saeさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

亀は意外と速く泳ぐ(2005年製作の映画)

3.8

結婚して夫は単身赴任で不在、カメに餌をやり続けるだけのつまらない毎日。ある日スパイ募集の広告を見つけてスパイになることに。ゆるゆると進む可笑しな映画はけっこう好きだ。当時17才の上野樹里が初々しくてか>>続きを読む

マンハッタン殺人ミステリー(1993年製作の映画)

3.8

ウディ・アレンのミステリー。夫婦のドタバタ・コメディに笑えるし、ニューヨークの街並みとか、偵察をする非日常感が良い。ダイアン・キートンのスタイルにとても憧れる!おしゃれだ

インスタント沼(2009年製作の映画)

3.7

"とにかく、水道の蛇口をひねれ!そして、その嘘と意地と見栄で塗り固められたしょうもない日常を、洗い流すのだ!"
麻生久美子と加瀬亮が最高でした

転々(2007年製作の映画)

3.8

日曜日に夜ご飯を食べる時、サザエさんのエンディングが流れる頃、なんであんな最悪な気分になるんだろう。そしてそれが今となってはすごく懐かしく感じる。みんなで囲む鍋、流した涙、初めて乗ったジェットコースタ>>続きを読む

ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

4.5

白いデッキシューズとラジカセが映るオープニング、徐々にメンバーが増えていく演出、ビッグショルダーのジャケット、伝わる熱気と溢れ出すエネルギー、何から何までかっこよすぎる!

プラド美術館 驚異のコレクション(2019年製作の映画)

3.9

美というものは、私たちの心を窮地から救ってくれるんだと教えてくれる。キュレーターの方、ダンサーや女優の方などのインタビューで語られていく絵画の魅力。美術館にまつわる歴史、画家たち、そこに通った芸術家た>>続きを読む

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.0

面白かった!軽い気持ちで入れ替わったらとんでもない事になった2人。ずっとハラハラするし、笑えるし、展開がどうなるのか気になってたらあっという間に2時間終わった。役者が全員良すぎる。
あと胸がキューンと
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アフタースクール(2008年製作の映画)

4.0

綺麗に騙された…
中盤でどんでん返し、さらにどんでん返し。所々笑えるし、伏線回収を最後の最後までしてくれてスッキリ。2度見たい映画ですね、大泉洋がかっこいい
"お前がつまんないのは、お前のせいだ"

Lick the Star(1998年製作の映画)

-

少女の孤独感、冒頭の車窓のショット…モノクロショートフィルムでもtheソフィア・コッポラでとても好き。世界観、パンクロックの音楽、彼女のセンスが詰まっていてそれだけですごく良かった。

カウボーイ映画と似て非なるもの(2012年製作の映画)

3.4

ある少年2人と少女2人が学校のトイレで昨日テレビで見た映画"ブロークバック・マウンテン"について話す。少年の感想が真っ直ぐで良い。短編の長さも演出もよかった

I Won't Come Back(英題)(2014年製作の映画)

-

主人公の逃避行の途中である少女に出会い、一緒に旅をする。遠いある場所を目指してヒッチハイクや列車、時には徒歩で向かうロードムービー。最初は淡々としているように見えたけど、憂鬱な表情の主人公の表情が徐々>>続きを読む

美味しい美女/グルメな歯医者(2017年製作の映画)

3.8

ダークで遊び心のあるキュートな世界観。ベジタリアンに恋したカニバリストを応援したくなる。頬に流れた一粒の涙が愛おしい。ストーリーもビジュアルもとても好き!

ジュディット・ホテル(2018年製作の映画)

3.3

2019年のmyfffで見ててまた再見。
ダークな雰囲気と鮮やかでヴィヴィッドな色合いがフランスぽい。メイドの服がかわいい。お洒落な短編。

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.8

‪軽快で爽やか!海に行きたくなった。
冒頭の門を開けるセーラーブラウスを着たポーリーヌに一気に惹かれた。瑞々しくて眩しい笑顔が素敵。大人たちの恋愛模様に巻き込まれ、滑稽な会話劇の中、15歳の彼女の醒め
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Love Letter(1995年製作の映画)

4.0

思ってた以上に、とても良かった…不器用で純粋で、愛おしくて胸がきゅんとする。
手紙、同姓同名の同級生、図書室、貸し出しのカード、風に揺れる白いカーテン、自転車のライトに照らされた答案用紙。ピアノの旋律
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放課後ソーダ日和-特別版-(2018年製作の映画)

3.9

夏と放課後とキラキラのクリームソーダと青春。好きだったな。女子高生がクリームソーダ求めて藤沢まで小旅行行くのいいな〜
雨の日に爽やかな映画見れて良かった
主題歌の羊文学もいい!

タイニー・ファニチャー(2010年製作の映画)

3.7

だらしなくて、面倒くさくて、愛おしかった。
大卒だけど職に就けず、不器用で上手くいかない主人公にとても共感して辛くなった。劇的な変化はなくても、些細な変化はある。ラスト、ほんの少しだけ前に進めた気がす
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マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

4.0

アダム・サンドラー、ベン・スティラーめちゃくちゃ良いな〜 序盤の親子でピアノ弾きながら歌うシーンでこの映画好きって確信した。娘の作るポルノ映画やみんな徹底してメモを取る姿、車を壊すシーン、ケンカの後に>>続きを読む

美しき結婚(1981年製作の映画)

3.9

傷ついて落ち込んだりしても、それでも夢に見た理想の人との出会いと恋は諦めないサヴィーヌ、最後は愛おしく感じた。
終始わがままだし自分勝手な子だなあって思ったけど、私自身そうゆう部分あるし、いっしょに傷
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肉体と火山(2015年製作の映画)

4.0

印象的なカット多めで好きでした
台詞は少ないけれど、画面を通してひしひしと伝わってくる少女の痛みや悲しみや孤独に胸が詰まる。少女が流した涙、ラストの疾走感がめちゃくちゃ良い、余韻。

鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.8

ネオンに照らされたフィルムノワール・サスペンス。ポップな音楽が流れる中街で始まる銃撃戦のギャップ、絶望を彷徨う2人、映画を包む雰囲気が儚く危うく美しい。疾走感とカメラワーク、闇の中の光と影の描写など、>>続きを読む

トスカーナの休日(2003年製作の映画)

3.8

なんとなく見たけどよかった。日差しを浴びて、美味しい料理作って食べて、温かい風にあたりたい。上手くいかない日々でも、フェリーニの言葉のように、子供のような情熱と無邪気さを忘れず、例え確信がなかったとし>>続きを読む

飛行士の妻(1980年製作の映画)

3.9

淡い水色とピンクが基調の小さな部屋、ラコステのネイビーのポロシャツ、初めて会った人との探偵ごっこ、素直で明るく笑顔がキュートな女の子リュシーとの会話劇。ずっと考えてばかりのフランソワ、カフェで絶対寝落>>続きを読む

おもちゃの国(2007年製作の映画)

4.0

とても良かった。
どうなるかわからない状況からある事実が発覚した瞬間、衝撃で声が出ない。ラストのカット、温かい気持ちが広がる。胸に焼き付いて忘れられない短編映画

ストローク(2017年製作の映画)

-

潔癖青年の朝のルーティンを見てるの面白かったし雰囲気好き。黒猫かわいくてふわふわ。ラストはほっこり

ロックンローラ(2008年製作の映画)

3.6

ガイ・リッチーの群像劇、大好き!
バラバラだった登場人物たちが最後1つに集結する感じやっぱり良い。面白い。エンディングのチークダンス笑った!

沈黙/ある沈黙(2016年製作の映画)

-

重い内容だが、やわらかな色合い、雰囲気のバランスがとても好きだった。みんなでタバコ吸って話したり、ダンスするシーンきらきらしていて好き。ラスト主人公のとる行動と彼女の瞳が忘れられない。

ザ・ゴールドフィンチ(2019年製作の映画)

-

原作読んだ上で鑑賞。ある1つの絵とある事件により、罪悪感と喪失感で苦しむテオを少年期から青年期まで描いた映画。
音楽も良いが、何より映像が泣きそうなほど美しかった。それだけで見れて良かったと思えるほど
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.2

冒頭から鮮やかな色彩、美しい映像、音楽のセンス、スローモーションの多用で、ドランやっぱり好きってなった。
彼が描く人が抱える孤独、苦しみ、嘘、語れない真実、恋人との切ない展開、そして母子の愛。あるシー
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

4.0

美しいビーチと海、ロマンチックな演奏と指輪。彼の歌声とトランペットの音色が切なく耳に残る。"マイ・ファニー・ヴァレンタイン"すごい良かったな…イーサン・ホークの渋い演技に痺れた。
何かを手に入れるため
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ダンサー そして私たちは踊った(2019年製作の映画)

4.5

抑圧された環境の中である人に出会い、芽生える気持ちと共に主人公の瞳に光が宿り、世界が輝きで溢れ出す。だんだん豊かになる表情や一喜一憂する姿が見ていてとても愛おしかった。
温かな光に包まれる画面、街やパ
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.9

360度カメラが回る冒頭、ピンクや青の淡い光、スタイリッシュな映像美。登場人物の溢れ出る感情を音楽で描いた青春映画。
彼らの心の苦しさや抑圧を表すかのように広い画面が狭まっていく。間違いや過ちを後悔し
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.9

オープニング!アデルの曲とても良い…やはりロジャー・ディーキンスが撮影する映像はどこを切り取っても美しい。
007とQの掛け合いがとても好きだった〜

それから(2017年製作の映画)

3.8

タクシーから見る夜の雪景色が余りにも綺麗で。私は信じる、自分が主人公でないことを、いつ死んでもいいことを、全てが大丈夫だということを、何もかもが美しいということを、この世界を信じる。アルムの考え方、誠>>続きを読む

叫びとささやき(1972年製作の映画)

3.8

終始絵画のような映像美に目を惹かれる。冒頭、真紅の部屋に白い服を着た3人姉妹と1人の召使い。
それぞれの叫びとささやき、孤独、憎しみ、愛の不在。

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

痺れた。
何も知らずに見たから最後は驚いた。コンビニ店員脅すやつ、確かに…ってなる。本当にやりたいことをやるべきだし、本当に変わりたいなら自分を壊さなきゃいけない。ラストシーンにpixiesの曲、すご
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