あかりさんの映画レビュー・感想・評価

あかり

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美しき棘(2010年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

主人公プリュダンスと共に、時間や感情が置いてけぼりになって、最後にやっと出来事と感情の辻褄が合ってほっとするという追体験をした感じ。見終わっても「何を見た」のかはっきり分からなかったが、ラストが自分に>>続きを読む

オンネリとアンネリとひみつのさくせん(2017年製作の映画)

4.6

オンネリとアンネリ、相変わらず可愛かった。

ふたりとも、小粋な暮らしを楽しんだり、隣人を助けようとちょっと真剣な表情になったり、全体的に落ち着きがあって素敵。

遊び心満載のカラフルな魔法と、地に足
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EMMA エマ(2020年製作の映画)

4.4

以前見たBBCのドラマ版のエマも見応えがあったが、ネトフリのエマもこだわり抜かれて洗練された映像だった。
繊細な色の衣装と田園風景、意志のハッキリした主人公に対してぱっとしない登場人物たちに胸がざわつ
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

非常に男!という空気感。
元上司ハンナから教わった団結ソング(低音で歌って胸を叩いてビート刻む)に、色々集約されている感じがする。ジョーダンの自信(があるように見せる)に満ちたノリ、正気じゃないことに
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

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ポール・ダノが出ているのがまず嬉しくて…!
馬みたいな、優しい哀しげな目が良い。ドアマンか何かの変装もお似合いでした。
映画のテーマはとてもストレートだった。ミランド社社長の姉の「安けりゃ売れる」とい
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007 ドクター・ノオ/007は殺しの番号(1962年製作の映画)

4.3

能力が高いのかさえ分からないくらい、行きあたりバッタリな諜報員。様々な美女と戯れる。
頭脳戦かアクションがキレキレな、シリアスな話かと思っていたので、オープニングから想像と違ってて面白かった。喋りなが
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.6

最初の歌のサビから、もの凄いカタルシス!
生活に追われる歌詞だけれど、曲は高揚感にあふれ、血肉が全部再生したような心地。
ピラグアの歌も、街の俗っぽさと温かさを凝縮した感じで印象的だった。
ウスナビの
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死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

4.2

「へそ曲がり男」のゾーエトロープがいい雰囲気。母子家庭の生活感をしっかり描いた上でのホラーで、「普通」の家が驚異に変わってしまう怖さを感じる。

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960年製作の映画)

4.2

振り切ったブラックな笑いで驚いた。白黒映画だし何となく抑えめかと思えば、、。
ネジの外れた登場人物たちの中でも、シーモアのたちが悪すぎて、早く植物のお腹に収まってくれないかと期待してしまった。オードリ
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星を追う子ども(2011年製作の映画)

4.1

アガルタ、ヴィマーナ、ケツァルトルなど、重厚で少し怖い言葉の響きが良いなと思ったら、ヒンドゥーなどの伝説から来ていたようだった。死を甘く描かず、でも温もりももって見つめていて印象的。

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.3

「コスモナウト」が一番好きだった。ロケットに孤独や何処かに焦がれる気持を重ねたくもなる、きれいな空!
花苗と貴樹が、どんな経緯で毎日いっしょにジュース飲んで帰る仲になったのか知りたい。好きな子とバイク
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

強面のおじさんが最後まで妻子らを守ろうとする場面が切ない。野球部員役のチェ・ウシクが可愛かった。

目撃者(2017年製作の映画)

4.4

「情けは人のためならず」な映画。団地全体が冷たい感情をあらわにしていたけれど、それに加えて致命的選択を繰り返す主人公にイライラする…。むしろ犯人以上に非合理的だが、だから面白く展開してしまうし、初めか>>続きを読む

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

4.8

ピエール瀧の、距離感の微妙なお節介。お風呂の蛇口の「赤がお湯で、青が水ですから…」に対し独り言でつっこむ蒼井優が可愛かった。
どこに行っても所在が無くて、むしろ誰も自分を知らないところに行きたい、とい
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ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒(2019年製作の映画)

5.0

ストップモーションだからこそ、細部全てにまで制作者たちの意識が途方もなく反映されている信頼感と奥深さがあり、1回の鑑賞では勿体ない!
壮大な自然の美しさに留まらず、噛み締めごたえのあるテーマ、緊張感の
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