青と黒さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

青と黒

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ほつれる(2023年製作の映画)

3.3

ポスターには「2人の男の間で揺れ動く」って書いてあるけどそれが感じられなかった。彼女が好きなのは木村で夫ではない。とにかく『なぜ離婚しない?』としか考えられなかった。途中、別れたくないと言うセリフもあ>>続きを読む

ドッペルゲンガー(2002年製作の映画)

3.0

これは何だろう?サスペンスと書いてあるけれどSFコメディかな?はっきりとした超常現象なのでSFだと思うし後半はロードムービーからのまるでドタバタコメディのように感じた。
ドッペルゲンガーと言う誰でも興
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CURE キュア(1997年製作の映画)

3.8

この頃の黒沢作品を見てなかったので鑑賞。ホラーが苦手なので殺人の場面で一瞬見るのを戸惑ったが結局引き込まれて最後までしっかり見てしまった。
ストーリーはよく考えられた傑作だと思う。途中で大筋は見えても
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一月の声に歓びを刻め(2024年製作の映画)

3.4

映画館で監督のティーチイン付きと言う贅沢な試写会で鑑賞。ありがとうございました。
元々大衆受けするような娯楽作品を撮る監督ではないけれど今回は特に監督のこだわりが強い感じがした。
舞台が3つと言うのは
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.8

エピソード0と知っていて鑑賞したけれどあまりに前2作と作風も違い過ぎて戸惑った。スパイ味はないけれど紳士味は増えてるかも。
前半は少し退屈。父と息子の関係性は良かったけれど。そして後半一気に畳み掛ける
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

見応えのある映画だった。原作未読だけれど小説という文章をもとにここまで映像化したのが凄いことだと思う。終始不穏な音楽と映像が独特の気持ち悪さを醸し出し現実離れした話しに合っている。
予告を見ただけでは
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.8

面白いエンタメでした。原作未読なのでより楽しめた感じ。殺人が起きるまでがさすがに少し長い気もしたがその後はテンポ良く進む。誰にも動機があるよ、って丁寧に説明してくれるし。ミステリーとして楽しめた。それ>>続きを読む

デリシュ!(2021年製作の映画)

3.6

冒頭の豪華料理に度肝抜かれる。煌びやかな貴族の世界。そりゃあ革命も起こるよなーと見る側に思わせるのでつかみはOK。
その後の展開はいわゆる王道かな。もう少し反抗期らしい息子との親子間を掘り下げても良か
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.8

原作は以前無料期間に流し読みした程度だけれど大まかな流れと登場人物は把握している。
北海道の雪景色が好きなのでドローンを多用したと思われる序盤の映像は見惚れる。二百三高地の戦闘場面ではカメラをブレさせ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

ゲームには疎いけれどマリオは以前やったこともあるのでそれぞれのキャラも覚えていた。そのゲームの世界観を大事に子ども向け作られた楽しい映画。映像は華やかで明るく綺麗。音楽もゲームをなぞっていて懐かしい。>>続きを読む

オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.5

テンポの良さはいつも通り。ド派手なアクションや爆破も映画ならでは。ただスパイ映画を色々見てきたので新鮮味が無いというか。唯一俳優のダニー部分だけはちょっと新しかったけど。ラストの映画撮影部分などは面白>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.2

面白かった。好き。ところどころに山下監督らしさを残しながらも野木脚本の良さを感じる。
狂児と聡実の関係が徐々に近付いていくのも自然だった。カラオケ大会での『紅』はわたしも泣きそうになった。もちろん中学
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

役所広司ならではの映画。ずっと彼だけを映す。監督の独特な世界観が新鮮。
大物監督の作品だけあって端役でも見事な演技派揃い。三浦友和と役所広司二人の場面はさすがだった。また石川さゆりのママさんうまかった
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

4.0

すごいな。映像がリアル過ぎてちょっと怖い。CGで何でも作れる時代なんだな。表情がとても繊細。誇張されていないから作り物らしさが全く感じられない。
ストーリーはよく知られた勧善懲悪物だけれどちゃんと泣か
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竜馬の妻とその夫と愛人(2002年製作の映画)

2.5

つまらなくはないけれど面白くもなかった。ほぼ4人で話が進む。バタバタしてるけれどちょっと間延びした感じもする。
三谷監督ならではの会話劇でもあるけれど歴史物でもあるしちょっと物足りない。オチもどうなん
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屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

3.6

ジャパンシネマオーケストラで鑑賞。音楽がいいからオーケストラの演奏も映える。そして生オケの音楽にも負けない綺麗な映像。想像の世界で目まぐるしく変わっていくアニメがとても良かった。実写だとこうはできない>>続きを読む

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

4.0

思っていた通りだったので大満足。何かを期待して見たら裏切られた気になるのかもしれないが。原作は遥か昔に少しだけ読んだ記憶。前作は後半感動に持って行った感があったが今作は感動場面までちゃんと笑いにしてい>>続きを読む

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

2.5

(期待値高かったので厳しめかもしれません)
いつでも子供が被害者。わたしも母親だけれどこの母親には何ひとつ共感できない。賠償金を受け取らないのも自分だけならいいけれど子供に負担かけてやることではない。
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.6

東野圭吾らしく凝ったトリックだと思うがミスリードのさせ方が下手。いかにも、って感じでにおわせるからまだ裏があるだろうってわかってしまう。
それに今回は湯川先生の物理学を駆使した感が控えめな感じ。またせ
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テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

3.4

ポスターや宣伝の文言からもっとほのぼの系かと思ってた。実際に途中まではほのぼの見てられた。見るからに実直なテーラーなので女性の採寸をしていてもいやらしく見えないのは良い。当然だけれどいつも仕立てのいい>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.9

ずっとハラハラ。ハラハラさせ過ぎだな。心臓に悪い。主人公が悪い奴でその周りも悪い奴ばかり。その悪い主人公を脅すのはさらに悪い奴w悪い奴だらけで容赦ない。
子供のおもちゃや爆破デモの失敗などが活かされた
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探偵マリコの生涯で一番悲惨な日(2023年製作の映画)

1.5

監督やキャストで期待してしまった分裏切られた感が強い。この監督、この脚本家でこれなのか?エピソードもバラバラで繋がりを感じないし舞台を歌舞伎町にすればなんでもアリだと言うのか?マリコはなんで探偵やって>>続きを読む

共謀家族(2019年製作の映画)

4.0

面白い。よく練られてるし。わかりやすく見せてくれるし。
当初、悪徳警察とかいつの時代?とか思ったがスマホ出てくるから現代なのか〜とわかった。タイって本当に今でもこんなに警察は腐敗してるのかな?安心して
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

原作未読、ドラマも1話のみ。それでもわかったので初心者にも優しい作りでありがたい。
冒頭のスタンドについての説明も自然でわかりやすい。ストーリーの流れ的にも静かな序盤からルーブルでの展開、山場につなが
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.0

池井戸潤は映画には向いてない気がする。連ドラの方が原作の魅力が堪能できると思う。
今回も限られた時間の中で全体的に早足でストーリーをなぞるだけになってしまい深みが足りない。どうしても山崎と海堂が急に仲
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手紙と線路と小さな奇跡(2021年製作の映画)

3.7

全体としては面白いんだけど詰め込み過ぎ感が。
駅を作った話だと思っていたが青春ラブコメもあり天才青年の夢を追う話もあり家族愛にも十分な時間を割いている。それぞれがいい話なのでどれもが中途半端な感じで勿
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オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

3.7

冒頭で語られた様に戦争でも2面ありこの作品は前線ではなく基本的に屋内で話が進むためどうしても地味になる。そのためにロマンスを加えたのかもしれないがスパイのハラハラ感が途切れてしまった気がする。しかも賛>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.0

前作の父が娘を探すのも面白かったがZ世代の娘が母を探す今回はよりバージョンアップ。展開が早く見ていると目が疲れてしまったけど。
それにしてもネット上には色んなサービスが溢れていると感心した。それらを駆
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エッシャー通りの赤いポスト(2020年製作の映画)

3.0

登場人物が多いがそれぞれ強烈な個性をつけているので判別しやすい。突拍子もない設定もありちょっとリアリティはないけれど。映画のオーディションから撮影までを描いているが男女の描き方には少し問題がある気もす>>続きを読む

かぞく(2023年製作の映画)

2.5

時代設定が色々みたいだけど明確にしていないので難解。4つの家族がどう絡んでいるのかわからない。主演の4人はほとんどセリフがない。小栗旬に至ってはなぜそのような行動を取るのか全く不明。阿部進之介部分のみ>>続きを読む

理由なき反抗(1955年製作の映画)

3.6

実は初のジェームス・ディーンだった。カッコいいね。やっぱりカッコいい。
ストーリーは現代では男のメンツなどは変わっている気もするが孤独を感じる若者と言うのは変わってないのかも。男女の描き方もちょっと違
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グッドライアー 偽りのゲーム(2019年製作の映画)

3.8

邦画だと詐欺師の話はコメディになりがちな気がするがしっかりシリアスにナチスまで絡めて描いた。どんでん返し系だとは思っていたけれど単なる詐欺の話にせず動機を描いたのは新鮮。ラストはちょっと怖かったな。>>続きを読む

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.9

日本のリメイク版ではわからなかったところもこちらで明解になった。1秒遅いと1日増えて1秒早いと1日なくなるんだね。コメディ部分は面白くファンタジー要素もあり最後はちょっぴり泣きそうにもなった。台湾の風>>続きを読む

バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.7

バカらしくて面白かった。下ネタ多過ぎな気はしたけど。劇中劇?と言うかケルヒャーの件などちょっとした現場裏話のようで面白い。引っ込むナイフや張りぼての石なども笑える。俳優さんたちは女優も含めてみんな体を>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.0

まとまりの無い映画だった。北野武監督作品はあまり見たことがない。でも最近時代劇も好きだし宣伝も大掛かりだったので鑑賞。構想30年と謳っていたが構想期間が長すぎて色々入れたくなっちゃったのかな?『北野武>>続きを読む

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.8

地上波吹き替えで鑑賞。カラフルで華やかで映像が美しい。キャラクター造形も良い。ただところどころ歌詞が聞き取れないところもあり残念。最初の登場人物紹介のところは重要なのでしっかりセリフで聞きたかった。>>続きを読む