saeさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.7

試写会にて。
シアーシャとマーゴットの演技が素晴らしい。2人とも美しかった。
1人の女性であり、国を守る女王である彼女たちの強さ、弱さ、繊細さ、儚さ。見ていて胸を締め付けられた。
断頭台でメアリーが着
>>続きを読む

アスファルト(2015年製作の映画)

4.4

すごく好きです。
孤独な6人、全員が愛おしい。
宇宙の星々は小さな穴で、その穴から神様が見ている。暗闇の後ろにはまぶしい光がある。
走る自転車の後ろ姿を追うオープニング、子守唄を母国語で歌うシーン、写
>>続きを読む

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.8

音楽、ダンス、衣装が鮮やかで美しい。見ているだけで笑顔になる。ありえないことでも不可能なことはない、見方を変えれば世界は変わる。この世界は本物だ。

ラストの彼女の表情が、なんだか切なく感じた。

バッド・チューニング(1993年製作の映画)

4.0

"規則に縛られた生活の中で、精一杯たのしんでる"
夏休みの前の日の24時間をただ描いてるだけなのに。おもしろかった〜
あとアメリカらしい新入生歓迎の儀式、とくに女の子のはびっくり。でも先輩たちみんなや
>>続きを読む

ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.3

IMAXで見たら、きっと私たちも月に降り立ったように思えます。
それほどの、怖いと感じるほどの臨場感、緊張感、音と静寂。
手に握られた亡き娘カレンのブレスレットのシーンはなんだか切なくて泣いてしまった

ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

4.2

手を繋ぐ2人を映す、美しい音楽から始まるオープニングに心奪われた。
部屋を貸してくれた男性の言葉が忘れられない。写真サイズの映像と台詞が美しかった。悔しさと怒りは消えないし、消してはダメだと思うけど、
>>続きを読む

ワンダーストラック(2017年製作の映画)

3.5

ニューヨークのジオラマが綺麗だった。
音のない世界、音のなくなった世界。
台詞が少なく、美しい映像に釘付けになる。
時代を超えた2人の見知らぬ地の冒険。
アメリカ自然史博物館行ってみたいな〜

ビッグ(1988年製作の映画)

3.9

中身は13歳の子どもなのに、彼の方が大人よ、と言われていたのが印象的。
笑えて切なくてほっこりする。

スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

4.0

登場人物が警察含め全員まともじゃない。
当時17歳のエマストーンかわいい。
最後のモールで彼ら2人が見つめていたのは、憧れだった女の子ではないのだ。
2人の友情の深さ、笑えてなんだか少し切ない

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

4.0

ゲオルゲはジョニーの光。暗い曇り空に差し込む一筋の光。壮大で、荒々しくて、美しくて、寂しくて、優しくて、静かで、だけど確かな、2人の間にある確かな愛。
この映画で描かれるものの全てが、細部にわたって素
>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

夢追い人に、乾杯を。
たとえ愚かに見えたとしても、
心の痛みに、破れた心に、夢見る愚か者に、乾杯を。

コレクション(2018年製作の映画)

4.0

美しい作品。濃密な13分。
ラストの数秒の悲しさ、切なさを、最後のセリフがその全てを優しさで包み込む。

青い犬(2018年製作の映画)

3.8

いろんな"色"をもった人々。
それぞれ違い、それぞれ美しい。
色彩が鮮やかで綺麗だった。

青が守っていた

私たちの愛は誰にも負けない(2018年製作の映画)

4.0

"君を愛するように他の人は愛せない"

例え大人がまた会えるよ、と言っても、彼らの初恋の別れは、永遠の別れのように感じる。切ない。

グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

オンライン試写会にて。
"暴力は敗北だ。品位を保つことが勝利をもたらすのだ。"
本当に本当に素晴らしい!何度でも見たい。ラストシーンを思い出すだけで心が温かくなる映画。

教養のある黒人、教養のない白
>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.1

子供たちが自分たちだけで力を合わせて、それぞれの恐怖や問題、ペニーワイズに立ち向かっていく様がよかった。
ホラーだけどドラマもしっかり描かれていて、ホラー苦手だけど意外と見れた。

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.0

本当の姿になりたいと心から願う彼は、異常ではない。その彼女の姿は正しく、美しいんだ。

KIDS/キッズ(1995年製作の映画)

2.7

ずっと見たかった作品だけど、あんまり合わなかった。。
クロエかわいかった!

バスキア、10代最後のとき(2017年製作の映画)

3.5

1970年代のNYすごい。
危ないけどエネルギーに満ち溢れている。
有名になる前、壁に詩を書き子供みたいな絵を描き、ポストカードを作って売り、部屋の全てを作品にしていたバスキア。
彼のことについてもっ
>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

5.0

今年1番見たかった映画。
私たちに寄り添ってくれる記憶のような映画。
なんて素晴らしく美しく瑞々しいんだろう。
長回しのカメラワーク、完璧な構図、自然体な演技、白黒の映像から伝わる温度や匂い。
優しさ
>>続きを読む

シドニー・ホールの失踪(2017年製作の映画)

4.1

シドニーが西へ向かう理由が切なすぎた。
雑誌から切り取った家の写真、折り紙でできた一輪の花、遊園地でもらった人形。

"だが他の何より美しいのは、記憶の中にある愛する人の瞳だ"

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

4.4

ティナの瞳の美しさを、
"暗い水の底に燃える炎みたいなんだ。
それはまるで、サラマンダーのよう。"
という言葉で表現するニュートがとても好き。

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.1

スクエアサイズの映像。世界の見え方が幽霊と私たちとでは少し違う。
顔が見えないのに、ベッドシーツに穴が2つ空いてるだけなのに、彼の悲しさや怒りが伝わってくる。
ただただ、静かで悲しい時間が流れる。切な
>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

5.0

細かいところは無視してとにかく最高でした、本当に!
音楽と家族である仲間たちの素晴らしさ。孤独を抱えていたフレディの姿に胸が痛んだ。
ラストの21分間ただただ私は、気づいたら涙が出ていた。
映画館また
>>続きを読む

世界一美しい本を作る男 ―シュタイデルとの旅―(2010年製作の映画)

3.9

これを見てから本屋に行った時、stidel社のものがあるとついつい手にとってしまう。

イングマール・ベルイマンを探して(2018年製作の映画)

3.6

ベルイマンの映画に対する思い、姿勢、息子や孫から語られる私生活の姿。オリヴィエ・アサイヤスやミア・ハンセン=ラブなどのインタビューも。面白かった。

さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)

5.0

目標もないまま高校卒業までの1ヶ月を過ごす。
退屈な食事を抜け出してバスに飛び乗るシーンが好き。一服してくると言ってキャンディーをなめる所かわいい。ギターを習ってみたり野球場で夜間のバイトしてみたり。
>>続きを読む

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

5.0

"私はこの世界と同じよ、変わるはずがない"
ラストで懐中電灯が壊れて光が消える時。
切ない。