dwaさんの映画レビュー・感想・評価

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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

観る人によって抱く感情が様々ありそうな作品。
一見強い逞しい女性って印象のサンドラだけど、ただ自分を悲観的に見せて同情させたい、的な本心ではありそう。
支え合うとか手を差し伸べるとかのありきたりな言葉
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ミレニアム・マンボ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

3.7

ハオとの出逢いはヴィッキーにとって汚点であり、影響が大きすぎた。彼女の莫大な不安をより濃く浸透させていくハオ、本当に嫌だった。

台湾はもちろん、夕張での描写が良すぎた。
純粋に雪って物を楽しんでる姿
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熱のあとに(2023年製作の映画)

3.0

よくある“歪んだ愛“って話。
俳優陣の演技力は抜群だけど、ストーリー的には読み易かった。

きっと世の中にはこういう愛を生産する人間がある程度いて、その輸送先は中々見つからなくて窮屈な思いをする者がい
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Winter boy(2022年製作の映画)

3.9

ヒトの脆さが分かる作品。

結局、自分の哀しさは消化しようとしてもどこかで在り続けてしまう。
声に出したり体で表現したり、欲に振っても消えることはない。
ただ心に収納することはできる。
リュカがリュカ
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正欲(2023年製作の映画)

4.2

身近なようで、遠い気もする話。
原作の“留学している気分“という表現を台詞として聞くと少し印象が違うように感じた。

世の中に溢れかえる“多様性“とか“個性“みたいなことばを容易に口に出せなくなる。
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知らない、ふたり(2016年製作の映画)

3.8

これ今泉監督だったんだ、、、

イケパラじゃんね!って思った記憶あり

アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.8

この監督の作品を観た後、喪失感に心が覆われるけど絶望はなくてむしろモヤが消える感じがたまらなく好き

自己防衛の為に過去を閉ざす心理が複数のかたちで共存した作品。
勝手に仕舞われた記憶に苦しむ者、故意
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時をかける少女(1983年製作の映画)

3.8

あなたっていつもいるんだかいないんだかわからないんだから。

青い珊瑚礁(1980年製作の映画)

4.0

世の莫大な情報へ航海するのではなく
3人抱き合って眠った彼らを羨ましく感じた

ソクラテスみがあったねぇ

パターソン(2016年製作の映画)

4.5

作中の淡い音や落ち着いた映りから、まるで植物と空に囲まれた山頂から、望遠鏡で麓の街を覗いているような気分になった。

毎日同じ回路を辿るパターソンのバス
景色は変わらないけれど、乗客の会話や街ゆく人々
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.9

平凡な日々を送るより、ひたすら哀愁と怒りに塗れた人生の方が人間らしいのかもしれない。とても小さな幸せでさえ心の霧を晴らす材料にできるから。

重い作品は好きだから、結構好みの作品だった。

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

4.0

視界に映る風景が無機質になったとき、なんで色々思い出すんだろ。
そして蘇る記憶はなんて儚いんだろう。

フツーから避けたがるかおりだけど、振り返れば佐藤と過ごした時間ってそれこそが普通なんだなぁ
普通
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

2.8

安く感じてしまった

水面に浮かぶ桜の花びらかと思った、、

海の上のピアニスト(1998年製作の映画)

4.4

ただのピアノ弾きには、乗員2千人程度の船内が心地良いキャパシティだったんだなぁ。
たった一艘の船が彼の世界。

1900の音色に釘付けになる船客たちも、目的地に辿り着けば88に連なる盤なんて振り返りも
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若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

4.0

可憐な雰囲気に潜むチャンの哀愁が伝わる作品だった。

惹かれているのになかなか近づけないもどかしさが余計に心を高揚させる。
無駄のないストレートな展開や雨音の聞き心地、さすがウォンカーウァイ。

体感
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冬の旅(1985年製作の映画)

4.3

楽に生きるために全て投げ捨てるのは
ただ我の理を失うだけであって、解放ではないんだと感じた。

バックパッカーからホームレスに欠落していってしまう感覚が寂しく、厭わしかった。

多少の犠牲ゆえに快楽が
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パリ、18区、夜。(1994年製作の映画)

3.9

若人の刹那をじわじわ感じた作品。
観てる最中はどーゆーオチなんかなぁって気になってたけど、観終わった後はすっと抜けていってしまった。
ある意味それで良いのかも。

所々ものすごく抽象的なシーンがあって
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ドラッグストア・カウボーイ(1989年製作の映画)

3.6

ナディーン可愛すぎる
別にええやん犬かってあげぇ

あとジェームズレマー出どころ少ないのに良い役してる。
渋カッコいい

バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.2

ビリーのダサカッコ良さが良すぎる!

でも実家の両親は嫌すぎた
飯急げナイフ父親に向けるな産まなければ、、、、家族しんどすぎる

幸せになって欲しいなぁ

ニューヨーク東8番街の奇跡(1987年製作の映画)

4.5

幼少期に観たけど題名とかストーリー覚えてなくて、たまたまみつけてすぐ観た

やーっぱ大好き!

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.8

劇中の濁った背景や髄に響く能の音を感じるなら映画館で観るべき。

物語的に特別捻られているわけではないが、演者の表現力や撮影地の雰囲気で重ったるく見ごたえがあった。

血も涙もない絶望ほど、魔薬に変わ
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落下する夕方(1998年製作の映画)

3.7

十三夜。
リカと健吾の願いは叶ったのだろうか。

洋画もいいけど、ゆっくりと沁みていく感じの邦画もやっぱり好き

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