maiさんの映画レビュー・感想・評価

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サバハ(2019年製作の映画)

4.0

宗教系コンテンツみてると、人間の方が怖いと感じる。
教祖の欲望を叶えるために、弱みにつけこみ、これまでの自分の価値を低く思わせ、引き返すことを躊躇わせる。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.5

アーレントの「凡庸な悪」を思う。映画で嫌悪感を抱いた悪の存在は、自分にも地続きだと感じた。


それと、メディアの怖さ。映画の中で、新聞が政府に忖度して記事内で朝鮮人の印象操作のような刷り込みを行って
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.0

BTSのRMが語ったkpopの隆盛の背景について、韓国には何もなかった、というインタビューが忘れられなくて。歴史を学びたくて観た。
これが過去50年以内の話ということが信じられなくて、人の人権が権威の
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

メディアは刺激的でハートフルでユニークな今すぐ役立つストーリーを求めるけど、それは視聴者に消費させるよね

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.7

タイムリープもの。自由さのなかで様々な制約がつくことで、自分にとって大事なことに気が付いたり、優先順位がつけられるようになるんだろう。

父と息子の関係が愛おしい

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

5.0

失って初めて気がつくことがたくさんある。「ごめんね、あの時は気がつかなくて」と後で伝えられたらいいけど、大抵の場合は時すでに遅し。

このショートフィルムは、日常に当たり前にあるものを浮き彫りにする。
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

5.0

ずっと画面の可愛らしさや美しさに気を取られて、物語を追うのを忘れてしまった。
登場人物みんな、上品シンプル長年愛用してそうな服を召してて可愛い。内装はヴィンテージ感があって、視覚的要素を大事にしている
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

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窮地に陥った際にどんな行動を取るのかはある程度カテゴリに分けられそう。そこに国ごとの違いが見えるかに興味があるから、ゾンビ映画を制作国ごとに見てみるのも面白そうだなと思った。

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

4.2

好きになった人が全てにおいて例外になるのも、自分の形が保てなくなるのも恋愛の醍醐味

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.7

「人の人生を優先して愛と呼ぶのはおかしいわ。私は憧れの存在じゃイヤ。本当の私を好きになって」
そうだね、優先することは優しさじゃない。無口でもシャイでも、自分がどう思っているかを伝えなくちゃ、いつまで
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.6

死ぬことより、残されることの方が苦しい。
いつだって死は突然だし、心の準備もさせてくれない。死の瞬間に立ち会えたとしても、伝えたいことを伝えられるかなんて分からない。
コロナウイルスの蔓延する世界で、
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.3

「彼は不完全な私ではなく、ありのままの私を見てくれる。」
ジャッジしないという感覚はとても難しい(無意識にやっていることがある)、けどそうやって人と関わっていきたい

アースクエイクバード(2019年製作の映画)

4.1

カメラマンと被写体って構図はエロティック
カメラを通して見つめられ続けるの、黒田清のダゲレオタイプの女を思い出すな
あと安達祐実と夫の話も

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

4.2

気を引くために嘘をつく、我慢した分暴れる、それらは自分をみてほしいって欲求の表れ。人は家族や大切な人に存在を受け入れてほしいと思っているし、その承認欲求は当たり前にあっていいものだと思った。

ライオン・キング(2019年製作の映画)

4.5

あなたになれないことはとても苦しいけれど、「そうだね、私はあなたになれない」と受容できたら前に進めるね

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.4

チャップリンの「人生は近くで見ると悲劇であり、遠くから見ると喜劇である」を連想した。

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.6

過去に生きるひとが共感するテーマ

家族とか愛とかパートナーとか親愛なるひとたちとか、そういう離れがたく結ばれた人たちが彼を受け入れ支え続けたことが、ノーベル賞受賞にも、生きていく上でも欠かせなかった
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

4.0

夏が終わってもその言葉をまだ言いたいなら、とティモシーからの告白を遮るヒロインの顔は憂いを帯びていて美しい。切ない。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.0

亡くなったシャロンテートが可愛らしくそこにあって、監督や役者さんのシャロンテートへの愛を感じた。

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.5

夏は烈しさのある中に、あっという間に過ぎ去ってしまうもの。

宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.4

自分本位の生々しい感情をぶつけ合う言葉と気迫の応酬に、ぐわんぐわん揺さぶられる。

自分が傷つきたくもなく、ひとも傷つけたくもない世の中において、どうしようもなく醜い自分を曝け出すことは怖い。

それ
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.0

史実に基づくフィクション。解釈次第で事実の捉え方が大きく転換するのだと、改めて実感した。

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