あかねちんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ステインボーイ(2000年製作の映画)

3.8

無表情だし不気味なんだけどなんだか儚げで寂しげで守ってあげたい可愛さがあるバーバンクの町のローカルヒーロー的存在のステインボーイ。

ブラックコメディというか…ストーリーやキャラクターたちはダークでア
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ヘンゼルとグレーテル(1982年製作の映画)

3.2

きゃりーぱみゅぱみゅのPVのような世界観に、Eテレみたいなスタジオセット。
ただ、こんなちゃっちい作りでも色使いや世界観はこのころからティムバートンらしさが出ていて初期作品なのに個性的でいろんな意味で
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メイジーの瞳(2012年製作の映画)

3.9

こんな親にはなりたくないなあ...と思わせる元夫婦の姿に、本当にメイジーが好きで引き取りたいの?と問いたい。

親に翻弄される6歳のメイジーの姿には心が痛くなるし、むしろ親じゃない人達の方がメイジーに
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俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク(2013年製作の映画)

4.0

あのアホ4人組がまた観られるとはwww
こういう大味なアメリカンコメディやっぱり好きw

前回にも増してブラックジョーク(特に男尊女卑)のオンパレード&豪華な脇役たち!嫌いな人は本当に嫌悪感抱きそうな
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ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

4.5

この中学生たちの熱量がじわじわと来る感じ堪らない!

映画を観るというよりか、舞台を観ているかのような演技力と迫力が伝わりこんなに引き込まれる邦画を観たのは久々だった。正直まだ、前編なのでなんともいえ
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

なにこの展開の嵐は!衝撃的すぎる...
観終わった後手汗びっちゃりの、何とも言えない空気感。

前半の"こいつあやしい、でもこいつもあやしい..."という疑心暗鬼の連続とゆっくりじわじわと続く不穏な空
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ホビット 決戦のゆくえ(2014年製作の映画)

4.4

映画の最初から最後まで本当に起承転結の"結"のみ!
正直、ホビット決戦のゆくえの出来どうこう...というよりかLOTRシリーズから続き、これが最後になると思うと本当に寂しくて寂しくて...続編をワクワ
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海月姫(2014年製作の映画)

3.7

尼〜ズのキャラの作り込みに拍手を送りたい!特に池脇千鶴演じるバンバさんと太田莉菜演じるマヤ様!多くの出演陣の中でも池脇千鶴はやっぱり群を抜いて演技が素晴らしかった...あんなアフロの鉄オタ変人もこなす>>続きを読む

フューリー(2014年製作の映画)

4.0

悲しみや悲惨さを、描きながらも今まで観た戦争映画の中でずば抜けて格好よかった!また、戦車へ焦点を当てた戦争映画を観たのは初めてだったので新鮮さも感じた。

これまではなんとなーく戦争映画というと=悲し
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

2013年はゼロ・グラビティで宇宙を体験し、2014年はインターステラーで宇宙の不思議と人類の希望を観た。

1回目観て、なんか凄いもん観たなあ〜でもよくわからん。2回目観てあーこういうことか!となん
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寄生獣(2014年製作の映画)

4.0

原作未読で先入観なく観れたのがよかったのか、純粋に楽しかった!邦画で多くの漫画原作の映画はあるがこんなにテンポ良く、ぐいぐいっと世界観に引き込んでくれる映画他に思い当たらない。(パッと思いつく漫画実写>>続きを読む

マエストロ!(2015年製作の映画)

3.6

だめだめな人たちが集まって音楽をやるというのは音楽映画では結構のくある設定だが、どの映画でも人々が一つのものを作り上げ、一致団結する姿はどんな姿でもジーンときてしまう。

この映画もそんなプロの音楽家
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.7

映画で描かれる夫婦やカップルはやっぱり虚像であって、現実は事情は違えどブルーバレンタインのような夫婦がいっぱいいるんだろうなと思うと現実って本当に残酷...。結婚する前にこんなもん観たら結婚に対してた>>続きを読む

イコライザー(2014年製作の映画)

4.0

何事も几帳面でぴしっと揃っていないと気がすまない男の所作はどれも感心するほど身のこな仕方がきれいで。

この映画はド派手なアクションはないけれどただただ"デンゼル・ワシントンかっけえええぇぇ!!!"の
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.7

悲しく、そして美しい映像美で魅せるダークファンタジー。

個人的にはファンタジーなジャンルは好きな方だかこれははまらなかった...確かに部類としてはダークファンタジーだけどファンタジーな世界観と対比的
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.1

最近自分が英語の勉強を怠けているので尻をたたかれる気持ちになった...。世の中の家庭の中で家事をやることが当たり前になり、マンネリな生活を送っているお母さん方に観ていただきたい。

そして、誰かインド
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

4.2

私もまだこういう映画で泣けたのか!笑
女子向けコテコテ恋愛映画を観るのが久々すぎてなんだか新鮮な気持ちになった。

幼なじみで親友のロージーとアレックスの12年間。ふたりのうまくいきそうでいかないタ
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.5

視覚的にも聴覚的にも存分に楽しませてくれる最高の飯テロ映画!

基本はコメディでその中に料理、ロードムービー、親子愛がたっぷり詰まっている。鑑賞する前はただの料理コメディ映画だと思っていたのでロードム
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デビルズ・ノット(2013年製作の映画)

3.7

実際に起きた未解決事件なのでラストも真実ぽいものはほのめかすが明確ではなく、心にモヤモヤっとしたものが残る。ただ、やっぱり未解決事件というテーマはなんだか惹かれる。

アメリカ、ウエスト・メンフィスで
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ベイマックス(2014年製作の映画)

4.7

一家に一体ベイマックス!欲しい〜!
ディズニーは好きだけどやっぱり手書きがいい!と思い続けていた私だったが、この作品においてはCGでなきゃ描けない世界観が詰まっていて感服。ベイマックスのあのビニール素
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悪童日記(2013年製作の映画)

3.8

子どもたちが淡々とまるで物事に対しての感情を無くしてしまったかのように成長していく様は衝撃的。

子どもが主人公の戦争映画だと縞模様のパジャマの少年とかも衝撃的だったけど、この映画は悲惨すぎて...と
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ストックホルムでワルツを(2013年製作の映画)

3.9

モダンジャズ界の歌姫モニカ・ゼタールンドの伝記映画だけあって、音楽最高!

入りからとても洒落てて、モニカ演じるエッダ・マグナソンのスウェーデン語で歌う歌声はもちろんピアノとコントラバスの音がとても心
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バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

4.0

古きよきミュージカルの様々なスタイルが1本で味わえる映画。

観客の嗜好が変わり始めていた1950年代のアメリカ映画界のお話。伝統的な大衆的なアステア演じるトニーと前衛的で芸術家気質なコルドバの対比は
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

5.0

フランキーの歌声とフォーシーズンズが奏でるメロディーがもう素敵すぎて、1曲1曲終わるたびに拍手しそうになる自分がいた。(そういう風に観れる劇場1館くらい作って欲しい...)

ブロードウェイミュージカ
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オーレ・エクセル イン モーション(2013年製作の映画)

3.8

いかにも北欧的なイラストたちがアニメーションとして動いているのはなんともかわいらしく、北欧雑貨やインテリアが好きな人は好きそう!セリフはないけれど、アニメーションにあったジャズが夜観るのにぴったりで心>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.6

うわ〜この映画めっちゃ好き!と感じてパンフレットを買って読んでみるとウェス・アンダーソン映画の中でも特に好きな2作品の脚本を書いていてさらにテンション上がった!

何やってもちょっとズレてて、思うよう
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フィルス(2013年製作の映画)

3.8

タイトルの"Filth"通り、本当にゴミ屑なマカヴォイが観れる映画。

刑事という職につきながらも、酒にクスリに女にハマる主人公。それだけに尽きず職場の昇進でも悪事を働く始末。

ただ屑な男のはちゃめ
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

4.0

空港のシーンのためだけに序盤観た甲斐があった〜!

15歳の少年の音楽に対する熱意と初恋の甘酸っぱさが詰まった映画。

正直、思っていたものとは違ったけれど、子供が大事すぎるが故に過保護な母親、母親に
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なんちゃって家族(2013年製作の映画)

4.2

いや〜笑った笑った。
爽快なくらいに突き抜けた下ネタのオンパレード!笑

頭を完全に空っぽにして楽しめる痛快コメディ。麻薬をメキシコから輸入するために集まった偽家族。麻薬の売人にストリッパー、真のアホ
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アニー(1982年製作の映画)

5.0

久々に鑑賞。小さい頃に観たワクワク感が大人になっても味わえる映画って本当に素晴らしい!

バク宙なんてお手の物なアクロバティックな女の子たちにかなり高度なタップやダンスを見せてくれる大人たちは何度見て
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マジック・マイク(2012年製作の映画)

3.2

なんだろ。なんだかパッケージ詐欺にあった気分。日常馴染みのない男のストリッパーに焦点を当て、キャストもチャニング・テイタムやマシュー・マコノヒーを起用しながらも全体的にコメディもシリアスさも中途半端で>>続きを読む

猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

4.0

どんなに知性が身についたとしても争いは無くならず、さらには味方同士でも傷つけ合い、なんだか争い合いの絶えない人間の歴史を表しているように見えた。

猿ウイルスが世界中に蔓延し、人口が減っていく一方の人
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

5.0

もう、本当に最っっっっ高‼︎‼︎‼︎

アメコミ映画でもX-MENやバットマンみたいなシリアスなのも好きだけど、マイティソーシリーズのようなアクションありつつもコミカルな方がやっぱり大好きな私にとって
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

4.0

普通なら人間並みの知能を持つはずのない猿に怯え、攻撃する人間の様子はなんだか今までの歴史のながで同じ人間なのに争いあっていたその対立を表しているかのように見えた。

ライジングの復習のために鑑賞。
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.4

繊細で胸がしめつけられるが、そこからの解放は爽やかで温かい。親や人から愛されることが人生においてどれほど重要なことかを示してくれる映画だった。

少年少女を対象とした短期保護施設が舞台ではあるが、10
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ジャッジ!(2013年製作の映画)

3.7

そんな期待していなかっただけに家でソファにだらーっとして観るには丁度良い。

全体的に広告業界の小ネタがコミカルに詰め込まれていて大笑いではないけど、くすくすと笑うシーンは多々あり。なんか豪華キャスト
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