覚醒するまでを描く。
良くも悪くもハリウッドのCGアクション映画で、原作の聖闘士星矢とは関係ない別物
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X エックス(2022年製作の映画)

3.5

ポルノ映画を撮影するために田舎の農場を借りた男女6人が、とんでもない恐怖を味わうことになるA24制作のホラー。
ホラー演出も秀逸だし撮影の仕方も上手い。そしてミア・ゴスが襲われる主人公マキシーンと、襲
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恋は光(2022年製作の映画)

3.7

恋している人間が光って見える大学生の主人公と3人の女子大生が、恋とは何かをつきつめていく一風変わった青春恋愛映画。
テンポや演出がいいし、主要4キャストのキャラも立っている。独特の世界観を醸している全
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

庵野秀明監督による初代仮面ライダーのリメイク。
エヴァンゲリオンシリーズとも通じる、ヤマアラシのジレンマを抱えて他人を拒絶していた登場人物達が、他者と交流することで他人と認め合い、信頼を得て成長して心
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.9

スティーブン・スピルバーグ監督が幼少期から青年期を振り返った自伝映画。
普通に描いたら英雄伝説になってしまいがちなテーマながら、家族との葛藤や芸術の恐ろしさなど、映画監督という職業の負の部分や、暗い過
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渇き(2009年製作の映画)

3.3

パク・チャヌク監督の人間じゃない3部作の中の一作で、今作の主人公はヴァンパイア。
パク・チャヌク監督の得意のパターンである、叶わない恋を追い求める主人公が人生を彷徨う話だった。
音楽と撮影がよかったけ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.7

ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート監督による多元宇宙SF映画。
ただし、ただの SF映画に留まらずに、マルチバースを旅することで主人公エブリンが娘とのおかしくなっていた距離感を縮めることができて
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.0

刑事と容疑者の叶いそうにない恋愛を描くラブ・サスペンス。
パク・チャヌク監督の過去作と比較すると物語の派手さは抑え気味ながら、緻密な脚本や映像美、人物の感情を映像で語る演出などが一級品であり、素晴らし
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サイボーグでも大丈夫(2006年製作の映画)

3.6

パク・チャヌク監督による「人間じゃない」シリーズ三部作の一作目。監督の一つのパターンである、叶いそうにない恋愛に陥る主人公を描いた作品。
自分をサイボーグだと思い込んでいる主人公が精神病院で繰り広げる
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サスペリア(2018年製作の映画)

3.4


ルカ・グァダニーノ監督による1977年のホラー映画「サスペリア」のリメイク版。
1977年のベルリンを舞台に、ダンスカンパニーの裏に魔女集団がいたという話に政治、宗教、歴史を絡めて複雑な物語に再構築
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.8

1980年代のアメリカを舞台にしたカニバリズムを題材とした青春ロードムービー。
「君の名前で僕を呼んで」と同様の、ルカ・グァダニーノ監督特有の奥行があって艶やかな映像だけでも満足感が得られる。
主役の
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.2

車社会であるアメリカの運転マナーから起きるトラブルを描いたスリラー映画。
ストーリー的には主人公は自業自得だし、犠牲になった登場人物はとばっちり感も。
ラッセル・クロウの怪演が秀逸だった。

ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

3.4

子供を追いかけて溺死させる中南米の伝説の悪霊ラ・ヨローナが登場する死霊館ユニバースのスピンオフ作品。
伏線の張り方や恐怖演出が秀逸でジェームズ・ワンのこのシリーズはやはり高品質だな。
アナベル人形がチ
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SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

3.2

永遠の命をもつクローンの青年を護衛することになった余命わずかな元情報局員を描くSFアクション。
アイデアそのものは悪くないけど、敵が類型的すぎて荒唐無稽な話に思えてきてしまうのが欠点かな。
CG映像は
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

3.5

清水ハン栄治監督による北朝鮮の強制収容所の実態を描いた3DCGアニメーション映画。
元囚人や元看守にインタビューした内容に基づいて作成しているだけあって、内容は実にリアルだった。北朝鮮の人口の1%が収
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

「スリー・ビルボード」のマーティン・マクドナー監督の最新作。
アイルランドの架空の島であるイニシェリン 島の閉鎖された社会での人間同士の不寛容によるいざこざが描かれる。
スリー・ビルボードとテーマやア
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.7

10世紀のアイスランド、父親を殺されたバイキングの王子の復讐劇。ロバート・エガース監督らしいダークかつ妄想と現実が曖昧にするファンタジー感あふれる演出がキレキレで映画的けれん味が溢れていて、ハムレット>>続きを読む

ひらいて(2021年製作の映画)

3.5

綿矢りさの同名小説を山田杏奈主演で映画化。
エキセントリックな主人公が含む一風変わった三角関係を破壊していく物語。
主演の山田杏奈もよかったけど、振り回される美雪を演じた芋生悠のおどおどした演技が素晴
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.5

夢枕獏の原作小説を谷口ジローが漫画化した「神々の山嶺」をフランスでアニメ映画化。アニメにも拘らず、鬼スラやグランド・ジョラス、エヴェレストといった山岳の恐ろしさや魅力を感じることができるのが驚き。
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ベテラン(2015年製作の映画)

3.5

巨大企業に立ち向かうベテラン刑事の勧善懲悪を描くアクション映画。
テンポがよく、脚本も秀逸。アクションも凄いんだけど、やや単純明快すぎるきらいも。深く考える映画を見たくない時に見るといいかも。
主人公
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.6

A24制作のロバート・エガース監督によるスリラー映画。
海が荒れ狂うとある孤島で灯台守として過ごす2人の4週間を描いた物語。
妄想と現実を織り交ぜながら2人が徐々に狂っていく様を描いていて、どんどん増
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.6

「パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女」試写。
「パラサイト」のパク・ソダム主演のカーアクション映画。
カーチェイスのスピード感や迫力がすごい。小柄なパク・ソダムのアクションも見どころ。
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.5

カンヌのある視点部門受賞のA24配給のアイルランド映画。
アイスランドの山間部に暮らす羊飼いの夫婦に降りかかるキリスト教やギリシャ神話のモチーフを多用した不条理かつミステリアスな寓話。
主人公のマリア
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東京2020オリンピック SIDE:B(2022年製作の映画)

3.4

河瀬直美監督によるTOKYO2020の公式記録映画。sideBは大会を準備した裏方の人達の視点から東京オリンピックが描かれる。
森元会長の失言や開会式と閉会式の演出チームのゴタゴタなど、後世に残したく
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東京2020オリンピック SIDE:A(2022年製作の映画)

3.4

河瀬直美監督によるTOKYO2020の公式記録映画。sideAは参加した選手の視点から東京オリンピックが描かれる。
コロナ禍による1年延期の影響、ジェンダー、難民選手といった問題を切り口としているけど
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ヒマラヤ 地上8,000メートルの絆(2015年製作の映画)

3.4

2016年の韓国の山岳映画。
この手の山岳映画にしては人間ドラマもよく描けていたし、何より登山シーンが韓国国内の山はもちろん、ヒマラヤ、モンブランといった実際の山の過酷な環境下で撮影されていて、かなり
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クレイジー・フォー・マウンテン(2017年製作の映画)

3.3

エベレスト、モンブラン、メルー、デナリといった世界の最高峰でエクストリーム・スポーツに挑む登山家やアスリート達のドキュメンタリー映画。
「MERU」と似た映像だと思ったら撮影監督は同じらしい。
「ME
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.5

結婚披露宴で余興をするために5年振りに集った高校時代につるんでいた6人の仲間たち。彼らの現 在と過去を行き来しながら、主人公と残り5人との関係が見直されていく。
無意識に避けようとしていた過去を振り返
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.3

「非常宣言」試写。
飛行機内で発生したバイオテロの恐怖を描くパニック・スリラー。
航空パニック、ウイルスパニック、家族愛などいろいろな要素をぶち込んでいて、2本分の映画を見たかのような満腹感がある。
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.8

A24 制作、アレックス・ガーランド監督による新作スリラー。
主人公の目の前に現れる違う顔をした同じ男が現れる不可解な現象が起こる。
ヘレディタリーやミッドサマーと同じ系譜に位置付けられるホラー系スリ
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.2

かがみの孤城試写。
不登校の女の子こころちゃんが鏡を通り抜けると、そこは同じく不登校の子6人と狼の面を被った少女がいる不思議な城だった。
前半に散りばめられた様々な伏線が後半に凄まじい勢いで回収してい
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.8

「ガウェイン卿と緑の騎士」を原作とするA24のダークファンタジー。
現実と夢のはざまを彷徨うような抽象的で難解なストーリーと映像は嫌いじゃない。むしろ好き。
似た映画が思いつかないオリジナル性の高さは
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モービウス(2022年製作の映画)

3.0

ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース (SSU) の第3弾。
ユニバースの話を進めることを目的化しているような映画で、単体映画としての魅力はそれほどない。
キャラクターに魂をこめようとしているジャレッ
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マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)

3.7

S・S・ラージャマウリ監督による2009年の作品。
1600年頃のインド、ウダイガル王国の戦士が400年後に転生して国王の娘ミトラ姫との愛を成就させる物語。
CGがややしょぼいものの、作品のクオリティ
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

山内マリコの同名小説を原作とした、東京に暮らしながら全く異なる生き方をする2人の女性が自分の人生を切り開く姿を描いた人間ドラマ。
貧富によって明確に階層社会がある日本の姿を露骨なまでに描いていて、改め
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.4

目覚める度に別人の容姿になってしまう主人公と、その彼を愛してしまったヒロインを描く異色のラブストーリー。
SFチックな設定ながら、後半に進むにつれて本当の自分とは何なのか、といった普遍的なテーマに落と
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