うみぼうずさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

うみぼうず

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ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ(2014年製作の映画)

3.0

思ったよりも面白い!
ゾンビを燃料に使う発想は斬新。

説明少なく想像や推測させる部分が多い。実際にゾンビパニックが起きたらそんなもんだよな…。神の視点は持っておらず、起きたことに対処していくのみとい
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.5

重厚感・ダークさ×俳優×主題(の変化)でそれぞれが組み合わさりめちゃくちゃ面白い作品だった。公開日当日のレイトショーで観に行き、日付が変わる直前まで…3時間は長く、冗長だったりそのわりに謎解きの奥行き>>続きを読む

キッド(1921年製作の映画)

4.5

声がなくてもここまで笑えるとは。
飛ぶ犬のシュールさよ。

チャップリンは言うまでもないが、子役がめちゃくちゃかわいいし芸達者。泣きの演技やコミカルな動き、表情全てが素晴らしいなと。
チャップリンはこ
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グッドモーニング、ベトナム(1987年製作の映画)

4.0

コメディで戦闘描写がないながら、力強く戦争に纏わる様々な不条理さを描き出すめちゃくちゃ良作!「グーーーッドモーニング、ベトナム!」はすごく耳に残るフレーズ。アームストロングの曲に乗せて流れる映像も非常>>続きを読む

アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場(2017年製作の映画)

3.5

有酸素運動鑑賞シリーズ。
1月中旬頃から分割して観ていたが、最近運動サボっていて久々の運動で鑑賞となり、図らずも気づいたらタイムリーな映画に。
本作を観るまで冬戦争・継続戦争については昔聞いたかなぁ程
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PLAY 25年分のラストシーン(2018年製作の映画)

4.0

25年間ホームビデオを撮り続けた男性と、友人や家族そして恋人との物語。冒頭の幼少期はリアルで、途中まで本当の出来事・映像かと錯覚するホームビデオ風の技法は面白い。

あくまでもリアル感なので、場面変わ
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

4.0

復讐劇・胸糞映画といくつかのレビューがあったのでその覚悟で観始めたものの、前半と後半で全く異なる物語が展開されて嬉しい誤算だった。
また、オーストラリアが舞台とは知らず、イギリスでの物語だと思っていた
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激突!(1971年製作の映画)

4.0

ジョジョ3部のホイール・オブ・フォーチュンをとても彷彿とさせるような、むしろジョジョが本作をモチーフにしているんだろうが、実写で観るとさらに緊迫感がある。
煽り運転というたった一つのテーマでここまで魅
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はるヲうるひと(2020年製作の映画)

3.0

山田孝之さんがテレビで番宣していて、数年に一度のしんどい役と言っていたので前から観たくてようやく鑑賞。言葉の通り、得太の演技は凄まじい。主演だけではなくて周りの役者さんたちも相当力強く、とても見応えの>>続きを読む

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.5

難解云々は置いておき、雰囲気と音楽とドニーの演技が素晴らしい。ウサギは違う世界へ呼ぶ使者だが、実際に視聴者も音楽とカメラワークでこの世界にどっぷり引き込まれる。あとは時折挟むスローモーションも印象的で>>続きを読む

泥棒成金(1954年製作の映画)

3.5

グレース・ケリーはもとより、ブリジット・オーベールもとてもチャーミングで、その2人の海上でのやり取りがクスッとくる。新車と中古車の比較とか、この辺は時代も国も変わっても同じなんだなと。
ニースの風光明
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83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

4.5

「まだ母親が健在であるならば慈悲深い神に感謝しよう 長寿という聖なる喜びを享受できるものは多くない」人生って残酷ね。

ちょっと軽い気持ちで観始めたけど途中からどんどん面白くなり最後にはセルヒオと一緒
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.0

約20年振りくらいに鑑賞。「カイザーソゼ」と「タイラー・ダーデン」という名称は言葉の響きとともに鮮烈に覚えている。
大筋は覚えていたが細かな部分まで観ていくと新たな発見や伏線になりそうなことが見つかっ
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パーフェクト・プラン 人生逆転のパリ大作戦!(2017年製作の映画)

3.5

ショッピーかわいそう…。
このチームの映画はいつも動物が酷い目に合うので、苦手な人もいそうだなと思いつつ不謹慎を笑う見せ方なので、そこまで含めて楽しめるかどうかだと思う。
ボケの爆発力は控えめだが、そ
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.5

武器を渡す係などをみて、ジョセフとワムウの戦車戦を彷彿とさせてくれて、史実に近いんだなと荒木飛呂彦先生に感心してしまった。

時代とは言え、全く何の根拠もないことを「科学」と言ってしまえるこの社会は怖
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.0

輸送車警備、そんな装備で大丈夫か?

ジョシュ・ハートネット好きからするといい役ではあったがもっと活躍して欲しかったな…。
しかしアメリカはあんなに現金輸送車狙われるのか、怖い世界だ。銃が簡単に手に入
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.0

これは2回は観たい映画。
コメディかと思っていたけど単なるコメディに終わらずSFも少し交えながら綿密な脚本でけっこう丁寧な描写が積み重ねられて成立しているので、後から見返してこれも伏線だったのか、など
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スタートアップ!(2019年製作の映画)

4.0

おもしろかった!
テンポが良くて余計な描写や説明は省かれている中で、思ったよりもしっかりと若者たちの精神的な成長が描かれている。
マ・ドンソクのビジュアルに持っていかれそうになるけどいい感じの助演。存
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バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画をつくったら~(2021年製作の映画)

3.5

TVドラマシリーズ最初から観ていたので感慨深さはある。ただ一番納得いかないのはなぜエンディングテーマを変えたのか。今まで10-FEETと竹原ピストルでやって来たじゃないか…。

ストーリーはまさにTV
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.5

B級映画といえばB級だけど、その枠に収まらりきらない疾走感やエネルギーがある。変なこだわりも多くあり、だけどやっぱり細部は気になるな…という感じです。

たしかに両手に銃固定されたらドアノブ開けられな
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.0

いろんな意味で、トミー マジかよ…!!と何度も思う映画。

名作と呼ばれる作品は観る側も期待値上げてしまうけど、それを軽々超えてくるのが名作たる所以だと思う。
あれが遺伝というところが最大のツッコミポ
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ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カット(1969年製作の映画)

4.0

旧時代から新時代へ。時代の移り変わりを新型武器や自動車などで見せてくれて、物語ラストで時代の終焉がみえる。

随所に入る子どもたちのカットも象徴的。基本的に登場人物は、強盗する側も追う側も依頼者もアウ
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.0

タイトル(邦題)から毛嫌いしていて観るのを後回しにしていたけど、非常に面白かった。タイトルとポスターは絶対変えたほうがいい。
ネタバレも何も教科書に載るレベルの経済危機。経済危機が起きるのは周知の事実
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃおもしろかった!!
これは一見の、いや複数回鑑賞する価値あり。レイトショーで満席、初日とはいえかなり人気なんだなー。
スパイダーマンは画面映えするなぁ…3Dで観たい。そういえば一時期流行っ
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ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

3.5

「城之内死す」「ガルマ 散る」「ヤムチャ死す」に通ずる、タイトルネタバレが甚だしい。 

あくまでも実話ベースのフィクションとして、映画として、だと 少し物足りない部分もある。家族愛に関しては見えてい
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.5

邦題は展開を的確に捉えていて分かりやすいけど、原題の『Freaky』の方がいろいろ含まれていて好き。 
二転三転するストーリーの中でゲイやいじめや家庭環境などの事情を織り交ぜ、解決には至らないまでもテ
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

5.0

もし自分がいなかったら…。この世界に自分なんていない方がいいんじゃないか。恐らく一度くらいは思ったことがある人も多いはず。
そのIF の世界への導入が見事。それまでの全てが前振りになっていて、ジョージ
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白い恐怖(1945年製作の映画)

3.5

駅のGATE MANがいい表情するなー。
思っていたよりも観やすくストーリーも分かりやすい。夢の分析や象徴的思考はとても興味深い。
あの特徴的な夢はダリがデザインしたとのこと、前衛的だが癖になる感じ。
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さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白かった。
詐欺や窃盗で生計を立てているまともじゃない家族の孤独。あの両親では娘がまともに成長することは望めないよな…。
普通の愛情、普通の家庭で十分なのに普通にできないしない両親。もは
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羊飼いと風船(2019年製作の映画)

4.0

高原で牧羊している家族を題材にした牧歌的な映画…と思って観始めたら、想像とは違う内容に戸惑う。チベットにも近代化と一人っ子政策の波が否応なしに押し寄せ、4人めの出産は罰金を取られるという。
転生と現実
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.5

人生に立ち向かおうという意志を奮い立たせてくれるような、絶望の中に希望を見出す映画。自分が仕事や諸々で悩んだ時に観たい。
貧困、暴力、ドラッグと、それぞれ抱える問題は違えど根本にあるのは育ってきた環境
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.0

「他の人に作られるぐらいなら自分が作る」とでも言いたげな、外伝かと思ったらめちゃくちゃ正統な続編だけどチャレンジングな作品。「おー、そう来たか」。エンドロール後の一言が最も考えさせられる言葉。

けっ
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.0

思っていた以上に、めちゃくちゃ良かった。師弟関係と"芸"に向き合っていて、その熱量と"粋"な想いが感動を呼ぶ。
これを観るためだけにNetflixに加入。ビートたけしを知る人でも、詳しく知らない人でも
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ネイビーシールズ(2012年製作の映画)

3.0

ザ・アメリカ礼賛的な映画。触発されて軍に入隊しようという若者が増えていそう。
ストーリーや主人公像は、国を守るために戦っている軍人のためのものであり、実話も挿入されているようだが映画の表層としてはライ
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トムとジェリー(2021年製作の映画)

3.0

昔からどちらかと言えばトム派。単純なのが分かりやすいし同情もしてしまうよ。
実写だからこそ、という良さは多少は感じる。ピアノや小物の質感はリアルさを感じさせるし、シャッターや車のドアに挟まる描写はアニ
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.0

けっこう頭空っぽで観れるので疲れた時にはちょうどいいかも。ゾンビの怖さは前作ほどなくて、もう完全なステージギミックになっている。大体ゾンビ物の続編てそうなりがちな気がする。
『マッドマックス』と『アイ
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