秋さんの映画レビュー・感想・評価

秋

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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

1.9


警察が鵞鳥湖に注目し、
捜査線を張るあたり名作の雰囲気を持たせ、
水浴嬢というのが新たな売春だ!と、
物語に期待させるのだが、
肝心の物語がダメでさっぱり。

近年稀に見る神予告編に騙された。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.6


映像は迫力があり、
物語の伏線も最後で回収される。

これは若い人は絶賛すると思う。

ただ真実は自分だったと。

「エンゼル・ハート」
「ターミネーター2」と同じな物語となる。

よかったのは長身
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

2.9


実は非常に原作に忠実で、
スティーブン・キングも大満足な本作。
ただスティーブン・キングが喜ぶのと
おもしろい映画かは別。

悲しいかな、映画の見せ場は全部、
スティーブン・キングが否定した
スタン
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エンゼル・ハート(1987年製作の映画)

5.0

映画には、人の心を揺さぶるような
良心的な芸術の美があります。
しかし、芸術の美にも人間の道理にかなった
背徳的な美もまた存在し、
日常が平凡で、平坦な人は、
この一方の美のほうが楽しめるもの。

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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.8

石油も水も尽きかけ荒廃した世界。
愛する家族を守れなかったトラウマを抱え、
生き長らえている元警官、マックス。
ある日、資源を独占し、一帯を支配する独裁者
イモータン・ジョー率いる戦闘軍団に捕まり、
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

2.7

監督の技能が足りないのか、
そもそものテーマが映画化に難しいのか。
悪くはないと思うのですが、
やっぱりダメという映画でした。

愛故に愛する人を傷つける、
若さゆえに間違うという映画ですが、
この愛
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Love Letter(1995年製作の映画)

5.0

兵庫、神戸に住む渡辺博子は、
山の遭難事故で死んでしまった恋人・藤井樹の
三回忌の帰り道、彼の母・安代に誘われ、
彼の家で中学の卒業アルバムを見せてもらった。

「ほら、ここ、卒業する前に転向しちゃっ
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チィファの手紙(2018年製作の映画)

3.6


姉、チィナンが死んだ。彼女宛に届いた同窓会に出かけ、そのことを伝えようとした妹、チィファだったが、姉に間違えられた上、スピーチまでするはめに。同窓会には、チィファが憧れていたイン・チャンも来ていた。
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.5

滑津大滝

少年と少女二人が遊んでいる。
そこへ裕里が三人を呼びに来た。
今日は、裕里の姉、未咲の葬式だった。

姉と間違われた裕里は、同窓会の後、
追ってきた鏡史郎に名刺を貰い、
LINEを交換する
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剣の舞 我が心の旋律(2019年製作の映画)

2.9


すごく厳かで名作の期待をもたすが、
伝記の範疇を越えない、
最後にクライマックスも盛り上がらない。

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.9

「はい、これ」
「異動願い?、どこに?」
「ヒーローのそばにいたいのよ」
「作家は変人だらけだぞ」
「“ 十代で恋をした ”、スタインベックよ」

朝の開館。
すぐに訪れるのはホームレスたち。
まっす
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.9


「フロイト曰く、
 人生に最も重要なものは仕事と愛、
 わたしは定年退職し、妻にも先立たれ、
 今は手持ち無沙汰な時間が増えました、
 死別して3年半、いまだに妻が恋しいし、
 退職後は楽しめること
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ある日どこかで(1980年製作の映画)

4.5


劇作家として名を成したリチャードは、
あてのない旅に出る。


学生時代を過ごした街、
懐しいミルフォードに来たリチャードは、
グランドホテルに宿をとり、そこで1枚の美しい
女性のポートレートに目を
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バーレスク(2010年製作の映画)

5.0


“ 「キャバレー」「カクテル」以来の名作 ”


「ロサンゼルスまで」
「往復ですか?」
「片道よ」

もうこれだけで、
この映画はすばらしいものだと予感できる。
アリ(クリスティーナ・アギレラ)は
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.1


この映画は十分話題になり、
ヒットしているので書くのですが、
この映画は、R15+やR18という
規制のレーティングのせいで、
本質がぼやけ、周知されていません。

この映画は賛否両論があり、その否
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.1


「家庭教師の仕事がいっぱいなの」
「小説家だろ?」
「妹が金持ちと結婚するまでは
 わたしが稼がないといけないの」

ニューヨークに住むジョー・マーチ
(シアーシャ・ローナン)は、
出版社回りを始め
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若草物語(1994年製作の映画)

3.5


19世紀半ば、アメリカは南北戦争に突入する。
マサチューセッツ州のマーチ家も父が従軍し、
母のマーチ夫人(スーザン・サランドン)、16
歳の長女メグ(トリーニ・アルヴァラード)、
15歳の次女ジョー
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ジュリア(1977年製作の映画)

5.0


「ジュリア」は作家リリアン・ヘルマンの物語。
リリアン・ヘルマンは、大作家、
ダシール・ハメットの恋人であり、激情の作家。
有名な文章には、
「そこで、わたしが、貴方が亡くなったあと、
 貴方の伝記
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ミッドナイト・スティング(1992年製作の映画)

4.5


刑務所──。賭けボクシングの真っ最中。

「なんでウルフなんかがトレスと闘うんだ」
「ケーンの替わりだそうですよ」
「ケーンがトレスを怒らせるはずがない、
 裏がありそうだな」

そのさなか、ひとり
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コシュ・バ・コシュ/恋はロープウェイに乗って(1994年製作の映画)

5.0

「コシュ・バ・コシュ 
 恋はロープウェイに乗って」は、
現代では、南米やアフリカよりも秘境とされる
中央アジア。旧ソビエト連邦国の中でも
最も貧しい国の一つ、内戦下のタジキスタン
の首都ドゥシャンベ
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ロサンゼルス(1982年製作の映画)

3.8

昔はこの映画の問題のシーンも、
番組宣伝に使われるほど洋画に寛容だった。

問題のシーンがあり、
ポール・カージーの銃が炸裂するカタルシス。

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

5.0

カセットテープ・ダイアリーズ/
原題:Blinded by the Light

1987年、パキスタンからイギリスに
移住してきたカーン一家は、
ルートンで暮らしていた。長男のジャべッドは
ペット・
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