Aikaさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

Aika

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アズールとアスマール(2006年製作の映画)

4.0

「キリクと魔女」の頃より映像が格段に美しくなりびっくり。ピクサーの進化どころの話じゃない。
万華鏡を覗いているような豪華絢爛な世界。装飾や背景は見事なシンメトリーで色も鮮やか。たまに目がチカチカした。
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センターステージ(2000年製作の映画)

4.2

クロワゼ!
ドゥヴァン!
アン・オー!

練習から発表会まで踊る踊る踊る…
バレエは全くの素人だけど、あの麗しい芸術を愛でるのが好き。そんなわたしにぴったりのバレエ映画だった。

ダンサーの卵たちの青
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.8

でた!運がいいんだか悪いんだか…と苦笑いしたくなる主人公!
カウリスマキ監督常連のアイデンティティのような気がする。(まだ半分くらいしか観てないけど)

ケセラセラと流され生きてきた男が、唯一自らの意
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白い花びら(1998年製作の映画)

3.7

田舎で農業を営み生計を立てている仲良し夫婦。
そこへ都会から初老の男がやってくる。

「ふたりは子供のようにしあわせでした。」
失って初めて気づく平凡な日々の尊さ、いつもそばにあった愛情。

自分にな
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ハンニバル・ライジング(2007年製作の映画)

3.7

「What made you this way?」
そんなみんなの疑問に、ハンニバルが答えちゃうよ!の巻。

壮絶な過去への復讐劇。
残虐な行為を重ねるほど、復讐より快楽が勝るような表情を見せるハンニ
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彼女と彼女の猫 -Everything Flows-(2016年製作の映画)

3.6

新海監督のモノクロ短編アニメを、坂本監督がリライトしたもの。
と言っても完全に新海ワールドだった。

巡って巡って何度も出会い、
僕と君の時間が交差する。

私も昔、雄の黒猫ライと暮らしていた。
同棲
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彼女と彼女の猫 -Their standing points-(1999年製作の映画)

-

モノクロ短編アニメーション。everything flowsの元ネタ。

たった5分間にこれだけの感情が行き交っても、せわしなさもなく端っこまであたたかい。

猫ちゃんが小学生の自由帳から飛び出たよう
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ハングリー・ハーツ(2014年製作の映画)

3.9

ジュードとミナの出会いは中華屋のトイレ。
下痢ピー後のくっさいトイレに閉じ込められたふたりは、なんとそれがきっかけで恋に落ち、デキ婚。

この冒頭のトイレ事件の描写が強烈で、スクリーン外まで臭気が漂っ
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ジーザス・クライスト・スーパースター・ライブ・イン・コンサート(2018年製作の映画)

4.4

NBCミュージカル生放送シリーズ!
2018年に放送されたのは、ティム・ライス×アンドリュー・ロイド・ウェバー、キリスト最後の7日間を描いたロック・ミュージカル。

いや〜めちゃくちゃかっこよかった!
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ジーザス・クライスト・スーパースター(1973年製作の映画)

4.3

キリスト最期の7日間を描いたロック・ミュージカル。

作詞ティム・ライス、作曲アンドリュー・ロイド・ウェバーの黄金コンビ2作目のミュージカルを映画化したもの。

舞台版だと設定は現代になるところ、この
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アポカリプト(2006年製作の映画)

4.4

何度観てもさいこうーー!!!

圧倒的な熱量で138分走り抜ける地獄のサバイバルゲーム!

マヤ文明における牧歌的な暮らしや謎の儀式は興味深いし、日蝕の美しさには一瞬時が止まる。
でもそれはあくまでも
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ホワイト・クロウ 伝説のダンサー(2018年製作の映画)

3.9

ソ連伝説のバレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフの半生。

はぐれ者、または類稀なる人物という意味を持つ “ホワイト・クロウ”という渾名を付けられた少年時代。
繊細さと大胆不敵さを共に持ち合わせ、自らの才
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シナトラ トゥー・ビー・フランク(2015年製作の映画)

3.8

歌手としてはもちろん、映画界でも活躍し、60年近くのキャリアを誇ったトップエンターテイナーフランク・シナトラ。
彼の生前を知る友人や音楽評論家を交え、その人生に触れるドキュメンタリー。
(オープニング
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草原の実験(2014年製作の映画)

4.0

水と太陽、大地の息吹を感じる圧巻の映像美。

父と娘、娘を囲む微笑ましい三角関係。
大自然はそんな日常を静かに見守っていた。

しかし思わぬ喪失が訪れ、美しく大きな夕日が沈んだとき、それまで気にもなら
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ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走(2016年製作の映画)

3.7

私のベストコメディ「ヒャッハー」シリーズのニコラ・ブラム監督作なので、すごく期待してたんだけど、いや面白かったんだけど、なんせそれ以上に怖かった…!

ブレーキが故障しハイウェイを暴走する車に閉じ込め
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狂った果実(1956年製作の映画)

3.8

初の太陽族映画&石原裕次郎。

ぼんぼんでお金も自由もあるけど不満のぶつけどころがなく、無秩序で享楽的な生活を送る兄と、そんな兄を慕いながらも奥手で真面目な弟。

正反対のふたりだけど、惹かれた女性は
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鬼畜(1978年製作の映画)

4.0

隠れて愛人を囲い3人もの子供を産ませていた夫。
ある日その子供たちを男に押し付けて消えた愛人。
残された子供たちと夫を冷たい目で見つめる妻。

「誰が一番鬼畜か。」なんてキャッチコピーもついたらしいけ
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ボヴァリー夫人(1949年製作の映画)

3.7

これがかの有名なボヴァリー夫人…!

綺麗なお洋服が欲しい。
男性にちやほやされたい。
こんな田舎町から出て行きたい。

そんな誰もが一度は抱いたことのある、”女の子”としての願い。

現代の感覚で言
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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

3.6

フィルマの高評価に期待しすぎたのか、まぁこんなもんか…となってしまった。

脚本はよく練られてるけど、伏線が二重のオブラートに包まれ、若干後出しじゃんけん感もあり。

登場人物も少ないし映像で観てると
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マペットめざせブロードウェイ!(1984年製作の映画)

3.8

マペットミュージカル第3弾♫
カーミット達が自作のミュージカル「マンハッタンミュージカル」のBW公演を目指すお話。

BWの下積みあるあるから、まさかのドラマチックな展開まで、マペットなのに脚本がしっ
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キングダム(2019年製作の映画)

3.9

EG公開日。
友達を待ってレイトで観ることになってしまい、それまでの数時間落ち着かず家にいても叫び出しそうだったので、とりあえず何か観ようとすがる気持ちで吸い込まれたシアター5。

EGから離れ没入感
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

またひとつ私の青春が終わった。

こんなにMCUに夢中になったのはここ6.7年くらい。
ちょうど同じ頃ハマった友達と日本公開が遅かったAoUを待ちきれずにアメリカに観に行き、日本にはなかったグッズを買
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Guava Island(2019年製作の映画)

3.8

ドナルド・グローヴァーというよりChildish Gambino、そして監督がヒロ・ムライという「This is America」タッグで送る自由のための鎮魂歌。

55分しかないので、少しストーリー
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シャザム!(2019年製作の映画)

4.0

ザカリーはドラマ「CHUCK」のときから大好き♡
そしてディズニーで声優をやり、MCUで神兄弟と戯れ、BWデビュー!
見事私の好きなものロードを爆進してくれた彼がまさかのDCで主役!
とことんDCと相
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シー・ラヴズ・ミー(2016年製作の映画)

4.5

本場NYの舞台を映画館で。
そんなコンセプトの「松竹ブロードウェイシネマ」第2弾はThe王道ラブコメミュージカル♫

第1弾の「ホリディ・イン」から約一年半が経ちようやく次作の公開。長かった…
しかし
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チャーリング・クロス街84番地(1986年製作の映画)

4.2

「私は貧乏作家で、古本好きなのです。」
戦後間もないNYで暮らすヘレーン・ハンフが、ロンドンの古書店マークス社に宛てそう書き出した一通の手紙から始まる、20年越しの心温まる交流。

実在した作家ヘレー
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ピリオド -羽ばたく女性たち-(2018年製作の映画)

3.6

Netflixでの快挙は「Roma」だけじゃない!
アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を見事受賞、インドの女性たちによるナプキン革命!

インドでは「月経はこの国最大のタブー」であり「生理中は〜しては
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ハンニバル(2001年製作の映画)

3.7

嫌いじゃないけど、原作ファンからするとややコレジャナイ感のある続編。

レクター博士inイタリアの映像なんてね、最高なんですよ。原作だと文字だけの買い物の記述に辟易とするけど、映画なら永遠に観ていたい
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.5

初めて出会った高校生の頃から、夢に見るほど心から恐れた初めての人、ハンニバル・レクター博士。
(そして去年出会ったまさかの2人目はTWDのニーガン♡笑)

それは悪夢の初恋のよう。そのベルベッドのよう
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荒野にて(2017年製作の映画)

4.2

指の間から砂がこぼれ落ちるように、徐々にしかし確実に失われていった15歳の少年の日常。

孤独と向き合い、孤独と共に生きること。
父の教え(ときに正しいとは言えないけど…)と少年らしい意地があったとは
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.3

ミュージカルはひと通りレビューを書いておきたいな〜と久々の鑑賞。
既にセルマを待ち受ける数々の困難を知っているだけ、落ち着いて観ることができた。初めて観たときは悲しいという感情を通り越して呆然としてし
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ウーナ 13歳の欲動(2016年製作の映画)

4.0

人より少し大人びた少女は、あの日から成長を止めた。
親子ほど歳の離れていた彼は、13歳の私を本当に愛していたのだろうか。
あれは純愛だったのか、それとも…。

オリヴィエ賞を獲ったデヴィッド・ハロワー
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

4.2

高校時代なんてもはや遥か昔だし、この作品自体30年以上前のもの。
でもむずむずじわじわきて、私までガッツポーズしたくなる爽快感!
青春映画の金字塔言われるのがよくわかる傑作。

screwed upし
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Munchausen(原題)(2013年製作の映画)

3.2

「ヘレディタリー」のアリ・アスター監督の短編。

こちらはママの息子への偏愛。
私は息子いないからわからないけど、いる女性は少しはこの気持ちわかるのかなぁ…わかって欲しくないけど笑

カットにカメラワ
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The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

3.4

「ヘレディタリー」のアリ・アスター監督の短編。

冒頭息子がオカズにしてた写真がひらっと見えた瞬間、悪夢が始まる。
息子が異常なまでに愛し欲情した相手とは。

家族みんな狂ってる…
この誰にも感情移入
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奴隷の島、消えた人々(2015年製作の映画)

3.3

知的障害者が離島の塩田に送り込まれ、劣悪な環境の中長期間に渡って無賃金で働かされていた「新安塩田奴隷労働事件」を元に作られた作品。

実際は被害者の手紙で事件が発覚したらしいが、今作では女性記者とカメ
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