Anneさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

めし(1951年製作の映画)

4.1

女性のかなしみ、昭和、ご飯
私のドンピシャだった。

喫茶店のシーンが素敵だったなあ。

男と女(1966年製作の映画)

4.3

予算の関係らしいけど、屋内が白黒、屋外がカラーが良い作用を与えたよね

ご飯を食べるシーン、テーブルと椅子とクロス、男と女、無駄がなくて美しい
情事をするホテルのクロスが鳥柄なのにモノトーンだからシッ
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浮雲(1955年製作の映画)

4.0

ふり子の等時性に通じるものを見つけた。
女の、かなしみ。

昭和の日本の住宅、どんなに汚くても白黒だと、たまらないね。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.8

ミアのアパートメントのリビングに吊り下げられていたランプがイサム・ノグチのAKARIで、ロシュフォールの恋人たちへのオマージュだと勝手に解釈し嬉しさに心臓が(こっそりと)飛び跳ねた。
タップダンスが付
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

3.3

ゴキゲンな色彩の溢れる陽気な映画
姉妹の住むアパルトマンの、二対の椅子、白地にピンクの壁紙、藤色の帽子、ブルーと白のクロゼット、窓から見えるティールブルーと黄色の旗、ロシュフォールの広場が素敵。
ひな
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セッション(2014年製作の映画)

4.1

上階の窓から、ライムグリーンのアーチ窓、そして両開きの観音ドアへ。
ドラムビートに合わせて窓、ドア、照明のカットが変わるところ、格好良すぎて痺れた。

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.4

女性と高齢者の労働というとてもホットな課題を描いている

主人公のベンが最高にキュートだし、北欧のアーティチョークのランプが下がる開放的なオフィスの中を自転車で走るアンハサウェイが印象的

西洋の素敵
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.0

バレリーナではないナタリーポートマンを如何に映すのだろうかとカメラワークを見るのがとても楽しかった

美と狂気のスリルのおかげでフライトがあっという間だったけれどストーリーは結構淡白

ニーナの泣いた
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

3.4

ポーランド航空で字幕なしの英語で鑑賞(字幕選択が中国語しかなかった)

そのため"真実"とやらも、TOKYOが出てくる意味も、良く分かっていないけれど、ファンタジーなので絵で十分楽しめた

主人公のシ
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.8

ララランドのための予習として鑑賞

モーゼとローズの韻を踏んだ歌を歌いながら男性2人がタップをしたり、女性も含めてお部屋で3人で踊るところ、私も足が動いてしまったよ

タップダンスを再開したくなっちゃ
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断崖(1941年製作の映画)

3.6

白黒映画のインテリア大好き。
白黒だからこそ、壁のクロスやテーブルクロス、花瓶の花々、家宝の椅子のクッションに対して、頭の中で塗り絵が出来る。

窓際のソファ(何色なんだろう)と柔らかな日差しの白。リ
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ガス燈(1944年製作の映画)

3.4

はじまりはわくわくしたけれど、読めてしまった

ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ(2009年製作の映画)

3.0

人非人でもいいぢゃない。
私たちは、生きていさえすればいいのよ。
っていう台詞を松たか子の口から聞くためだけに借りてきた映画

松たか子の着物の片肌脱げているところを廊下側の障子から映すカット好きだな
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耳をすませば(1995年製作の映画)

4.0

団地や図書館のレトロ感がとても魅力的な映画

団地のDKの壁に貼られたポンピドゥー展?のポピーの絵、さくらんぼのあしらわれた水色と白の市松模様のテーブルクロスが素敵だった

未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.5

手持ちカメラによる躍動感
本當に急進派の運動に参加し、そして逮捕されるような感じがしました

今夜は残業するとヒロインが朝ベッドで夫に言うシーン、レースカーテンのカットの挟み方の具合が、秀逸でとてもき
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.2

虫の声、波の音など音の扱い方が素晴らしい
日本の村々の土煙を浴びた汚さ、自然の荒々しい美しさが丁寧に描かれており、日本人監督でないことになお一層驚き、感慨深かった

キリスト教を巡るこの映画のテーマは
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ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

4.0

中級英語の復習として鑑賞

人種問題に触れたストーリーが素晴らしかったし、何よりジムクロウ時代のアメリカ南部の上流階級の家のインテリアがため息が出るほど素敵でした

エマストーン演じるヒロインのキッチ
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私がクマにキレた理由(わけ)(2007年製作の映画)

3.3

中級英語の復習として鑑賞

タイトルが不適切かなという印象

小道具の傘、高級アパルトマンのクロスやインテリアが素敵だった

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.9

映画とセクシュアリティの自由課題の候補として鑑賞
長いけれどどのカットも有機的な連関があつたように思われる

今回はジェンダーやカメラワーク等に目が行き、インテリアを細部まで見られなかったが、二人の実
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恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

2.8

中級英語の予習として鑑賞

実話だったら素敵なのに

やや多めの濡れ場に挟まれるイギリスのクロスやカーテンのカットが美しい

自由恋愛可能な平成の日本に万歳

十二夜(1996年製作の映画)

3.6

中級英語の予習として鑑賞
男装の麗人が余りにも美しい
クイーンアン様式のインテリアが美しい作品、庭園もとても美しかった
息もつかない展開、流石シェイクスピア

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.4

スケッチ、みるくキャラメル、お芋、すみれ、はこべら、そして戦争
日常が戦争によってすこしずつ損なわれていく様を18歳の主婦の視点から描いた作品

けれどものんが演じるヒロインの天然ぶりとおっとりとした
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キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

2.2

中級英語の授業の予習として鑑賞

恋にオシャレに勉強に、頑張る女子♡みたいなのも、ビビッドピンクを基調としたファーやビーズが多いお部屋もあんまり好みじゃないなあ

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

4.1

モノをレンタル倉庫に預けて、1日1個まで取り出す。それによって本當に必要なモノは何か考えるというドキュメンタリー

主人公(監督)の瞳と壁のクロスのヘーゼルグリーン、フローリングの茶色、機能的なシンプ
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JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

3.7

中級英語の予習で鑑賞

ティーンネイジャーが妊娠して母性に目覚めるハートフルコメディかと思いきや良い意味で裏切られて嬉しかった

"椅子で始まって、椅子で終わる"

庭に置かれたブラウンの皮の一人掛け
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.4

ジェンダーや人種問題を踏まえた伏線が絶妙な素晴らしい脚本

ジュディの寮のお部屋、くすんだ緑のクロスにアイアンベッドなのに可愛い、そしておひとりさま用ニンジンをレンジでチンするところ

ゴッドファーザ
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少女は自転車にのって(2012年製作の映画)

3.9

ACTの自由課題として鑑賞
ジェンダー的視点、インテリア的視点から見てもとても良かった

きみどり色の壁、白地に赤いバラのとんだブランケット、ベージュのストライプのソファ、アラベスクの鏡、オリーブ色の
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少女(2016年製作の映画)

3.3

中学生の頃好きだった湊かなえの作品
映像は一度も観たことがありませんでした

今回は原作は読まず映画のみ
息もつかないような展開と効果的な素晴らしいインテリア

女子校のステンドグラスの息苦しい美しさ
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トロピカル・マラディ(2004年製作の映画)

3.0

異なる雰囲気のストーリーが2つ挿入されたタイの同性愛者のお話
前半では、画面右寄りで、舐めるような視線で彼の恋人(男性)を見つめる彼
後半では、画面中央で虎の精を恐れて森を見回す彼
前半は見ること、後
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アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(2016年製作の映画)

3.5

めくるめく映像美
赤の女王のお付きの人々がアルチンボルドの四季へのオマージュできれい

ファンタジーだから仕方ないけど、インテリアが如何にもセットというか、華美で重厚な感じは出ているけれども、ジブリ等
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.5

中級英語の予習として鑑賞
私的には高慢と偏見というより、女性と家というタイトルをつけたい

この家に住む女性はとても幸せのはず
居心地の良い家と保護
家も家具もあなた好み
窓からの風景は灰色
素敵な家
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ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

3.8

インテリアによる対比が素晴らしかった

1階のアトリエを、ダークブラウンを基調としビスケーベイやブルーを配合色にすることで、美と狂気が、
お屋敷の2階の、赤や青のタータンチェックのカーテンや白地に青い
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

5.0

脚本、カメラ、キャスト、インテリア、どれも取っても最高で、小さいおうち(黒木華がヒロイン)を塗り替えて邦画で1番好きな映画になりました

今回のインテリアに関して1番の萌えポイントは、照明や光

結婚
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.5

栃木の自然と、人家と、薄汚い建物と、美少年たちを、ドビュッシーなどのクラシック音楽が包み込む演出が素晴らしかったです
インターネットが新しい表現だったのでしょうが、葛藤を文字で表しすぎていたかなという
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ニュースの天才(2003年製作の映画)

2.2


中級英語の一環で鑑賞

オフィスの多灯照明がきれいなのはいつものことで
オチで回収しきれてないのと人物描写が甘いなという印象でした