映像研を見ようと思って入ったFODにロマンポルノ最後の作品が。
店とその常連客が組んでヤクザに立ち向かう話。
アラスカの山の中、テントでセックスする男女、ゆっくりカメラがズームアウトすると、そこは狭>>続きを読む
最初からずっとダラダラしており何がしたいのかわからないのだが、ラスト15分ですべてがチャラになる。
それにしてもダラダラと面白くもなんともない上に、古臭い家族観が留保もなく肯定され、ここ何年かで時代は>>続きを読む
「スーサイドスクワッド」の時に、ジョーカーの彼女という設定がこのキャラクターを微妙なものにしているとたくさんの人が思ったはずで、だからハーレイクイン単独の映画を作るなら自由を謳歌するフェミニズムヒロイ>>続きを読む
タップダンスのリズムが頭から離れなくなった北朝鮮捕虜という設定でもうある程度は勝ったみたいなもの。
ただ、主人公以外のメンバーの存在感が中途半端で、それぞれの物語が、ちっとも呼応しないので、このチー>>続きを読む
いい三池崇史とわるい三池崇史。久しぶりのいい三池崇史。
ロッテントマトで大好評というのはすごくよくわかる。
いままさに身売りされてシャブ漬けにされてしまいそうなヒロインを助ける話、薬を打たれるかどう>>続きを読む
「別れた彼氏も彼氏のくだらない友達も全員死んで欲しい、あと婚約したての幸せなカップルとかも。」という失恋の感覚を映像化。
その気持ちをみんなが応援してくれる。
女は上書き保存とかではなく、ハードディス>>続きを読む
男性向けお色気ムービーから「エンジェル」を収奪するというスパイ映画。
めちゃくちゃよくできた映画とは思わないけど、ずっとこういうクリステン・スチュワートが見たかったので5.0。
自分が、女性になって>>続きを読む
「映画みたいなゲーム」を「ゲームみたいな映画」に見事に移し替えた。
撮影はすさまじいけど、脚本はいまどきのゲームの方が練られているのでは、という印象。
どうでもいいけどブラックアウトして時間が経過して>>続きを読む
雑さと甘美な演出が交差するデ・パルマ映画。
すごいスピードで屋根をすべり落ちる銃。夢を見ているかのような犯人追跡シーン。
女刑事のスマホ写真。砂浜に書いたハートマークはなんなのか。
そしてなんといって>>続きを読む
作品は面白かったんだけど、うちら最強だよねみたいなセリフでなぜかNANAを連想し、そういえば矢沢あいっていまどうしてるんだっけという思考に支配された。
調べたらご病気で療養中で、矢沢あいを信じて見守っ>>続きを読む
ここんとこ頻出している貧困とか疎外を描いた映画すべてが生温かった気がしてくる。ここには殺人の崇高さはみじんもない。どころか、露悪さすらない。
シアターNのことを久々に思い出した。
「悪魔のいけにえ」よ>>続きを読む
全編英語のナチス映画だけれど、これに関しては松本人志がなんでも関西弁にしてしまうみたいなものとして見るべきなんだろう。いまやこの例え自体が古くさいのかもしんないけど。
サム・ロックウェルがしたこと、ず>>続きを読む
アガサ・クリスティの最映画化とかより健全だし、定期的にこういうミステリ見たいなあという気持ちに。
ただ、あんま詳しくないから断言できないけど、日本の「新本格」ってもっとレベル高い気がする。
テレビとは何か?という問いかけがなされているかのように演出されているが、そこに映っているのはせいぜいテレビニュースの現場悲喜こもごも、仕事って大変だよね、程度のもの。
何が撮りたいんですか?こんな温>>続きを読む
メディアもFBIもかなり単純化された悪として描かれているのに、この圧倒的良質感はなんなのか。
イーストウッドの映画を見ていると、生きることに意味があるような気がする。
ただ、実話の映画化で、とりわけ>>続きを読む
張り込みの為にチキン屋開いたら繁盛して当初の目的を忘れている、の一本調子なんだけど、明るく元気な映画でした。
日本でリメイクされませんように。
先の展開が読めないということの楽しさをひさびさに味わった。
アス、ジョーカー、万引き家族、天気の子、頻出してる貧困を扱った映画の中で、個人的には最も面白かった。
感服。アメリカ映画。
あと自分がマット・デイモンのことを好きなのに気付いた。いい涙目だなあ。
大統領候補女性とジャーナリスト出身のスピーチライター男性のラブコメ。
明るく楽しい映画です。
こういう映画を持ち出して日本映画との「レベル」の問題にするのには違和感があって、これは、要するにハリウッ>>続きを読む
吹き替えが同じ(みたいなものだろう)なら、アニメーションとコスプレした見慣れないフランス人の差は、そんなにないかもしれない、という発見。
当然フランスでは吹き替えられていないわけで、アニメ版との声の違>>続きを読む
それなりに大味な話なのに主役2人の関係があっさりしてるので妙にさわやかな印象。
過去のトラウマを克服するみたいなくどい物語にせずに、焼肉屋の換気扇がガス吸い込んでるみたいなアイデアの積み重ねで面白くす>>続きを読む
もしあなたがわたしと泥棒をしてくれないなら他の男と泥棒する。と、この小泉今日子に言われたら、これはもう断れない。
小泉今日子の全衣装全シーンがかわいい。
大瀧詠一作曲の主題歌も素晴らしい。というか大瀧>>続きを読む
鮮やかなラストではじめてなにを描いているのかわかった。いい映画だと思った。博打うちってそんななのか。
面白い。劇場も笑いが絶えず。
「青春とは、既存世代に挑戦する勇気」「明日入隊する息子を殴るなんて」など脱力する面白さに満ちたセリフの数々。
序盤は明らかに日活ロマンポルノっぽいかんじで、セックスシー>>続きを読む
すさまじいテンポで話がすすみ、かなり早い段階で「もう殺すしかないわ」とくるもんだからすごく面白い。
鈴木清順「悲秋物語」とか橋本忍「幻の湖」とかそういうかんじの面白さがある。
終盤ではじっくり、ちゃん>>続きを読む
「下女」のセルフリメイクである「火女」のセルフリメイクらしい。
何回も同じ話をやってるはずなのに、駆け引きの理屈がまたもやよくわからない。
妊娠をめぐる話なのに子どもの存在感が希薄なのもすごい。
オリジナルを見た後なので、物語の整合性がとれた階級社会のアナロジー映画など見たくもないと思ったけど、ラストが奇天烈過ぎてエンジョイ。
あの唐突なかんじはオリジナルにもあった。
下女が家庭を侵食して破壊する話なのだけど、いまひとつ納得いかない展開に登場人物が翻弄されていくことが怖い。
登場人物が思っていることをそのまま声に発し、すごいスピードで話が展開していくことも異様。
メ>>続きを読む
正義が遂行されずカタルシスが一切ない通貨危機についての映画を、娯楽として成り立たせているということに驚く。
「マネー・ショート」を見てこういうのを作ろうと思った日本の映画プロデューサーがいるとはなぜか>>続きを読む
小学生ぶりに見たけど、無表情のシュワルツェネッガーが異様である、ということに映画の面白さが集約していてそれはそれですごい役者だなと。
無理を承知で言えば、実写版「ファブル」は、主役だけが無名の俳優で、それ以外は有名俳優という配役でやるべきだった。
松本がやればよかった。松本はほんとにかわいい。
ときおり、パリ、枯葉、ロングコート、みたいな日本映画が現れ、その都度興味深く見てしまう。
未来によって過去は変わるというテーマから、ポジティブ思考法みたいな話なのかと思ったら、かなり嫌な方向でそれが>>続きを読む
最初の素晴らしいダンスシーンが永遠に続いたままどんどんおかしくなっていくのかと思ってしまってちょっとがっかり。そんなわけはないのだけど。
毎回こういう映画があっていいくらいの低いテンションにも関わらず>>続きを読む
まず、語りとしては二人称小説のあり方だといえる気がする。そして、フィクションという制度に関する重要な秘密が描かれているような気もするし、物心つくかつかないかくらいの時ってこんな風に世界が見えていたんじ>>続きを読む