adabanaさんの映画レビュー・感想・評価

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長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

3.8

プスは死神に追われ最後の1つの命を実感し、恐怖に囚われてしまう。
願い星への地図が手にする者によってダイナミックに変化する演出は心躍ります。
アクションシーンは粗くリミテッド風に切り替わりパラパラ漫画
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めぐりあう時間たち(2002年製作の映画)

3.4

苦悩する女性たち。
1923年小説家ヴァージニア・ウルフを軸に、1951年の主婦ローラ、2001年の編集者のクラリッサ。
花を買ってくるを合言葉にある一日を描く。
自分の在り方に憂悶し死の影が付きまと
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長ぐつをはいたネコ(2011年製作の映画)

3.4

ジャックと豆の木をモチーフにラテンのリズムが愉快なマスク・オブ・ゾロ。
プスがシュレックと出会うずっと前の話だ。
ハンプティ・ダンプティは夢をみるけどいつか割れちゃうんだろうなぁと切ない気持ち。
ジャ
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私のプリンス・エドワード(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

サプライズプローポーズにあまり嬉しくなさそうなフォン。
10年前の偽装結婚の離婚が成立してないことが分かり、彼氏に内緒で手続きに奔走する。
香港人エドワードが糞男。モラハラ+マザコンに幸せが見えない。
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ニコラス・ケイジによる
ニック・ファッキ─────ン、ワオ!ケイジ‼︎
ペドロ・パスカルのモジモジもとってもキュート。
GUCCIとVANSの不釣り合いな靴の交換がかわいい。
おっさんの友情物語に和み
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ダークなシャザム。
既視感は否めない。
ただ派手でめちゃめちゃ強いドウェイン・ジョンソンが堪能できる。
ドアの概念がないのか、壁を突き破る。
部屋の中で戦うのはやめてほしいね。
ジャスティスリーグとは
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

カジノにある地下金庫の強奪にオーシャンズが軽妙に挑む。
その道のプロを順にスカウトしていくので、誰だっけ?ってことにはならず明快。
仕事はとてもスマート。
金も女も奪っちゃった。
いけすかないからとい
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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

3.6

ルイス、エミリー、ピーターが並んで座る後ろ姿はとても美しくファンタジーに余韻を残す。
良き理解者であるエミリーとの幸せな田舎暮らしはわずか3年。
彩を添えた愛猫のピーターも亡くなり悲しみはとてつもなく
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.7

港町の弁当屋で働くちひろさん。
抱える寂しさなんかを察知して、そっと寄り添うちひろさんは素敵でした。
人と人を引き合わせる自然な手腕にも惚れ惚れします。
捉えきれないミステリアスな女でもある。
最近見
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バレンタインデー(2010年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

アメリカのバレンタインデーって朝からこんなにウキウキするほど大切な日なんですね。
仕事を休む人も多いとか。
豪華キャストで目移りしてしまう。
花屋が1年で一番忙しい日だというのに仕事ほっぽりだすリード
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

3.8

軽視されるインドの暮らしから初めてひとりN.Y.へ。
不安な中、奮起するシャシを自然と応援したくなる。
英会話学校の個性豊かな仲間や先生もよい。
勇気と努力が自信に繋がり、シャシの世界が広がっていく。
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ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~(2023年製作の映画)

3.4

1966年の武道館公演の舞台裏を知る関係者、目撃したファン、影響されたアーティストなどが想いを語るドキュメント。
50年以上前の出来事なのに、皆さん目を輝かせ高揚し、当時の熱狂ぶりが伺える。
特にJA
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

EGOTの称号を持つベルリン・フィル首席指揮者のリディア・ター。
自信満々な姿から転落していく様子は息が詰まる。
陰湿さが充満していく。
緩急なく続く緊張感にこちらまで音に敏感になった。
大立ち回りの
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

1秒先の彼女のリメイク。
主人公はイケメンなのに残念なキャラだが、岡田将生の京都弁もあってかチャーミングには映らずイラつかせる。
人力車で回避できた部分もあるけど、やはり女性が高長身の男性を引きずった
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

常に先を急ぐせっかちなシャオチー。
目覚まし時計より先に目覚める。
なのに約束のあるバレンタインデー(七夕情人節)に限って寝過ごした?
まるっと1日記憶がない。
すごい日焼けと砂まみれ。
グアタイは勤
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ビデオに映る父親はもうすぐ31歳。
ソフィも父親と同じ年齢になっていた。
トレモリノスと自分に言い聞かせるトルコの古びたリゾートホテル。
パパが時折り変なのは気になるけど、一緒に過ごせて楽しかった。も
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ハングオーバー!!! 最後の反省会(2013年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

アランは相変わらずイカれてる。
父親が亡くなっても反省もない。
アリゾナのリハビリ施設に入院させることになるが、道中ダグがギャングに人質に取られ、チャウを探さないといけない羽目に。
今回はもうハングオ
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ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

2年後、今度はステュの結婚式のためタイのリゾートへ。
目覚めると部屋に猿がいる。頭は丸刈り、顔にタトゥ。ステュの義弟テディは行方不明に。
そしてチャウがいる。
またアランかと苛々。
相変わらずぶっ飛び
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

独身最後の馬鹿騒ぎはラスベガス。
目覚めると部屋になぜか虎がいる。赤ちゃんも。前歯がない。花婿のダグは行方不明。
頭痛は酷いしなーんも覚えてない。
この空白をひとつづつ拾い集める謎解きは飽きない。
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ご近所さんとのやりとりは幸せなひとりぼっちより濃密でコミカル。
トム・ハンクスなのでやはり安心感もあった。
気難しそうなオットー、だが押しに弱い。
お向かいのマリソルは少々やかましい気もするが、真っ直
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

長年真面目に勤務してきた会社をクビになり、もうこの世に用はない妻の後を追おうとしたその時、引っ越してきたお隣りさんに邪魔される。
渋々飼うことになった猫ちゃんに癒される。
妻の墓参りも一緒、朝のパトロ
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ダンサーを夢見る乙女だと思ったら、既に人妻。
厳格な母親もパールのサイコパシーを恐れていた。
抑圧された生活のストレスも限界突破。
母親を地下に幽閉することで自由になり、タガが外れてしまう。
ミアゴス
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

離婚から20年経った今も歪みあっているデヴィッドとジョージア。
弁護士の夢を捨ててまでのスピード婚を決めた愛娘を案じ、2人は断固阻止すべく渋々協力しあい奮闘する。
バリ島やオーストラリアの景色は寒いこ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.1

戦うことに怯え生き残った者の負い目や葛藤、戦後の混乱、団結、人間ドラマはほどよく臭くストーリーも分かりやすかった。
迫力の映像、音楽も効果的でゴジラの登場に胸が高鳴る。
海上戦は臨場感に溢れて波に酔う
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.7

作戦会議が長くて眠気を誘い待ちくたびれた印象だったが、国を揺るがす緊急災害の対応は興味深く、役人も自衛隊も持ち場で頑張っていてなかなか面白かった。
立川の安心安全を再確認する。
這いずる醜怪に面食らう
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.5

あれからだいぶ経っているがホントは大人と理解しているので、エスターにさほど違和感はない。
再会が嬉しそうなのは父親だけで早々にピリついた雰囲気、エスターの誤算、オルブライト家の秘密がヤバかった。
前日
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.3

外部経験制度で坂間は弁護士になっていた。
イージス艦と貨物船の衝突事故と工場の汚染問題の接点とは。
船員全員が体調不良だったのに工場の従業員は大丈夫なのか?
色々なことが起こっているのに間延びする。
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

1950年代のロンドンの街並みと英国スタイル。
フォートナム&メイソンは重厚で素敵でした。
日本橋店とは全然違う。
お堅いボーラーハットから中折れのフェドラハットへの変化。
「The Rowan Tr
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グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

3.6

バイオテクノロジーの融合で珍種がボコボコ増殖しクランプタワーは大パニック。
相変わらずギズモはかわいい。
グレムリンの悪ふざけは面白かったけど、ギズモの出番が少ないのがちと残念。
1作目でビリーは老人
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ホーム・アローン(1990年製作の映画)

3.8

家族なんかみんな消えてしまえ!
翌朝目覚めると本当に消えてしまって驚くケビンくん。
大人ぶって自由を満喫するけどやっぱり寂しい。
だが8歳の彼はとても勇敢だった。
間抜けな泥棒の撃退はトラップを駆使し
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.7

セリフも少なく、匂わせたり盛り上げるBGMもないので、ケイコの心情を読み取ろうと集中する。
ボクシングに仕事に向かうひたむきな姿勢、ミット打ちはかっこよかった。
荒川の土手で対戦相手に遭遇、何気ない気
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フィフティ・シェイズ・フリード(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ハネムーンから戻るとアナは正式に編集長に昇格。
アウディがスポンサーとわかる突然のカーチェイスw
ハンドルはアナが握ったようだ。
ジャックの復讐劇はお粗末だったが、おかげでクリスチャンは父親になる決心
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フィフティ・シェイズ・ダーカー(2017年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

クリスチャンが譲歩し割と簡単に元サヤに収まる。
アナは入社何年目なの?セクハラ上司ジャックの後釜にスルッと座っちゃうし、クリスチャンはもうアナに夢中、契約など忘れてプロポーズしちゃう。
厄介な女性たち
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フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

マミーポルノと言われてるようですが、ウブな女子大生が大富豪と恋に落ちるシンデレラストーリーは少女漫画そのもの。
完璧だけどドSな彼、秘密保持契約書を結ぶなんてふつうじゃない!緊縛されてどうなっちゃうの
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セッション(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

完全にパワハラ
フレッチャーの強圧指導は常軌を逸していた
血の滲むような努力というが、滲むどころか血が飛び散ってまでの猛特訓
何度も何度もやり直しさせられるが違いがよくわからなくてヤキモキ
フレッチャ
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ある男(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

周りからは完璧に見える城戸。
アイデンティティに悩む彼は謎の男Xの身元探しにのめり込んでいく。
大祐(誠)の平穏で幸せな日々はたったの4年間とは悲しすぎた。
父親にそっくりな自分の顔を憎むなら、いっそ
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