ムンクさんさんの映画レビュー・感想・評価

ムンクさん

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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

英国がダメだった時の王女。

オリヴィア・コールマンが、ダメな女を全力で演じてて素晴らしい。
持病が本当に痛そうだったし。
アカデミー賞で美しく変身してて、女優さんて凄いと思った。

ストーリーがいく
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

米国アカデミー賞で、外国語作品で作品賞は快挙。

米国人の嫌う字幕を乗り越えた受賞。

ポン・ジュノ監督がここおかしいでしょ。
ってところを、キム一家が存分におちょくってくれていて痛快。
最初はそうい
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ルーム(2015年製作の映画)

3.8

狭い部屋は二人が常に一緒にいるのが当たり前の小さな世界だった。
例えそこが忌まわしい場所だったとしても。

奪われた7年間。

なぜ自分だったのかと、問いかけたくなるだろう。
17歳のまま隔絶された少
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.2

リアルなお話なので、エンタメ性はないけどセリフが染みる。
スカヨハは、演技派に挑戦している感じだけど、アダム・ドライバーは、滲み出る父性があって良いです。
離婚するの勿体ない。
どうにか、譲りあえない
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ある公爵夫人の生涯(2008年製作の映画)

3.4

アカデミー衣装部門とっていたのですね。

キーラナイトレイが素敵。
知性の漂う美人役に無理がなくてハマり役。


イギリスの貴族文化面白い。
この時代こそお金がある家に嫁ぎたい。
周りがもてはやすから
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ハングリー・ハーツ(2014年製作の映画)

3.3

産んだ母親のエゴで、子供を特別な存在にしようとする。
情報が多すぎるのもいけないのか。
価値観が違いすぎてわからない。

旦那さんが、穏やかに子供を守る姿が切なかった。
奥さんを、家族として愛している
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.7

最初から引き込まれる怖さの演出が秀逸。

アカデミー賞では逆差別とか言われていたけれど。それも違うかな。

家族を愛するあまりに、こんな事態になったのか。なぜこんなに酷いことが出来るのか。
その辺は、
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水曜日のエミリア(2009年製作の映画)

3.2

人には自分でどうにか出来ることと、どうにも出来ないことがある。

どうにも出来ないことが、悲しくて受け入れられないことがある。

悲しすぎて、理由を考えたり、ああすればこうすればと後悔したりする。
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フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

3.5

まあ有村架純ちゃんが、可愛い。
男の理想。
百田さんが描きそうな女性像。
こんな彼女いたら幸せだし、生きがい。
 
死を目前にした人が透けて見えるとか、嫌な能力。
山梨の飛行機事故とか、実際の事故を思
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.0

二階堂ふみちゃんが、クスリとも笑わないでこなす。
魔夜峰央ワールド。
関東圏に住んでると細かく面白いけど、関西や地方の方には面白さ伝わるのかしら。

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.7

全く期待せず見るのが正解な映画。

いっぱい今旬の俳優さんが出演で、皆さん素敵でもう飽きずに見ていられる。

人生って後悔があるから深みが出るんだな。

過去は何も変えられない。ってルールがこの設定の
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ゴーギャン タヒチ、楽園への旅(2017年製作の映画)

3.2

ヴァンサン・カッセル氏がゴッホに見えて混乱する。
ゴーギャンの作品もだけど、晩年の生き方に評価が高いので、知りたいと思い鑑賞。

画家の生前ってこんななのかな。特にこの時代。何か残せたという実感あった
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.3

サブプライムローンでどうしようもなくなった人達の受けれ先で起こる現実。
紫の安モーテル。
大人は子供をかまうことなく、子供たちの世界がなんとなく楽しげで、逞しく自由。

一泊35ドル毎週二万ほどの家賃
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.5

ゴシップガールとか90210とかの影にある、普通の中流(?)家庭の女の子のリアル。

こうだったらいいな。
が多すぎて、自分を大事に出来ない。
今の境遇に感謝して生きてない、大抵の10代の生意気な年頃
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.6

すごくのどかで、誰もが住みたい場所だと思う街。
そこにどうしても帰りたがらない主人公。
少しずつ回想される、その街での日々。
幸せ溢れる親子の姿から、今の不機嫌な主人公は想像できない。

じわじわと、
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家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。(2018年製作の映画)

3.2

こういう子可愛いな。
榮倉奈々ちゃんが可愛いすぎて、三年目で見直す約束とか絶対ないでしょって感じで緊迫感がないけど。

安顕さんみたいな旦那さんいるよね。
こっちはリアリティ凄い。
会社で嫁の愚痴。
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.5

インドが広大で、土地によっては言葉も全く違っていて起こってしまった悲劇。
子供狩りもリアルな現実。
オーストラリアのニコール演じる夫人のように、自分の子を持つより世界の子供を救いたいと考える生き方も凄
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日の名残り(1993年製作の映画)

3.3

父親の死さえも後回しで執事に徹する程の人が人生の残りの時間を取り戻そうとする姿が切ない。

第二次世界大戦を背景に一途な大人の恋愛を淡々と描く。

彼が唯一心を開いた女性の離婚を僅かな希望にして旅をす
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ディオールと私(2014年製作の映画)

3.5

メゾンのショーってお金のかけ方が桁違い。
もはや芸術。

職人さんの腕と、オーナーの財力と、才能あるクリエイターが全て融合して実現する夢の世界。
ディオールという看板を背負ったラフ・シモンズの見事な手
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エマニエル夫人(1974年製作の映画)

3.0

海外赴任について行く奥様の暇潰し?
フランスでもこういう時期あったんだ。
インテリアとか、夫人の服とか、相当可愛くてオシャレ。古臭さ全くないので驚き。
当時のバンコクの景色もエキゾチックで、自然がいっ
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.3

作品賞取れる気がしてた。
ツッコミどころ満載だし、エロが個人的過ぎて一般受けしないし、グロな表現も思わず顔をしかめる。
だからこそ際立つ純粋な感情と大事にするべき事。
彼女には、そこに住めなくなるかも
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.8

王の凱旋でモヤモヤしたことが全部スッキリ。
バーフバリの強さがハンパない。
カッタッパが何故あのような事に巻き込まれてしまったか、歴史の叙事詩のよう。
バーフバリの王としての人格が日本人もインド人も大
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.5

伝説が壮大。
インド映画特有の完全懲悪もここまでやると爽快。
コンクルージョン観る為に観ておきたい。
マーヒシュマティー♪がグルグルします。

シークレット・エスケープ パリへの逃避行(2017年製作の映画)

3.1

見終わって、離婚した友人夫婦を思い出した。
その奥さんは、こんな衝動的に子供を見放すような人ではなく、優しさに溢れた人だった。共通するのは、ご主人。

まず自分がいいパパであることを認知される為になん
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.7

松岡茉優が上手い。
主人公の心の声が、若さ、自己中心性、独善性を惜しげなくさらけ出しているのだけど、なんだか憎めない。
前半の喋りまくる松岡茉優もいい。
チャラついたところもなく、自炊して、働いて、ア
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.3

是非映画館で、IMAXで鑑賞したい作品。
もはやライブ。
一緒に歌いたい。足踏みしたい。

エイズであることを発表した当時は、「ふーん。」という印象しかなかった。
ロックというより、流行っている曲とし
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.3

とても微笑ましい。
普通に泣けてほっこりします。
悪いことしてくる人も憎めない。
隣人愛なのかな。
西岸良平さんの世界。

インフェルノ(2016年製作の映画)

3.3

フィレンツェとイスタンブールの舞台が素敵。

地獄というテーマも、恐ろしくて、人類の淘汰とかいうテロに立ち向かうラングドン。

もう誰が敵なのか、信用していい人がコロコロ変わってハラハラしっぱなし。
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.6

最後のシーンで心を持っていかれてしまった。
エンターテイメントとは違う純愛映画。

客観的に、絶望感漂う可愛そうな状況に置かれている少年を淡々と表現していて。
それでも心を通わせる人が少しでもいる。
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.3

松尾スズキ好きなので、こういうの大好物。

若い人の理想と現実みたいな。
理想の部分は、ホントにまほろば。
セックスが上手くて、オシャレで、ソツなくて、超絶可愛い。後ろの三つは結構持ってる子多いけど、
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THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション(2014年製作の映画)

3.6

サスペンスっぽい要素の中で際立つ家族愛。
クリストファー・プラマーがとてもいい。
育った環境と、立場からなかなか抜け出せない人達が間違った方向で、才能をお金に換えてしまう。

クリストファーのセリフで
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.2

原作が良いので、感動作に涙腺崩壊。
まあ子供を持った人は、我が子の身を思って感情移入してしまうよ。
10代で死と向き合う切なさ。

導入部分の過去の幻の演出もいい。記憶の中でイキイキと動く少女。
いろ
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.3

マイケル・キートンが上手いのだと思うけど、人物像の表現が凄い。
カッコいいマイケル・キートンが最後鬱陶しく感じてしまう程。
後味の悪い話。

創業者兄弟の姿勢から、今のマックが想像出来なかった違和感に
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天使と悪魔(2009年製作の映画)

3.5

コンクラーベって“根比べ”かとひっそり自分で思ってた。古い親父ギャグでごめんなさい。
でも、世界のキリスト教徒のリーダーを選出するだいじな行事。
そこに有力候補が四人も誘拐されて、未知の力を持つ爆発物
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しあわせへのまわり道(2014年製作の映画)

3.1

ベン・キングスレーに癒される。
運転に必要なのは、人間性。
嫌な事があっても冷静でなければ、運転する資格はない。
車は、人を傷つける可能性がある道具。
でも、運転出来れば何処にでも行けるのだ。

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.4

前作を思い出すまで、「?」となる。
続けて観られるとエンタメ感最高なのでは。
脇の俳優陣が豪華で魅せる。
前作を上回る壮大な仕掛け。

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