あこさんの映画レビュー・感想・評価

あこ

あこ

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.5

12年後にノラを探す理由とか24年後にノラに会いに行く理由がイマイチ、オンラインのやり取りもなんだか退屈、そこに「アーサー役の俳優さん、どの映画でみたんだっけ」と考え事しながら観たので全然集中できなか>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.9

妹が映画をおすすめしてくるのは珍しいので観てみました。私もアキちゃんなので、諦めて首を横に振りながらトボトボと行ってしまいそうになるシーンは号泣でした。
リオンのお姉ちゃんは誰と契約したんだろう…

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.5

無表情でセリフ棒読みしてるみたいな会話、ライブはミュージシャンも客も棒立ち…シュールに見せるための演出なのか、北欧のお国柄なのか。
「結婚しかけた」がぷぷっと笑える。
これからも多分、何度も諦めたくな
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.5

冒頭のシーンをすっかり忘れて、え、そこで終わる⁇と思ってしまった。
牛を一番上手に活用できていたのはあの2人だし、手に入るもので何かを作るときの着眼点も天才的だけど、一攫千金には向かない、競争社会にも
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.6

もともと、夫婦としても家族としても心が離れていて、年をとった時に、側に人は居るけど支え合えない、今さら話し合う場をつくっても分かり合えない、すんごい孤独と不安を感じる。うちだって、そうなりかねない…と>>続きを読む

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

3.6

この我慢は米の重さよりもマシと思えたら、開き直ってお祭りのノリでいられたら、いいなー。この境地だったら誰とでもやっていける。私は、重くても、米を自分で持つことを選んじゃうな。

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

3.7

「頑張ったんだ」
心がいろんな方向に引っ張られてちぎれそう。ポールが机に向かって宿題をしているのは、絵描きになることをやめてしまったってことなんだろうな。現実を見るようになったということなんだろうけど
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.4

完成形のポトフが出てこなかったのは、ウージェニーがいないと完成しない、ってことなのか。
たくさんの料理が出てくるけど、炒めて焼いて煮て、オーブンでもまた焼いて、濾して…どんだけ手を加えるんだ…ケーキに
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正欲(2023年製作の映画)

3.7

"多様性"って言葉がさらに分断を強めているように感じる。多様性を叶えようとしているうちは、多様性なんか実現しないと思う。
こういう少数派の中に、こういう犯罪者が含まれてることあるよね…って感じで、結局
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.1

創造主がいなくなったのではなく、イシをどう積み上げていくか、自分たちそれぞれが創造主。殺し合いの世界が変わらないと嘆く創造主が宮﨑さんに見え、イシを積み上げるそれぞれに責任があるからよく考えて、と言わ>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.1

甥っ子姪っ子と鑑賞。
エレメントが違うからこそ起こる化学反応。
恐怖や抵抗を超えて、エンバーとウェイドが手を触れるシーンは、触れても大丈夫だった安堵や感動やいろんな感情が込み上げてくる。
本編が始まる
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.0

過去2作ほどの感動はなくなってきた。でも、次も楽しみ。

マザーウォーター(2010年製作の映画)

3.5

引っ越して一発目の映画。新しい場所で生活を始めた時にぴったりの映画だと思う。

「この街にずっと居ると思う?」

どこから来て、どんな事情でここにたどり着いて、今までどんな人生だったのか…語られないの
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.9

人間の世界を岩影から見ているアリエルに、トリトン父さんが後ろから魔法をかけて人間にしてあげるシーン、グッとくる。好奇心旺盛で未知の世界に憧れるアリエルの気持ちよりも、トリトン父さんの気持ちが見えてくる>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.8

ラストのシーンで1番気持ちが上がり、終わってからも幸せな余韻が残る。
ひとりひとりの変化が全体を活性化していく感じ。その変化は、変わるよう努力するとかではなく、その人らしく居ることで自然と起こっていて
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

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妻がチャーチルのことをたまに「pig」と呼んでて笑える。こういう男を支える女性は強いです。
地下鉄の市民とのエピソードに違和感、チャーチルの演説の「最後まで戦う」という言葉に怖さを感じた。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.3

みんなで一緒にいれば最強だけど、それぞれの生き方があって、それぞれの場所に戻っていく終わり方がよかった。相手へのリスペクトがあって、自分の在り方も大切にしてて。
エンディングの最後に出てくる集合写真が
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宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

3.5

観たあと何も印象が残らないけど、観ている間は楽しく現実逃避できました。
子供の頃、納豆4パックをどんぶり茶碗に入れて、卵とネギとタレ入れてガーッと混ぜて朝の食卓に出す担当だったので、朝食シーンは懐かし
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帰れない山(2022年製作の映画)

4.1

言葉がきれい。自然の中で小説を読み聞かせしてもらっているような、贅沢な時間だった。
人生のどのタイミングで観るかで見え方や響く言葉が変わりそう。立ち止まって考えたい時や心が疲れた時にまた観たくなると思
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

4.5

世の中が糞だとわかっていても、おおらかで粋。糞な世の中にいても、感覚を鈍らせるのではなく、より繊細に、自分を鍛えて、人を思いやる。観ている間ずっと泣きそうだった。使わずに眠らせてしまった日本人のDNA>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.9

寄り添うということを見せつけられる。リズを看護師にすることでより厳しく見せていると思う。
必要な治療を受けるよう現状を伝える、ぎりぎり受け入れてくれるケアをする、チャーリーの病的な要求に応えて超特大サ
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

4.1

映画は観たことなかったけど音楽は知っていました。初めて聴いたとき、綺麗だけど怖さもあって、優しいけど厳しさもあって、柔らかいけど力強くて、切ないけどそこに浸ってる感じがなくて(前向きとかポジティブな感>>続きを読む

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.0

カテゴリーが「コメディ/青春」となってるけど、ラブストーリーだよ。
ムーンライズキングダム、もう誰も行けないってところがまたいい。

小さき麦の花(2022年製作の映画)

3.0

今日は観ないほうがよかったのかも。
どこが…どこに奇跡が⁇と思った。
この夫婦の在り方よりも、とにかく搾取しまくる地主や、無神経な親戚に目がいく。世の中の不条理とかこれでもかと起こる不運などで“純粋な
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.0

オープニングから惹き込まれる。戦メリの始まり方と似ているので、坂本龍一さんの好きな手法なのかな。私はこういう音楽の使い方にグググーっと持っていかれます。
もし王族でなかったら、溥儀と婉容はどんな生活を
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The Son/息子(2022年製作の映画)

3.9

どの人物からも葛藤や苦しさが見えてくる、そして自分もどの登場人物にもなり得る感じ、この監督の見せ方すごいし、観たあとの疲労感もすごい。
混乱するニコラスを観ながら、ニコラスと同じくらいの時期に自分が感
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

『幸せなひとりぼっち』の方がオットーがチャーミングだったし、"未遂で終わる感"がぷんぷん臭うのでクスッと笑えるシーンもあったように思う。トムハンクスのオットーももっとチャーミングに描いてもよかったので>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

最後に見事に反転するけど、それまでが目まぐるしい痛い映像が続くので疲れた。ペーパーカットするシーンは直視できない

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