正直、映像とストーリーには素人くささが漂っていますが、
なによりもヤンイクチュンの演技力っすね。それだけで持ってった感あります。
これで監督とか編集もこなしたと言うんだからスゴいです。
夢と現実の狭間。
その虚構。
日本人の根元。
こんな映像表現があっていいのか、
と見るたびにブン殴られる想いです。
公開当時は友達周辺とかサブカル界隈での騒がれように今の今まで見る気が起きなかったんですが、正直メチャクチャ素晴らしいじゃないですか。
けど、あんときに見てたら嫌悪してた作品。
なんというか、
ジムジ>>続きを読む
ドヤ街を舞台にして、この強烈な配役に完敗。
特に娘役の「山崎知子」演じる「かつ子」の無気力感、切迫感、猫背感にやられました。
残念ながらこの映画以外全然出ていないご様子。
僕はブレードランナーが好きなので、あの世界感が日本人を配役して現代に引き継がれている感覚が好きです。
もちろん松田優作込みで。
黒澤明と三船敏郎を「時代劇の人」と認識してる人に是非見てもらいたい傑作映画。
黒澤明特有の「誰もが描かなかった視点」かつ、無駄のないテンポ感で、63年の映画とは思えないほど一気に最後まで鑑賞出来ます。>>続きを読む