saeさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

フィガロ・ストーリー(1991年製作の映画)

3.5

ニューヨーク編だけ
モノクロのニューヨークをこんなお洒落に撮ってしまうドニ。
最後、お腹すいたから何か食べようってなり、フランス人女性の方はクロワッサンがいいって言うけど、彼の方はハンバーガーにチキン
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.7

たとえ歴史わからなくても全然楽しめる。
真っ赤なドレスに真っ赤な口紅のメラニー・ロランが美しい。
クリストフヴァルツ最高だったなあ
シュトゥルーデルが食べたくなった
最後はとてもスカッとする、さすがタ
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バスキア(1996年製作の映画)

3.6

まだ有名になる前、デヴィッド・ボウイ演じるアンディ・ウォーホルが食事してる際、それを見たバスキアはレストランに入ってきて、突然彼に自分の絵を10ドルで買わないか?と何枚か小さな絵を見せるシーン、その勢>>続きを読む

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.8

前半の女の子たちのおしゃべりから面白いし、後半の殺人鬼vs女の子3人のカーチェイスはただただ最高。
the endのショット&かかと落としで最高にスカッとした!女の子って強くて可愛くて最強なんだなって
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過去のない男(2002年製作の映画)

4.2

記憶を失った男が記憶を取り戻す、という話ではない。
この映画では過去は何の意味ももたない。
彼はただ前に進み、人の冷たさ、それよりも大きく包み込む、人々の優しさに触れながら、今を生きていく。
考えすぎ
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セブン(1995年製作の映画)

3.8

"この世は素晴らしい。戦う価値がある。"
ラストのブラットピットの表情と向けられた銃口は忘れられない。

パラノイドパーク(2007年製作の映画)

3.7

ガス・ヴァン・サント×少年×エリオット・スミスの曲ってだけで良い。
スケートパーク、アレックスの気だるい表情、世間への無関心さ。最後、メイシーの言葉が彼を少し救えたのかな。内容は重いけど、ゆっくり流れ
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ディアボロ・マント(1977年製作の映画)

3.9

ずっと見たくて、海外のiTunesでレンタルして見た。パリに住む姉妹の夏の終わりから次の夏の始まりまでの話。
交互に描かれる彼女たちは対照的で、経験することも全く違う。でも2人は悩み葛藤し、時には傷つ
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

5.0

奇跡の青春映画。
youtuber的なことをするけど見ている人は1人か2人、学校では最も静かな子と言われてしまう。本当の自分は違うのに、と悶々とするケイラが本当にリアルな14歳にしか見えない。クラスメ
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

4.0

監督の撮る白く柔らかな光に包まれた映像がとても美しくて好きだった。
私も学生時代、ユラ君みたいにお祈りの時こっそり目を開けてたり、言葉は最後のアーメンしか言わなかったり、共感した。
真っ白な雪に残った
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そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

4.0

最後、裏切られた感じ、でも良かった。
私も生ぬるい友情に、爆発してほしい街に、狭い空に、同じこと感じてた。
だけど夏の夜、金魚を盗み、疾走する彼女たちにこれほど強く惹かれるのはなぜだろう。

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.0

特別な人生を送りたい、きっと何かが起これば自分も変われる、なんて、ぶっちゃけ私はいつも思ってる。だからこの話がリアルで他人事とは思えなくて、私にだって、あなたにだって起こり得るんだと怖くなった。
心が
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コントロール(2007年製作の映画)

5.0

モノクロの映像と写真のような構図が美しすぎる。
イアンを演じるサム・ライリーが素晴らしくて、彼の演技だけで見る価値ある。
イアンにとってアニークは必要な存在だったんだろうなと監督の言葉を聞いて思った。
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キングダム(2019年製作の映画)

3.9

評判が良いのが気になって、邦画のアクションとか初めて見に行ったけど、すごく良かった。迫力のあるアクションは海外映画に劣らず、キャストも役に入り込んでて、どんどん引き込まれた。
長澤まさみの登場シーンと
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.7

シワシワもふもふのピカチュウがかわいすぎて、ライアン・レイノルズの声のギャップで笑った。
ラストは少しサプライズ、その気はなかったけど、普通にグッときて泣きそうになった。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.7

どうしようもなく憧れて、懐かしくて、あたたかくて、なんだか切なくなった。
元スケーターの作るスケート青春映画。
好きなシーンはたくさんあるけど、冒頭の兄の部屋に忍び込むところや、夜明けまで友達とスケー
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スケート・キッチン(2018年製作の映画)

3.9

夏に向けて見たい青春映画。
今のNYのスケートシーン、彼女たちの日常が、私には何もかも新鮮でずっとスクリーンに釘付けだった。
まず音楽が最高!ビデオを撮影してインスタにあげたり、ジェイデンくん演じる少
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

4.0

"バーノン先生、僕たちがせっかくの土曜日に登校を命じられたのは当然の報いだと思います。
僕たちは間違いを犯しました。
でも自分とは何かという作文を書けだなんてばかげています。
意味がありません。
先生
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.6

ラスト、ティモシー演じるニックが詩を朗読する声。
枕のシーツに残った愛しい人の頭の形。
ニックと弟が浜辺で向かい合って話すシーンがとても好きだったな。
シガーロスが流れるといつも胸を締め付けられる。

マックイーン:モードの反逆児(2018年製作の映画)

4.3

どこに行っても、酷評されても、僕は僕だ、と自分に誠実であり続ける姿が、ただただかっこよくて眩しかった。
終始、彼の言葉と美学、脳裏に焼きつくように強烈で感情的なショーの闇と美しさに圧倒される。
最後に
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荒野にて(2017年製作の映画)

4.0

グサグサ胸に刺さって痛くて涙が止まらない。
荒野は美しい、自由で、厳しくて、壮大で、世界に自分は独りぼっちだと思い知らされる。
何かに突き動かされるように歩き、走り続ける少年。 大切なものを失い、絶望
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ぼくたちのチーム(2016年製作の映画)

3.9

"他人の言葉を借りるな、自分を示せ"

これほどガツンと直球で伝えてくれる映画ってあまりない。
恥や後悔への恐怖で自分の殻を破れずにいる全ての人に。

キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

3.8

美しい自然、友情、決別、失恋。ラストの2人の表情と、まぶしいくらいの輝きと、痛みが残って消えない。
夏が待ち遠しいな

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.9

音楽、カメラワーク、テンポの良さ、ラストのシークエンスの意味。
白人も黒人も、どの人種も、クールで、愚かなんだ。
今もなくならない差別に、私たちはこれからどうするべきなのか、教えてくれた映画。

ジャック・ドゥミの少年期(1991年製作の映画)

4.5

ジャック・ドゥミの、音楽と幸せに溢れた少年期。
小さなカメラ片手に必死に映画製作に取り組んだり、友達に映画博士って呼ばれていたり、彼の映画愛がすごい。
愛しい人の肌、手の甲、指先、白い髪、口髭、瞳。ア
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

5.0

最高!!!IMAX&3Dで!面白すぎた!そして何度も笑って、ちょっと泣いた。
戸惑いつつ落ち込んだりするけど、何度も立ち上がり、成長する。マイルスとお父さんのやり取りが良かったな。グウェンがめちゃくち
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ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ(2009年製作の映画)

3.9

ー 就職できず、行き場がない。この学校の、落ちこぼれ組(nowhere)だ。
ー それは天才のたまり場?おれの場所です。

10代のジョン・レノンがロックにはまって、レコード盗むシーンが好き

ブギーナイツ(1997年製作の映画)

4.0

オープニングから最高!70s、80sの雰囲気と音楽も最高。クラブのダンスシーンやプールのシーン、あと手に汗握るようなシーンで流れるポップなラブソングとか全然合ってなくて好き。
個性豊かなキャストたちが
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マグノリア(1999年製作の映画)

4.5

"愛があるのに、そのはけ口が見つからないんだ"

3時間全く飽きなかった。全員が歌うエイミー・マンの曲、クローディアの笑顔。悔いのない人生なんてないんだよね

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

5.0

夢みたいで、切なくて、胸が張り裂ける。
セシリアを救う、"映画"というものが愛おしくてたまらない。

ローラ(1961年製作の映画)

4.0

"幸せを望めば、それだけでもう幸せだ"
初めて誰かに恋をする喜びと、初恋の人に想いが届かなかった切なさ。
誰かに出会うことで、人生は美しいと思える。

8 1/2(1963年製作の映画)

3.6

ナチュラルメイクのアヌーク・エーメが美しい。
喧騒の中の孤独。ラストの柔らかい光に包まれたこの上ない多幸感。
"人生はお祭りだ、一緒に過ごそう"

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

美しく滑稽で、可笑しく哀しい。
3人の演技の素晴らしさと映像美、それだけでも見てよかったと思えるほど。
終盤の切なさに胸を締め付けられた。

"夢に見た、あなたの目を刺すのを"

ミストレス・アメリカ(2015年製作の映画)

3.6

私も彼女と同じ病気かも。
でも別に、だめな自分でもいいじゃないか。
この映画を見たら、そんな自分も好きだよって言える気がする。

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.9

2人がハワイで出会うシーンは、行き交う人々の中、2人だけ時が止まったようで、とても美しくて好き。
気軽に見られる強烈でロマンチックなラブストーリー。音楽も良い。