tyapiokaさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

  • List view
  • Grid view

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.9

夢オチに逃げるかと思っていたが、きちんと解決していて好感触。夢と現実が曖昧な表現方法もさすが。鏡と赤の色が印象的。エロとホラー要素のおかげで、くどさこそあるが退屈しない。ストリップのシーンからのヌード>>続きを読む

スーパー!(2010年製作の映画)

3.7

キック・アス以上に過激な、日常から狂気へのある種の転落型ヒーロー映画。全くヒーローに見えない。しかもグロい。ヒロインの顔もすっ飛ぶし、敵の体は粉々になる。敵を轢いて足を粉々にして爆笑するシーンや、人の>>続きを読む

君の膵臓をたべたい(2018年製作の映画)

3.2

感動をもっと、ここぞという場面に集約してほしかった。だらだらと続く遺書と桜の描写がくどく「君の膵臓をたべたい」に辿り着くまでにやや冷めてしまった。主人公の方がヒロインらしい性格で、徐々にデレ、表情も出>>続きを読む

コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.8

ギャグのノリについていければもっと楽しめたかもしれない。みんな楽しそうに演じているのはいい。好きな俳優がいるか、ドラマシリーズを追っていれば、より世界観に溶け込みやすかったかもしれない。三浦春馬の笑顔>>続きを読む

イコライザー(2014年製作の映画)

3.8

正直、序盤の深夜の飲食店で若い娼婦と話す空気感が一番好きだった。会話にユーモアがあり、映像は魅せるところは魅せるが、意外と淡白に済ませるシーンもあり強弱がよかった。画面の片隅で絞殺しているシーンと暗闇>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.0

スコセッシ監督の作品に出てくるキャラクターが合わない。自意識の塊のような、お喋りで自信過剰な、そのくせ臆病なキャラクターがどうしても苦手だ。上から目線の台詞の数々、気持ち悪い動きに苛立つ。他のキャラク>>続きを読む

ヤノマミ ~奥アマゾン 原初の森に生きる~(2009年製作の映画)

3.7

ある種、日本人が描く部族のイメージ通りだと思った。半裸、メイク、狩り、精霊、シャーマン、など。「男はアリやハエに、女はダニやノミに生まれ変わると言い伝えられてる」という言葉と虫の映像が迫力あった。美し>>続きを読む

シャーロットのおくりもの(2006年製作の映画)

3.4

記録整理。友人が落ち込んでいる私に元気が出るからといって貸してくれた作品。可愛らしい豚と優しい蜘蛛。クモの巣で文字を書いて救うという発想がよく、きちんと感動作だった。

ザ・エスケープ(原題)(2016年製作の映画)

3.3

良くも悪くもカッコいいカーチェイス・カーアクション。しかし、目新しさや監督らしさはあまりなく、変化もあまりないストーリー。

殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.5

思っていたより、単調。対称的だった刑事が歩みより、近づくのがよかった。刑事の取り調べがあまりに暴力的で、なかなかひどい。しかし、ひどすぎて妙なコメディ感があった。かなりもやっとする終わり方だが「普通の>>続きを読む

ドラゴンボール EVOLUTION(2009年製作の映画)

2.3

説明不足な世界観に、積み重ねのない絆、重みのない教えと脚本に難がある。原作からビジュアルを変更するのは実写化なら賛成だが、それは格好よくなる場合のみ。衣装のチープさと大猿、神龍はがっかり。ブルマは青髪>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

3.4

記録整理。全体的にノリが古く、また、ある種ドラえもんのようなコテコテの未来世界にあまりひかれなかった。1の面白さと比べると、バカっぽさが強すぎて「ここ面白いでしょ!」の押し付けが強くなった印象。1を見>>続きを読む

The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

3.7

こういう作品を待っていた。祭典祝祭系や悪魔ホラーではなく、家族間や親しい人間同士のイヤーな感じを描くのがこの監督はうまい。出だしのインパクトは強烈でコミカルな音楽が流れるのも粋。父が風呂場で驚愕し、テ>>続きを読む

Alive in Joburg(原題)(2006年製作の映画)

3.4

既に今後の作品の片鱗が見える。ロボの造形が好み。非現実をドキュメンタリー風に構成する手法はここでも見られる。エイリアンの目にモザイクは一瞬で世界観が伝わってよかった。

Tetra Vaal(原題)(2004年製作の映画)

3.4

短すぎて面白くはないが、スラムや難民的な場所とロボットの組み合わせという発想がこの段からあったのは凄い。作家としてのテーマに関わっているのだろう。

Yellow(2006年製作の映画)

3.4

既にロボとグロが組合わさった、やや暗めのスラム的世界観は確立されていた。

ヴィジット(2015年製作の映画)

3.3

結構ホラーとして怖い。オーブンのシーンや、9時半からの緊張感、盗撮カメラにドアップの顔が映るのは嫌な怖さだった。老人の何を考えてるかわからない痴呆的な表情は怖いのだなと気付いた。ただ、カメラ設定がやや>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.4

2019.10.20
男心をくすぐる作品。バットマンのギミックがカッコいい。しかし、何より魅力的なのはジョーカーだろう。最初に悲しそうなピエロの仮面を被っていたのは何故だろう。仲間同士の殺し合い、金を
>>続きを読む

犯罪都市(2017年製作の映画)

3.3

ちょうどいい顔の俳優が多い。三人組の暴れっぷりは凄いが、強さに説得力は感じられない。特に坊主頭がよかった。容赦はないし、拷問もあるが、今一つ見せ場や越えてくる箇所がない。定食屋の子どもがボロボロになる>>続きを読む

ゴーストシップ(2002年製作の映画)

3.4

記録整理。オープニングの真っ二つシーンだけ覚えている。

ルパン三世 ルパンVS複製人間(1978年製作の映画)

4.3

2019.04.19
子供の頃観たときは、不二子のエロシーンや少し不気味なシーンを親と見るのが気まずくも、親と同じものを見る背伸びした楽しむみがあってよかった。大人になると、渋さや、不死への考察、キザ
>>続きを読む

燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

3.0

正直、古臭い。ドラマパートは一応正当な復讐に当たるが割と薄い。バトルはプロレスっぽく、そこまで迫力満点というわけではない。早業、一対大勢、復讐などカンフー映画としての基礎がありつつ、奇妙な相撲が繰り返>>続きを読む

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

3.6

正直、置きにいったラストという感じはするものの不公正に対して武術を用いるというイップ・マン節はわかりやすかった。このシリーズは明確な悪とそれを振りかざされる者が登場するため見やすい。ヒロインの溌剌とし>>続きを読む

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.2

演技が過剰な人が多かった印象。母ちゃんの演技は過剰だが、魅せる。相変わらずの嫌な空気はある。口紅を塗ってあげる優しさからのゴミ箱へ捨てるナチュラルな差別。田舎の嫌さと人種間の嫌さと売春の嫌さのミックス>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.9

三部作中で一番面白い。歪なアベンジャーズ的作品かと思いきや、そこがメインではない。クライマックスがきちんとクライマックスかつ、どんでん返しになっており、エンタメ性も高い。アンブレイカブルではそこまで目>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.4

この監督は設定屋だと感じる。そのため序盤が面白い。その一番の設定Xをラストに持ってこれたシックスセンスは大ウケし、二番目の設定をラストに持ってきた今作はやや評価が低いのだろう。どんでん返しはあるが、一>>続きを読む

犬猿(2017年製作の映画)

3.8

嫌の連続、観てるときの負荷が相変わらず高い。特に姉の行動は見ていて辛い。ざわざわする不安、不穏、まさしく四六時中犬猿。江上の狂喜のダンスはきつい。全員演技力が高い。完全な悪や駄目なヤツにせず、少しずつ>>続きを読む

宵闇真珠(2017年製作の映画)

3.7

最初の数分で「綺麗だけどつまらないタイプの映画だ」と直感した。映像のトーンは控えめなため、美しい光や水の反射が目立つ。女優も儚げで美人だ。服の着替えも可愛らしい。なぜかモネの絵を思い出した。少しエロス>>続きを読む

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.2

個人的に今一つ驚けなかったのは、どんでん返しモノとして宣伝されていたため、ハードルをぐんとこちらで上げてしまったからかもしれない。信用できない語り手だが、その語りの中でそこまでチームワークがあるように>>続きを読む

クロニクル(2012年製作の映画)

3.5

ある日、陰キャ・陽キャ・その中間の3人が超能力を手に入れたら、という物語。超能力の絆でつながり、仲良くしている部分はどこか危なっかしくも微笑ましい。しかし、闇落ちからの自己正当化正当化をする陰キャのせ>>続きを読む

ハプニング(2008年製作の映画)

3.7

出落ち感は強いものの、人々が次々に自殺していく不気味な導入と原因がわからないなか手探りで逃げ惑う前半は抜群に面白い。妻の性格や、後半の小規模さ、結果の曖昧さはモヤモヤするものの、設定と演出で十分楽しめ>>続きを読む

愉快な百面相(1906年製作の映画)

2.9

時代的な価値を除けば退屈だが、YouTubeなどでも散見される絵を描く動画のような、つい見てしまう面白みはあった。黒板で友人とふざけてる感じ。

不思議の国のアリス(1903年製作の映画)

3.2

細かいカットの繋ぎによってアリスの世界を再現している。小物もなかなか作り込んでおり、モノクロが想像を掻き立てる。短いのもよい。

ダイ・ハード/ラスト・デイ(2012年製作の映画)

3.3

うっすらと親子関係の修復がベースにあり、見通せた。基本的には荒いカーチェイス、ドンパチ、爆破。一応のどんでん返しはそこまで驚きはしない。親子対決の構図。始まるまでがやや遅く、始まってからは荒い。一般人>>続きを読む

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

2.9

最後にやることか感は強い。ジーンがハルクのような状態になることが果たしてラストに相応しいのか、かなり疑問。かなり強いなと思ったが、完全な悪にできないため破壊描写に爽快感がない。前作と違って、ここぞ、と>>続きを読む

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.4

かなり静かな、終わりを感じる最終章。ソナチネに似てるという評判を聞いていたが、終わりに向かってる空気感のみで他はアウトレイジから続く大衆へのサービス、簡易化が多かった。唐突な死はなく、順当に、割りと静>>続きを読む