tyapiokaさんの映画レビュー・感想・評価 - 26ページ目

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カルテル・ランド(2015年製作の映画)

4.0

住民たちが立ち上がる姿に興奮する。しかし、はじめに映された貧困ゆえのカルテルを思い出すと、あれ、となる。正しさは流動的だ。自警団に力がつきはじめると、今度はそちら側に問題が出てくる。愛人をつくる場面は>>続きを読む

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.2

古典的名作には古臭さを感じるものと感じないものがあるが、これは凄く古臭く感じた。しかし、その古臭さと主演女優の可愛らしさがうまく昇華されていた。なんか嫌だなっていうイライラが積もる作風。人の家にあがる>>続きを読む

ザ・レイド GOKUDO(2013年製作の映画)

3.4

前作より話が詰まった分、スローテンポでわかりにくく、時間の長さが気になってしまう。前作のノリを期待すると毛色の違いに驚く。しかし、アクションのバリエーションは増え、また、金も増えたのだろうと感じ、スト>>続きを読む

ザ・レイド(2011年製作の映画)

3.8

閉ざされた、助けの来ない空間というのはアクションにもってこいだ。敵の強さが未知数ながらも、容赦ないことだけが最初にわかるため、緊張感がうまれる。初めのほんの数分は順調なのも。 マッド・ドッグという小柄>>続きを読む

傷物語Ⅲ 冷血篇(2017年製作の映画)

3.7

オチはアニメを見ていれば想像がついてしまうものの、吸血鬼の哀しさと主人公の芯の部分が見えてよかった。メメが便利すぎるキャラクターだし、委員長の献身さや過剰なエロスはやや納得がいかないし、主人公と吸血鬼>>続きを読む

傷物語II 熱血篇(2016年製作の映画)

3.8

物語が動き始めた。チート能力を得るもきちんと苦労しているのがよい。成長する吸血鬼美少女も、聖母的でありながら強かなヒロインも、三者三様の敵も、みな中々に魅力的。少々痛々しく、パンツやコミュ障描写など童>>続きを読む

傷物語I 鉄血篇(2016年製作の映画)

3.5

アニメよりテンポが悪い気がするのは、独白がないからだろうか。映画ということもあり絵は綺麗だが、背景のリアルさと登場人物のアニメ感がうまく馴染まず、浮いている気がして違和感。しかし、吸血鬼との遭遇場面は>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.2

ミュージックビデオのような映画。台詞の少ない淡々と冗長な映像に慣れてきたかと思ったところで、脅かしや超長台詞が挟まれるため、どういうスタンスで観ればよいのかわからなくなった。夫の死により、パイの爆食い>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.1

原始的にみえる部族がハイテクというギャップ。その中に黒人問題などを組み込んでいるため社会派な印象も受けるが、いつものマーベル的な楽しさの足を引っ張っている気がした。いろんな国の顔を窺って作られたのか、>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

ホラーの核の部分より、その周辺の何か嫌だなっていう描写が上手かった。いやいや連れていったパーティーでアレルギー起こしちゃう妹とか、冷えきった食事の時間とか、舌を鳴らす音とか、自分の子供に流産を目指して>>続きを読む

群衆(1941年製作の映画)

3.6

エリック・ホッファーの『大衆運動』という本を思い出した。演説を映像としてやるのは一回きりで、あとはそれに先導されていく群衆を映すテクニックがいい。ラストにいくに従って説教臭さが高くなるのがやや残念だが>>続きを読む

コミック雑誌なんかいらない!(1986年製作の映画)

3.2

時代を感じる。これだけ色んな人がいるにも関わらず、北野武は目立つ。マスコミ、テレビの過激さがよく出てた。しかし、当時のテレビ映像見た方がこの映画観るより時代が伝わる。

惑星ソラリス(1972年製作の映画)

3.9

退屈だけど面白い、という感覚があるのだと知った。初めて味わう、時間が引き伸ばされたような不思議な錯覚。カットが途切れず、また、浮遊感のある音楽が流れているからだろう。確かに眠くなるが、それが不快ではな>>続きを読む

ウイークエンド(1967年製作の映画)

3.2

お洒落。そして台詞が詩的。会話が会話でなく、台詞。だからこそ、難しい。車のクラクションの音が喧しく印象的。誰もが不安定に苛立っている。不快な渋滞のシーンをたっぷりと見せつけられる。観客が退屈と怒りを覚>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.0

自分のことをフレディがミュージシャンでもアーティストでもなく『パフォーマー』と言っていたのが印象的。だいぶざっくりのストーリーだったが、ライブをクライマックスとして構成されており、わかりやすくてよかっ>>続きを読む

ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

1.4

園子温の映画は「園子温が撮ってるんだぞ」という臭いがしてくる。それがよい方向に働くこともあるが、これは悪い方向に働いている気がする。毎度のことながら登場人物の声がキンキンして、演技が過剰。映画の演技と>>続きを読む

二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)

3.7

「嫌なことがあったら帰っておいで」何て言う親に育てられた子にろくなガキはいない。日本版『セッション』とでも言うような狂気に似た職人の世界。偉大な父親の背中を追うという点ではバキにも似ている。二郎さんだ>>続きを読む

完全なる飼育 愛の40日(2001年製作の映画)

2.9

正直、設定だけで内容は面白くない。演技はお世辞にも上手いとは言えない。画面が暗すぎ、エロさをあまり感じられない。ただ、拐ってきた女にハサミを持たせプレゼントした服のタグを切るシーンは一線を越えた感じと>>続きを読む

脱皮ワイフ(2004年製作の映画)

3.9

「ミキミキ、語呂いいな」とか、イクと足がつるとか、早漏の女の子とか、狭い風呂に耳まで浸かったりとか、なんかいいシーンが多い。哀愁がある。歌もなんか心地よい。そしてトンデモ設定の五回ヤると脱皮。これが原>>続きを読む

Wake up!! TAMALA(2010年製作の映画)

2.7

サブカルっぽい絵柄からまさかの教育番組のような内容。環境問題と風刺。もっと毒多めの内容かと思っていたため肩透かし。

証人の椅子(1965年製作の映画)

3.4

古い映画と言う感じは否めないが、着実に誇張せず事件を扱っているように思えた。当たり前だが冤罪はこわい。

太陽と月に背いて(1995年製作の映画)

3.4

ヴェルレーヌのランボーと妻の間を行ったり来たりする優柔不断さにイライラしつつ、どこか滑稽で憎めず、最終的に詩人にまともな人間はいないのかと疑問がわいた作品。ディカプリオの一番美しい時期を余すことなく映>>続きを読む

毛虫のボロ(2018年製作の映画)

3.7

こんなに短くても、最初の生まれる瞬間だけでも宮崎駿だなと感じさせる。生き物としての自然の描き方がうまい。

玉城ティナは夢想する(2017年製作の映画)

3.2

ファンではない人が最後まで見通すのはややきついものがあったが、玉城ティナという人だからこその考えや見せ方があり、特に写真の使い方はややくどいものの面白い。どちらがどちらに憧れているのか、誰にだって悩み>>続きを読む

ザスーラ(2005年製作の映画)

3.5

記録整理。ちょっぴり怖くてワクワクする、冒険心くすぐられる作品。

フミコの告白(2009年製作の映画)

2.9

勢いに全フリしたアニメ。少しキャラクターがうざい。

ねこぢる草(2000年製作の映画)

4.1

こういうアニメーションはもっと増えていい。子どもを描くのがうまい。ただのいい子じゃなくて、残酷でもある。ストーリーはバラバラの物語をひとつにするための工夫であって解釈は必要ないのではないかとも思う。

殺せんせーQ!(2016年製作の映画)

3.3

記録整理。キャラに個性があるのでやれる手段。本編あってこそだけれど。

ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

1.0

記録整理。何か見てはいけない物のような、図書館の一番奥の高い棚にある洋書のような、生理的嫌悪感のある作品。全部見れなかった、軽いトラウマ。

火垂るの墓(1988年製作の映画)

3.0

記録整理。最後まで見通せない。教養だとか戦争を知るという面以外で見通すモチベーションがわかない。

バーレスク(2010年製作の映画)

3.0

記録整理。ミュージカルはミュージカル好きじゃないと見通せない。

ONE PIECE ワンピース “3D2Y” エースの死を越えて! ルフィ仲間との誓い(2014年製作の映画)

3.1

記録整理。ちょうどよい強さの敵。過去編もさっくりながら同情でき、キャラがたった。ハンコックの色気も出し惜しみしていない点が好感。