菩薩さんの映画レビュー・感想・評価 - 126ページ目

社長紳士録(1964年製作の映画)

3.6

シリーズ20作目。本来ではラストの作品。大正製紙。鹿児島ロケ。左卜全から社長の座を譲り受ける森繁。フランキー堺も久しぶりに日本人役、なのにちょっとホモっぽい。

続社長外遊記(1963年製作の映画)

3.7

シリーズ19作目。のり平の飛び入りフラダンスがまぁひどい。レストランの回るスピードが異常に早い。

社長外遊記(1963年製作の映画)

3.7

シリーズ18作目、丸急デパート。ハワイロケ。前回の洋行では連れて行ってもらえなかったのり平も遂に海外に。フランキー堺の酒乱ぶりがひどい。

不良少女モニカ(1952年製作の映画)

3.8

オールヌードに10代での妊娠と、60余年も前に、しかもキリスト教精神の根付く社会においてそのような作品がもたらしたショックは想像に容易い。人がいつ親になるかというのは単に子供ができたときと言うわけでは>>続きを読む

ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.5

ニコラス・ケイジ、ショーン・コネリー、エド・ハリスと、頭皮に若干の侘しさを感じさせる漢達の豪華共演。いよっ、待ってました!と掛け声を掛けたくなるほど、コッテコテのハリウッドエンターテインメント超大作。>>続きを読む

喜劇 駅前飯店(1962年製作の映画)

3.9

全員インチキ中国人。よくあのインイキ中国語で全編押し通せるものだ。ハチャメチャ具合が半端でない。王貞治がなかなかいい演技をしている。

江戸城大乱(1991年製作の映画)

3.0

坂上忍がいい味出してる。松方弘樹がなかなか死なない。エンディングテーマですべてがぶち壊される。

幕末太陽傳(1957年製作の映画)

4.8

品川遊郭相模屋を舞台に、文無し居残り佐平次のものの見事な身のこなし。図々しさも突き抜けるともはや爽快痛快天晴れである。モノクロなのに、むしろ騒々しいくらいに色彩が飛び込んで来るような、全編を通してなん>>続きを読む

炎628(1985年製作の映画)

4.8

なんだ、この、

誰にでもできる簡単虐殺講座、今日はナチス親衛隊の皆様を講師にお迎えしました。どうもこんにちは。まずはですねぇ、村の人々を建物の中に押し込みます。次にその建物に火をつけたり、銃弾を浴び
>>続きを読む

(1959年製作の映画)

4.0

第二次大戦末期、降伏直前のドイツにて。年端もいかぬ少年兵達が、爆破予定で、防衛価値も無い橋を守ろうと奮闘し、1人また1人と意味も無く命を失って行く、虚しさ純度100%の名作。彼等は何の為に何と戦い、そ>>続きを読む

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.0

前半の一時間の壮大な助走があってこそのアイ・ラブ・ユー。生きるか死ぬか、得るものなき戦争。シカから人へと、銃を向ける対象を変えるだけでこんなにも虚しい物語になる。最後のアメリカ賛美が余計悲しい。ジョン>>続きを読む

丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

4.4

百万両の壺を巡るよもやま話。口に鞘を咥え、ぴっと刀身を引く左膳が超絶かっこいい。口は悪いが愛は深い女将さんは泣かせるねぇ。親を失った孤児安坊なんていう絶対的悲劇なのに、例の壺をよもや割りはしないかとひ>>続きを読む

荒野の用心棒(1964年製作の映画)

4.0

かっこよすぎるオープニングにおなじみの口笛の音、イーストウッドの冷たいまなざしに、ポンチョに咥え葉巻。某エンブレムとは違い、一般的に「良し」とされるパクリの一例。ってまぁ、訴えられて負けてますけど。こ>>続きを読む

名探偵登場(1976年製作の映画)

3.5

結局何が何だかよく分からないまま終わってしまったが、バラエティに富んだ仕掛けにユーモアのあるストーリー、二転三転する謎解きと、なかなか面白かった。

地球が静止する日(2008年製作の映画)

2.7

そんな悪くはないが、面白くもない。わざわざ高い金払って有名どころ出さなくてもいい内容ではある。オリジナル版観てないからなんとも言えないが。とりあえず、マザー2のスターマンみたいなやつが分解して虫ぶーん>>続きを読む

パーフェクト・カップル(1998年製作の映画)

3.4

日本も大分ネガティヴキャンペーン万歳の国になってきたなぁと、昨今のTwitterなどにおける、ネット民の諜報能力の高さを見ながらしみじみと感じるところであります。キャシー・ベイツすごく良い。

ザ・インタープリター(2005年製作の映画)

3.2

シドニー・ポラックの遺作。NY,国連全面協力。なにかとシークレットサービスが出しゃばるわりに、肝心のズワーニ大統領の横には護衛付けないのかよって、どうしても突っ込みたくなる。題名の割に、通訳よりシーク>>続きを読む

グース(1996年製作の映画)

3.5

私はこれで、刷り込みを覚えました。赤ちゃんグース超かわいい。これが本当の鳥人間コンテスト。

仮面の男(1998年製作の映画)

3.0

一時期姉がディカプリオキチ○イで、これとタイタニックとロミオ&ジュリエットばっかり観てた。もはやトラウマに近い作品。ディカプリオファンは、一石二鳥な感じでいんじゃないでしょうか。

白鯨(1956年製作の映画)

3.0

黒のカリスマVS白き悪魔。船長の異常な憎悪。 または、船長は如何にして神に背き、白鯨を追うようになったか。

その男、国家機密につき(2010年製作の映画)

3.0

ヒトラーはアメリカに渡り名前を変えて生きていた!っていうモキュメンタリー。まぁ、日本でも、源義経がモンゴルに渡ってチンギス・ハーンになったとかありますからね。同じ感じです。そんな面白くは無いです。

かあちゃん(2001年製作の映画)

3.8

罪を憎んで人を憎まず。かあちゃんの愛は海より深く、器は果てしなくでかい。勇吉の啜る素うどんの、なんと美味そうなこと。ほろっとくる人情物なのに、画面の色彩は完全に犬神家で、音楽はSF。

STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

3.5

山崎貴が凄いのではない。藤子・F・不二雄が、なによりドラえもんが凄いのだ。

母べえ(2007年製作の映画)

3.3

どうしても吉永小百合じゃなきゃダメだったのだろうか。志田未来に檀れいと、日本を代表する童顔を並べたことで余計に吉永小百合だけ浮いて見えてしまう。それこそ、鶴瓶を「おじさん」と呼ぶのはさすがに違和感が過>>続きを読む

サハラ 死の砂漠を脱出せよ(2005年製作の映画)

3.5

やれ、原作者に訴えられたやら、マシュー・マコノヒーとペネロペ・クルスが付き合いだしたやらいわく付きの作品ではありますが、マシュー・マコノヒーはのっけから上裸でマッチョ全開だし、ペネロペ・クルスもまぁま>>続きを読む

フィラデルフィア・エクスペリメント(1984年製作の映画)

3.3

都市伝説でおなじみ、フィラデルフィア実験で41年先の未来にタイムスリップしてしまった海兵隊員が、行きずりの女といちゃつきながら、過去に戻ろうと頑張るお話。製作総指揮、ジョン・カーペンター(元々は監督す>>続きを読む

八月の狂詩曲(ラプソディー)(1991年製作の映画)

3.5

晩年の黒澤、遺作の一つ前の作品。とはいえ、あらかじめ黒澤作品であるということを認識して観ないと、そうは気づけないというか、これと言って黒澤らしさを感じることはできなかった。しいて、言えばラスト10分、>>続きを読む

ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

3.9

特撮よりもCGに重点を置きつつも、肝心の所はしっかりと手仕事で魅せてくる戦闘シーン自体は、シリーズ最高峰だと思うが、肝心のストーリー自体がとっ散らかっていて、かつ尻切れトンボなのが非常に残念。前2作の>>続きを読む

ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

4.2

小型レギオンの気味の悪さと、巨大レギオンのカッコよさは異常。田口トモロヲが襲われて血がブシャーのシーンはトラウマ以外の何物でもない。かつ、「仙台消滅」の絶望感。からの、ガメラ復活のキタコレ感、あそこは>>続きを読む

鴛鴦歌合戦(1939年製作の映画)

4.3

後の名匠マキノ雅弘(今作はマキノ正博名義)、後の名カメラマン宮川一夫、そして志村喬のまさかの美声、なによりぱっと見読めないその題名、おしどり歌合戦。誰もが楽しめる傑作オペレッタ時代劇。お金なんぞがなん>>続きを読む

平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

3.5

普通に見れば、狸対人間、自然を顧みることを忘れた人間への痛烈な批判、自然との共生のお話かと思うが、狸を人間に置き換えると、体制VS反体制、学生運動敗北者達の悲しき末路のお話とも受け取れるし、そこらへん>>続きを読む

ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

4.0

やっぱり何が良いって、最初、自衛隊が法律が無くて動けないところ。あれ、まんま今の安保法制に当てはめることができる。しかも、実際攻撃しだしたら案外強いし。後、東京タワー。やっぱり、怪獣映画は東京タワー壊>>続きを読む

FEAR X フィアー・エックス(2003年製作の映画)

3.5

う~ん、なんなんだろうかこれは。ホラーなのかサスペンスなのか。バートンフィンクっぽいしツインピークスっぽいしシャイニングっぽいうえに、クローネンバーグもちょっと入ってるような。やけに思わせぶりな映像が>>続きを読む