いつの間にか、夢と現実の境目に迷い込んでしまう。個性的で独創的ながらも、段々とストーリーに引き込まれる不思議な作品。
事前情報がまったくないまま観賞。パニックホラーシーンというよりかは、人間の心理描写に主眼を置いた、それゆえのあのラストシーン。
映画の序盤から危うさ、脆さが漂っていて、徐々に歯車が狂っていく感じ。ほぼ主演の二人しか映っていないが、飽きさせない見せ方は流石。
「楽園」とは真逆のあまりにも残酷な現実。一体誰が本当の加害者なのか。観賞後のこの感覚を忘れずに日々を生きていきたい。
恥ずかしながら、初めてクイーンというバンドを認識した。それでもこんなにも胸が震えて圧倒された。感動をありがとう。
一言でホラーと表現するには、あまりにも不気味で魅力的で、最後まで飽きることなく突き抜けてくれるジェットコースター的な作品。
「ふがいない僕は空を見た」、本タイトルがすべてを物語っている。経験は違えど、この感覚が分かる人は多いのではないだろうか。
最後まで彼女のぶれない姿勢が格好よくて、流されて自分の大切な物を見失うことの怖さに気づかされた。
観客は、何度も打ちのめされるだろう。しかし、始まりから終わりまで、決して消えることのない一筋の光が、そこにはある。
生きているのに、死んでいるかのような感覚。人の記憶はとても儚い。こんなにも切なくて泣けるファンタジーは初めてだ。
出演者全員から原作への愛やリスペクトが感じられる。素直に笑わせてもらったり、切なくなるシーンも多く、最高のエンタメ映画だと思う。
3時間に及ぶ長編インド映画。それは私たちの想像を遥かに越える名作だった。陰と陽をしっかりと描きながらも、観た人に元気を与える不思議な作品。
日本人が作ったかのように繊細で、一人一人の心の動きを丁寧に描いた作品。オギーもジャックもヴィアも、みんなそれぞれ悩みや葛藤があって、だからこそ愛しくなる。
どんなに愛したくても守りたくても世間がそれを許さない。ルディの温かさとマルコの切なさが私たちの心を離さない。
純粋にポロッと泣かせてくれた。映像の神秘性と竹内結子の透明感が絶妙なマッチ。
単純にこの映画が持つ空気感が好き。観た後はなんだか柔らかい気持ちになれる。
面白かったり、怖かったり、久しぶりに心がザワザワした作品(いい意味で)。観賞後はそのまま牛丼屋へ誘われた。
雨の日が生む独特の切なさと美しさが巧みに表現されている。これは間違いなく芸術だ。
剣心も瀬戸君も、再現性の高さにただただ感動した。ストーリー云々よりも、素直に一言、かっこよかった。
女の子の持つ滑稽さと愛らしさがうまく表現されている作品。相変わらず映像と音楽のセンスに拍手。
現実に感覚が近くて、キレイにまとめていないのがまたリアルで。それでもどこか魅力的で。
自分の不安定な心に寄り添ってくれた名作。決して優しくはないけれど、なぜか救われた気持ちになった。
息苦しくなった大人にこそ観てもらいたい作品。誰だって、そっと抱きしめて自分を認めてもらいたい。
重く、苦しく、空しく、だからこそ光がとても尊いものだと思える。どんな状況でも人はただ生きていく。
特別なことはない流れていく日常。美しい女性と景色を見て爽やかな気持ちになれる。
観た後の心地よい疲れ。透明感のあるこの世界観がやっぱり好き。
繊細なタッチで描かれていて良かった。ただ、自分自身がもう少し若くてセンシティブな感覚を持っていた時代に見たかった。