andardさんの映画レビュー・感想・評価

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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.0

書けない作家がネタ探しに目についた人物の尾行を始めたところおなしな男に出会い予想外の出来事に巻き込まれていく話。

ノーランの長編デビュー作としても楽しめるし、普通に面白い。

時系列の構成が徐々にわ
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青春(2023年製作の映画)

4.0

上海の近くの子供服の製造が盛んな街のいくつかの縫製工場で働く若者たちに密着したドキュメンタリー。

上映時間は3時間半ほどあり、自分が一生訪ねることがないだろう場所の出来事をこれだけじっくり見られるん
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14歳の栞(2021年製作の映画)

3.7

実在する中学校のクラスのドキュメンタリー。

貴重な記録。
あらゆる人は、少し掘れば面白くなる。
自分のその時期について考える。
自分は、ださい大人、だろうか。

学校や生徒と親などへの許可は大変だろ
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.6

幼い頃に米国に移住した幼馴染と再開する話。

なんてことない話だけど、散々勿体つけられるから再開のシーンは見ていてこちらもニヤける。


こういう話が韓国の財閥系企業とA24で作れるというのは、それだ
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.8

次回作が書けなくて苦しむ作家が妻と途上国のリゾートに滞在しておかしなことに巻き込まれる話。

あんまりプールは関係ない。
もしもこういうことが許されたら人はどんな風に振る舞うか、みたいな話。
変な設定
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プリシラ(2023年製作の映画)

3.8

エルビス・プレスリーと結婚した少女の話。

当たり前だけどソフィア・コッポラの映画を見たな、という感想。

エルビスからアプローチを受けたあとに学校に行くときの嬉しくてたまらない感じがチャーミングだっ
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.7

スパイ小説の作家が騒動に巻き込まれる話。

良く練られた話で、終わったときに最初のぜんぜん違うところに来ている感じは良かった。

靴ひものロンド(2020年製作の映画)

3.8

いわゆる倦怠期夫婦もの。

夫婦間で起きることは、定番のやりとりなんだけど、進むに連れてわかってくることがある構成で最後まで興味が持続する。

靴紐はそんなに重要な要素でもない気がした。

子供に取っ
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貴公子(2023年製作の映画)

4.0

殺し屋と大きな組織の陰謀とそれに巻き込まれる若者。

殺し屋ものとしてよくできていて楽しめた。
キム・ソンホははまり役。
wikiによるとスキャンダルで色々あったあとの復帰作らしい。

そもそも追いか
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.6

ゴーストバスターズの孫の世代が活躍する。

登場人物が多くて、いろいろと説明を聞いてるうちにクライマックスが来て終わる感じ。
キャラクターは魅力的なんだけどイマイチ発揮されない。

何度も街に凍るシー
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奇跡の海(1996年製作の映画)

3.6

信心深い女性が夫を見つけて結婚したあとに試練にあう話。

やはりカメラが揺れまくるので、見ていて辛い。
話も悪意があるように感じてしまった。
監督は無神論者らしいが、それをふまえると信心深い人間と、保
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.5

チェコスロバキアから米国に移った女性が息子のために働くがトラブルに巻き込まれる話。

何となく見ないできたけど、たまたまみた。
こんなに揺れるカメラは酔う。
ミュージカルシーンはあの頃のビヨークのビデ
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

実在の米国のプロレスラー一家、フォン・エリック・ファミリーの実話をもとにした話。

プロレスの知識が無く全く知らない話だったけど、とても良く出いていて、満足感が高い。
ザック・エフロンを始め俳優陣の身
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ロイドの要心無用(1923年製作の映画)

3.8

無声映画時代のコメディスター、ハロルド・ロイドのコメディ映画。
デパートで働く主人公が恋人に見えを張るため無茶をする話。

時計のシーンだけ知っていて見たことがなかったので、ついに何であそこに登るに至
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いんちき商売(1931年製作の映画)

3.5

コメディスターのマルクス兄弟によるコメディ。

ストーリーはあってないようなもの。
その当時見ていたら別だけど、すでにマルクス兄弟に影響を受けた世代のその先の先の・・世代のコントに馴染んでいると面白い
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

米国の原子爆弾の開発を指揮した物理学者の話。

充実した時間だった。
キリアン・マーフィーのあの何とも言えない表情はとても印象に残った。

話として知らないことばかりだったのでためになった。
一方で公
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成功したオタク(2021年製作の映画)

3.5

推しのアイドルが犯罪者になってしまったファンをテーマにしたドキュメンタリー。

監督自身が犯罪者になったアイドルのトップオタで、他のファンの心情を聞くことで、自分の心情を相対化するような感じ。

この
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キートンの探偵学入門/忍術キートン(1924年製作の映画)

4.0

映画館のスタッフをしながら探偵になることを夢見る男の話。

アイデアてんこ盛りで、ただただ感嘆するばかり。

カメラが動いてる。

キートンのハイ・サイン(1921年製作の映画)

-

途中から見たので全体はわからないけど、固定カメラでワンシーンにつき、一つ以上のギャグが入っていて見ていて飽きない。
アイデアがすごい。
両手でマーク作るのが面白い。

2本立ての1本目。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

謎の宇宙船が日本の上空にとどまるようになった世界の高校生の話。

原作未読で映画の1作目だけど、面白かった。
主演二人をこのタイミングでツモれた時点で成功しているように思う。

キャラクターもクセがあ
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コロッサル・ユース(2006年製作の映画)

3.6

ポルトガルのスラムの話。

事前情報なく見たら、話か全くわからず不思議な映像とセリフただ浴びる感じだった。

あとから調べたところ、移民が暮らしていたスラム街を政府の施策で潰して団地に移住させた、とい
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殺し屋ネルソン(1957年製作の映画)

3.6

アメリカに実在した殺人者の話。

風呂に入って喜ぶところと電球を回してキスするところが印象に残った。
ギリスは草刈民代に似ていた。
ジャズがいかしてた。

まあ、蓮實先生がそうおっしゃるなら、、という
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童年往事 時の流れ(1985年製作の映画)

4.0

大陸から台湾に移住した一家の話。

侯孝賢の映画を見てるなーと感じられる映画。
他の一連の作品と同じ感触。
父親に対するアンビバレントな感情やら台湾史やら暴力やら。

大きな木が印象的。

ずっと勝手
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夕陽のガンマン 4K復元版(1965年製作の映画)

-

アメリカ西部開拓時代の賞金稼ぎの話。

思ったよりもゆっくりしたテンポ。
当時の映画のタブーを破った画期的な作品でもあるらしいけど、残念ながら今その感動は得られない。

途中で意識を失い、大佐の因縁の
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断崖(1941年製作の映画)

3.6

両家の令嬢と結婚した遊び人の話。

やっぱり、あーこれが有名な電球ミルクか、が一番の感想。
疑惑はどうあれ、どっちにしてもクズだし、今後も変らないだろうなあ。
だめんずな女性。

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 4K リマスター版(1968年製作の映画)

3.7

墓参りの帰りにゾンビに襲われる。

ゾンビを生み出した功績が素晴らしい。
話の展開も楽しめる。
ゾンビの演技も手探りな感じが愛らしい。

車の鍵がないからサイトブレーキを外して下っていくところが良かっ
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.8

精神に異常をきたした米軍の将校によって引き起こされる冷戦下の最終局面。

風刺映画として面白い。
空中給油をバックに流れる手書きのオープニングロールのデザインがいかしてる。

カウボーイハットの理由が
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

砂の惑星で行われる覇権争い。

大作を見たという高い満足感が得られた。
世界観、衣装、道具類も素晴らしい。
新しい登場人物の配役も魅力的。
最後の方は展開が早い。
次回作にも見たいのでヒットしてほしい
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(2023年製作の映画)

4.0

障がい者支援施設で起きた凄惨な事件。

内容もすごくよかったけど、そもそもこのことを映画にしたことに敬意を表したい。

明確な答えの無い問題を自身の不遇さの腹いせに自分だけが答えを見つけたかのように振
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薄氷の告発(2023年製作の映画)

3.5

本作は性被害を描いたもので、もしそのような経験をされた方は絶対に見るべきではないと思います。

性被害にあった、韓国のスケート競技の代表選手の話。

全く救いのない話で全くカタルシスがないけれど、製作
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ZOO(1985年製作の映画)

-

事故でパートナーを失った双子の兄弟と事後で片足を失った女性の話。

途中意識を失いつつ一応最後まで見たけど、何が何やら。
とりあえず、タイトルはズーではなくて、Zとゼロ2つ、ということがわかった。
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

3.6

パートナーとうまく行ってない二人が旅に出る話。

好きな人が結構いて、だから4K版が出たんだろうけど、自分にはその魅力がよくわからなかった。

やめとけよ、と言われいたことをやってしまって、言わんこっ
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

3.7

80年代、アイルランドで母親の出産が近いため里親に出された子どもの話。

タイトルの通り、静かで良い感じ。
ただ最後に回想を入れてくるのが好きになれなかった。
アイルランド語が馴染みがなくて興味深かっ
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英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)

3.8

貴族の屋敷の絵を描く仕事を請け負った画家の話。

それなりに楽しめるけどプロスペローの本を先に見たせいで普通に感じてしまった。

かつらとか洋服とか非合理的に見える当時の風俗が奇妙に見える。
サスペン
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プロスペローの本(1991年製作の映画)

4.0

弟に地位を奪われた王が娘と島流しにされそこで復讐を企む話。
シェイクスピアのテンペスト

P.グリーナウェイの意図は半分も理解してない気がするけど、すごいものを見た感じられる。

NHKのハイビジョン
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

殺人者と目撃者の子ども達

事前情報無しで見れたのでめちゃくちゃ楽しめた。
3人の子ども達は本当に素晴らしく、岡田将生もはまってた。
沖縄の使い方も良かったな。
ちらっと基地が写ったりするのも。
最初
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