アァーーーーーーさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

3.1

いやーつまらん。
ロッキー3と4を足したようなショボい脚本とみえみえの展開なのは許せるとしても、どれもこれも演出が下手すぎて気持ちが全く入らず薄っぺらい。
もうちょいジャンプ漫画的なカタルシスやロッキ
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フィル・スペクター(2013年製作の映画)

3.5

ラモーンズのリーダーであるジョニーラモーンはフィルスペクターを
「家に銃を何丁も保持してるズラを被ったチビ」と言ったが、
音楽業界にとてつもない影響を与えた後に迎えたラモーンズとの仕事でその異常性は錯
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いつかギラギラする日(1992年製作の映画)

4.2

「荻野目慶子」 の90年代ビッチ覚醒、恵まれた体と顔のみならず暴力事件で社会問題まで起こした横山ヤスシの息子「木村一八」のギラギラした演技、オッサン組としてレジェンドのショーケン、千葉真一、石橋蓮司と>>続きを読む

TATTOO「刺青」あり(1982年製作の映画)

3.6

キャストも豪華だし、演技やカメラワークが悪いとかでもなく、話の流れが悪いとかでもないが、
作中に行われる心理描写に対して、リスナーが共感したり考察出来ない様な演出と脚本がマズイんじゃないかと思った次第
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イマジン/ジョン・レノン(1988年製作の映画)

3.9

中学だったか高校の授業で見せられたり、何かのタイミングでテレビや友達の家などで流れていたのを観た記憶があるが、改めて観ても、なんつーか、誰もが知っていると思われる当たり前すぎる彼の歴史が連なっているだ>>続きを読む

デヴィッド・ボウイ 最後の5年間(2017年製作の映画)

4.2

やっと配信された「地球に落ちてきた男」を観た余韻で立て続けに観てしまった。

所謂、一般的に語られている部分と、本人のインタビューによる歴史の更新など、よく出来たドキュメンタリーだと思います。
メタリ
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地球に落ちて来た男(1976年製作の映画)

5.0

久々に何回も巻き戻しながら集中して観れた映画だった。
ボウイの造形と芸術的観念がマッチしたストーリー。
例えるなら「セルピコ」的意味不明な描写をプログレッシブにして2001年やエルトポと被るような別世
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サブウェイ(1984年製作の映画)

3.9

主人公の素性がかなりイカれた窃盗犯というのを理解するまでにかなり時間がかかったし、イザベルアジャーニの美しさにセリフが入ってこなかったりとか、地下鉄の住人の素性などなど、ゴダールや他ヌーベルヴァーグ監>>続きを読む

スローなブギにしてくれ(1981年製作の映画)

4.4

今だとコンプライアンスに引っかかるどころか燃えに燃える炎上スタイルのタブーばかりを、コレでもかと狙ったかのように感情表現に使っているのが最高だった。
出演俳優も豪華だが皆素晴らしい演技なのも高得点。映
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たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

-

同時上映の「湖のランスロ」と同じく、
映画の冒頭で物語の結末を語っている、
感情の起伏なく終始淡々とした会話、
が挙げられるが、
「湖のランスロ」が古語や中世的文化背景の会話で全く入ってこず、今作に至
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MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

1.9
















「悪意の無いミヒャエルハネケ5分の1バージョン」
「THA BLUE HERBの未来世紀ブラジルの海外実写版」
「バトルもアクションもないプレデター」
「2時間30に伸ば
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アネット(2021年製作の映画)

3.7

個人的にカラックスには「ポンヌフ」を超える作品を求めてしまう。
あの映画はあの時代だからこそ出来た奇跡であり、映像技術が進化した現代においてカラックスが何を撮るのかが観たいわけで。そう言った意味でホー
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殺しが静かにやって来る(1968年製作の映画)

3.7

フランスのダンディ代表ジャンルイトライティニャンが若かりし頃に出演した謎の「雪山マカロニウエスタン」作品。
タランティーノの「ヘイトフル8」はここから来てると思われ。
昔のイタリア映画によくある抑揚や
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エクソシスト(1973年製作の映画)

4.1

観てなかったシリーズ

...とは言うものの、なんでこんなに有名な映画をここまで観てなかったんだろうか?と不思議になって考えたら、小学校の頃に「観たら呪われる映画」として有名だったからだ、と思い出す。
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A FAT WRECK ア・ファット・レック(2016年製作の映画)

3.8

NOFXの話ではなくてしっかりレーベルの話になってて、しかも運営のノウハウとか専門的な業務の話とかではなくレーベルに所属してるバンドから見たファットレックの印象とかが中心で、らしさがしっかりあって作ら>>続きを読む

ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

3.7

特に話の筋もなく進行し、ドラッグキメた描写が特段笑える訳でもなく、最後の最後にティモシーリアリー否定で終わる、という何とも何なんだ、という感じ。そりゃそうなんだけど、っつー。
ベトナム戦争時代はメディ
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失われた週末(1945年製作の映画)

3.6

私も3年連続で肝臓がDマイナス、もしくはE判定で、昔よりかは飲まなくなったと自負出来ても歳で身体が追いついていない表れだと思うし、今週は飲まないと誓っても仕事ですげーストレスの溜まる事があれば家帰る途>>続きを読む

デュエル(1976年製作の映画)

4.6

ジャックリュベットの弱点というか難点として登場人物の多さがあり、しかも全員顔や服装が似ている、日本人の自分からしてみたら区別が付きずらい、というのがあり、同監督の「北の橋」が個人的に好きなのは登場人物>>続きを読む

ノロワ(1976年製作の映画)

-

色々物事考えながら観てたのは劇中に鳴らされる音楽が何処かアジア風だったり日本的だったりした事もあると思うが、
正直、登場人物の多さと意味不明な詩の朗読的セリフに脳内は既に追いつかず、ズーーっと脳内にい
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ガートルード/ゲアトルーズ(1964年製作の映画)

4.2

前半は「浮気してる全然美しくも可愛くもない(個人的主観です)メンヘラなトシマ女」の"愛に対する想い"を長々しく聞かせられるだけで「巨匠の遺作もこんな駄作で終わりかー」とか思ってましたが、途中からマジで>>続きを読む

怒りの日(1943年製作の映画)

4.5

最初にババアが魔女と決めつけられて火炙りにされるまでの確証的証拠根拠は描かれず、それが最後の最後に不明確な告白によって自ら認めてしまう辺りよ。
ギャスパーノエのルクスエテルナの引用はココからだったと気
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コンボイ(1978年製作の映画)

3.9

サムペキンパーがバニシングポイントと激突に影響されてロバートアルトマン風にコメディ映画を撮ったような雰囲気。
サムペキンパー後期作品で「戦争のはらわた」の次に撮った作品だそうで。
78年作にしてはフィ
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オーメン(1976年製作の映画)

4.0

●悪魔の子なら何故3-5歳ぐらいまで何事もなかったのか?
●犬とのハーフなら人間の形はしない筈
●親父の仕事が大統領系なので激務の筈なのに仕事してる雰囲気全く無し

という根本的なツッコミどころはある
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クラッシュ(1996年製作の映画)

3.6

ラストのカットが良かったぐらいかな。

とにかく日本語字幕が分かりにくいと思うんですが如何でしょうか?

あと、ズーッと「この性癖理解出来ますか?」と「こういう事なんですけど」「こういうところに勃起す
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狼よさらば(1974年製作の映画)

4.6

「まあ、観てみっか」
ぐらいのノリで観たんですが意外なほどにオモロかった。
そして何気に初チャールズブロンソン主演を観たんじゃなかろうか。

チャールズブロンソンといえば「んーマンダム」のCMのオッサ
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戦慄の絆(1988年製作の映画)

3.6

非常に静かに、ゆっくりと、落ち着いたトーンで進行し続ける映画。
クローネンバーグっぽいネチっこさはあるにしても狂気の度合い、不気味なホラー感覚、独特の緊張感にまで達しないまま80分待たなきゃいけないと
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ワイルドバンチ(1969年製作の映画)

4.0

しずるのコントばりに喧嘩から友情になだれ込む臭すぎるパートを劇中に何度か挟みつつ、唐突に現れる説明のない場面展開に頭が混乱しながら退屈を重ねて、丁度60分過ぎたあたりから徐々に面白くなっていきます。>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

1.8

今回の早稲田松竹は同時上映のポゼッサーと相まって「観てて痛くなる映画」がテーマだったんでしょうか?

ポゼッサーの芸術的意識の余韻に浸りながら我慢して最後まで観ましたが
「久々に酷い映画を観た」という
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

-

映画の描写が悲惨すぎて全くオススメ出来ない、という初の映画かも。
もうR30とかにしないと。

正直脚本だけで言えば中学生でも書けそうな内容だけど、それを「撮る」という才能がビシビシ伝わってきて素晴ら
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BELUSHI ベルーシ(2020年製作の映画)

3.7

ダメなドキュメンタリーにありがちな固有名詞の多さ、その解説や説明、スパニッシュ?と日本語の字幕が二重になり集中できない、1つのパワーワードが飛び出した後もリスナーに噛み砕く隙を与えない、などなどが多く>>続きを読む

知らなすぎた男(1998年製作の映画)

3.9

同じくビルマーレイ主演の「クイックチェンジ」観たすぐ後からか、映画の内容が似ていたので色々思いながら観てた。
「クイックチェンジ」が1990年でこっちは8年後の世界という事で、映画の作りやフィルムの質
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クイックチェンジ(1990年製作の映画)

4.5

オモロかった。

マリオヴァーバの後期異色作のイタリアンサスペンスロードムービー「ラビットドッグス」のニューヨークコメディ版という感じか。あとは古畑任三郎のテンポ速いバージョンとか。
最初のゴタゴタ後
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アナライズ・ユー(2002年製作の映画)

4.0

アナライズミーはシンプルに内面を探る静かなコメディという印象だったが、続編のコレは結構ドタバタ感が強く、ウツ気味のマフィアと精神分析医という設定を押し出すのではなく、前作で語り切った立場の違う2人の人>>続きを読む

アナライズ・ミー(1999年製作の映画)

3.8

一流な映像と一流な造り。
そして設定の面白さと一流な脚本。
俳優も素晴らしく文句は無いがこの点数。
要は一流過ぎて普通。

カルロが殺したという確信が映画のどこかにあるはず。

ハーヴェイ・ミルク(1984年製作の映画)

3.2

正直矢継ぎ早で解説は少なく、
殺した側の権力と、それに抗った同調意識の図式を後半で問いかける感じの内容に終始。
ショーンペン主演の「ミルク」を観た後に余韻で見るぐらいのドキュメンタリー。
このドキュメ
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