andardさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

3.8

早朝に歌いながら布団を叩く隣人のいる部屋に引っ越して来た小説家の女性が、仕事の不調、家族との関係、等の問題を抱えながら隣人と対峙する話。

脚本がよく出来ていて、広げた話をしっかりと納めていくのが上手
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

結婚相手に送るための肖像画を描く為に雇われた画家とモデルの女性との話。

かなりしつこく見た予告編通りの内容。

視線にまつわる話。
とてつもなくキレイ。
きれいな映像だけど、時代も感じられるのは閉じ
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.7

ブラジルの隔絶された小さな村に起きた災難。

舐めてた村が実は、、パターン。
いきなりキャストのロールが出たり宇宙が出たり劇伴も独特で、普段見慣れていない国の映画を見られる期待が高まる。

面白いんだ
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罪の声(2020年製作の映画)

3.8

グリコ森永事件をモチーフに、事件で犯人がメッセージに使用した子供の声を中心に、その声の主と新聞記者が犯人を探る話。

キャスティングもロケーションも展開もとても丁寧に作られていて制作陣の気概が感じられ
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トータル・リコール 4Kデジタルリマスター(1990年製作の映画)

3.4

近未来SF 地球の土木作業員がヴァーチャル火星旅行をした結果、過去に火星にいた記憶が蘇りそうになった結果、命を狙われ大きな問題に関わることになる話。

話は面白い。P.Kディックぽい話。
今の自分は本
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.5

行き詰まった主人公が、かつての同級生と出会い、なんだか凄かった佐々木に再びメッセージを受け取る話。

細かい味のあるエピソードの積み重ねられていきつつ、佐々木と主人公、多田、木村がどういう人物だったの
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切腹(1962年製作の映画)

4.5

もはや生活できる程度の日銭を稼ぐすべを失った浪人が、最後の賭けに出る話。

仲代達矢。
展開の面白さ。
武満徹の音楽。
飾り物になった鎧。
多勢に無勢のチャンバラ。
結局鉄砲。
とても素晴らしかった。

THE CROSSING ~香港と大陸をまたぐ少女~(2018年製作の映画)

4.0

深センから香港に越境通学する女子高生が密輸のバイトに手を出す話。

外国のローカルな設定の中で起きるドラマは楽しい。
話もちょうどいい。見ていてつらくなるようなシーンもなく、プラトニックなドラマも良か
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.6

末っ子の少女のミスコンテストに出場するため、上手く行ってない家族がバンに乗って旅に出る。

どこかに向かって何かしらを得たり、失ったりするロードムービーの定番。

ぎくしゃくしている家族のように見えて
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バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

3.5

農家の娘の流転の人生と人に飼われたロバの受難の日々。

昔から名前とポスターを見ていて、いつか見るような気も、一生見ないよう気もしていた作品。

今となってなってはよく見るタイプの話で特別な感想もない
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.1

人間と妖精と超能力の世界でまだ幼い幼生の能力を巡って2つの勢力が争う話。

エンターテインメント性が高く、詳しいことはわからないけどアニメーションのレベルも高い。

最初の方で随分単純な絵柄のキャラク
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ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

3.9

父の仕事の都合で街に引っ越し来てきた少女が森の中でウルフウォーカーと呼ばれる狼少女と出会う話。

森、狼、城壁都市と、いかにもな設定の絵本の世界で、それが全く違和感無く動いていて素晴らしい。

人間の
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わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

4.3

マレーシアの空港で行われた金正男の謀殺を実行し殺人罪に問われた女性二人の裁判の行方を追ったもの。

女性二人の裁判が主題ではあるが、弁護側にとっては殺人が北朝鮮のスパイ工作だったことを証明する必要があ
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.5

大正期に鬼という存在と戦う部隊に所属する少年達が任務で汽車に潜む鬼と戦う話。

アニメーションは良く出来ている。
特にコレというキメのシーンは思い出せないけど。
話も原作の一部を持ってくるのは大変だと
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.9

対戦の直前、義憤にかられて国家に反する行動を取ろうとする夫とその妻の話。

面白いストーリー。
主要な3人は、その役の人というより、その俳優本人感が強い。

服装の変化が面白い。
タンニ洋装して歩いて
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.0

家を失った少年の受難の旅。

最初は寓話的な話かなと見ているとだんだんと現実的な話になっていく。
勝手な印象の東欧っぽい感じ。

少年の受難は子供が演じている点で少し心が痛むが、他の映画では見れないシ
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星の子(2020年製作の映画)

3.9

自身が幼い頃にかかっていた病気の快復のために両親がカルト的な新興宗教にはまってしまった少女の話。

原作の通りのようだけど、とても興味深いテーマであり、いろいろなことを考える機会をくれる。

結末につ
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ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

4.1

祖父が建てた、かつて住んだ家を取り戻そうとする貧しい青年と、彼を居候させている観察好きの青年の物語。

冒頭の何だかよくわからないうちに、マイケル・ナイマンの音楽をバックにいい年した二人がスケボーを二
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オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

4.2

多忙な夫に不倫の疑いを感じた女性がプレイボーイの父に相談した結果、二人の探偵の冒険が始まる。

みんなが見たかったソフィア・コッポラの映画を見せてくれた、という感じ。
見ていてずっと楽しい。

テンポ
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浅田家!(2020年製作の映画)

3.3

テーマ設定のある家族写真の連作で評価された写真家の半生を東日本大震災における体験も含めて描いた話。

幸せな家族で育った幸せな人が、他人にもその幸せを提供しようとする行為は素晴らしいことだと思えた。
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.5

韓国の30歳の専業主婦の女性の生活を通じて韓国の社会の問題を提示した小説を原作とした映画。

原作が描いたことがうまく映像化されていると感じた。特に外国人にとって小説ではイメージしにくい内容がよりわか
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映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

4.1

架空の高校を舞台に、アニメを作りたいがために部活動(同好会)を継続したい主人公3人組と、多すぎる部・同好会の整理統廃合を目指す生徒会との攻防。

とても楽しいし、何故だかわからないエモーションを感じら
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フェアウェル(2019年製作の映画)

4.1

幼い頃に中国からアメリカに移住した主人公が、肺がんにより余命3ヶ月との診断されるも家族はからは告知されていない祖母に会いに中国に渡る話。

アメリカに移住した中国人が中国に戻ったときに感じる居心地の悪
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.6

ヤクザ同士のトラブルをきっかけに警察から追われることになった主人公が、兄貴分に紹介された水浴女の手引で逃げながら、自分に掛けられた懸賞金をうまく処理しようとするも敵対するヤクザにも追われて、という話。>>続きを読む

ヴィタリナ(2019年製作の映画)

3.9

主人公のヴィタリナが、出稼ぎでポルトガルに暮らしていた夫の訃報を受けで、夫が暮らしていた移民街に来て、夫の死について探っていく話は。

ゾッとする黒い夜に黒い衣装を着た行列が黒い塀で囲まれま道を一言も
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.2

タイトルの二人が不本意なキスをきっかけに友人同士の関係から変化していく話。

ベタな演出が続く感じ。あまり乗れず。
特に悩んだときに、悩んだ顔と如何にも悩んでる感じのねっとりとした音楽が乗るシーンが多
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ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン(2019年製作の映画)

3.4

ファッションデザイナーのピエール・カルダンのドキュメンタリー。

ピエール・カルダンのものは1つも持っていないけど、カルダン氏の功績がよく理解できた。
かなり長いと感じたが、衣服にとどまらず幅広い分野
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エマ、愛の罠(2019年製作の映画)

4.3

主人公のエマが里親として迎えた息子を事件によって失い、取り返そうとする話。

カメラ、ロケーション、俳優陣、音楽、ファッション全てが良かった。

信号機を燃やすオープニングからしていい。
エマ役のマリ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.1

時間を操る敵と戦うエージェントの話。

スケールのでかい映像を見せてくれただけで満足。飛行機が飛びもせず金をばらまきながら建物に突っ込んでいくのが見れるだけで最高。

細かい設定は深くは理解できず。
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リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ(2019年製作の映画)

3.3

リアム・ギャラガーのオアシス解散から2019年頃までを振り返るドキュメンタリー。

リアム・ギャラガーという人のインタビューとしては楽しめる。
ノエルとは今も没交渉のままとのこと。
このドキュメンタリ
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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

4.0

MOTOWNレコードの創成期から黎明期の歴史やヒット曲が生まれた経緯を創業者のベリー・ゴーディとスモーキー・ロビンソンのコンビのインタビューを中心に語られるドキュメンタリー。

ベリー・ゴーディとスモ
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

-

アメリカの映画音響の歴史を解説したもの。

映画における音の重要性改めて認識出来る。
アメリカ以外の国ではどんな感じだったんだろう。

ウトウトしてしまった。
世間の動きに疎くて、久しぶりに両隣に人が
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

環境悪化により地球で暮らすことが困難になりつつある中、元宇宙飛行士が家族を地球に残して人類が居住可能な星を探査しに行く話。

久しぶりに見たけど、冒頭に本棚が映ったところで色々思い出してぐっと来た。
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.9

太平洋戦争に於いて重要な転機となったミッドウェイ海戦で米国が如何にして勝利したのかを描いたドラマ。

戦争映画として十二分に楽しめる。
(楽しんでいいのか、という思いは常に持ちつつ)
戦争映画は登場人
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シチリアーノ 裏切りの美学(2019年製作の映画)

3.5

シチリアマフィアの撲滅に至る経緯を検察側に捜査協力したマフィアのボスを中心に描いた話。

マフィア映画ではあるけれど、ゴッドファーザー的な感じではなく、再現ドラマに近い。
もちろん人はいっぱい死ぬけど
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

母子家庭の次男が兄と上手く行かず街に出てスケボーに興じるグループと出会って新しい世界に出会う話。

カリフォルニアのことは知らないので懐かしいとかは思わないけどイメージ通りのカリフォルニアだった。
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