あかぽこさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.2

妻に先立たれ生きる意味を失った自殺願望の(59歳には見えないケド…)初老の男性の物語。

頑固で堅物、無愛想…。
でも、本当は誠実で心優しい偏屈親父~(^_^;

引っ越して来たお隣さん家族とのやり取
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デブの舞台裏(1919年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

キツいぞこの邦題!!
これまた和訳無しの翻訳アプリ使いながら鑑賞。
『ファッテ(デブくん)』シリーズ。
1919年の独立ちょい前のキートン作品。

ロスコー師匠の監督主演作で、盟友のアル・セント・ジョ
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笛吹川(1960年製作の映画)

4.0

貧しい百姓一族4~5代に渡る、農民から見た理不尽戦国物語。

戦国時代、武田領、甲斐国にある笛吹川の橋の袂に、虫籠の様な家に住む 戦場での立身出世を夢見る主人公一族代々の息子達と、領主武田家に翻弄され
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ゲット・オン・ザ・バス(1996年製作の映画)

4.0

1995年。
アフリカ系アメリカ人のイスラム運動組織が主催で黒人男性のみで行う「百万人大行進」に参加する為に、ワシントンD.C.に向かう三日間のバスツアーに乗り合わせた様々な立場や年代の黒人達の軸に現
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黄昏(1981年製作の映画)

4.2

半年位前に観た、倉庫からの蔵出し感想文~。

ニューイングランドの湖畔にある別荘での老夫婦と疎遠の娘とのひと夏の物語。

実生活でも確執があったフォンダ親子。

アビの鳴き声がとても印象的。

ラスト
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シックス・ストリング・サムライ(1998年製作の映画)

3.9

核弾頭によりソ連に占領されたアメリカの荒廃したディストピアな世界から40年後の物語。

ロックンロールのアヤトラにして偉大なキング『エルヴィス』の遺してくれた自由の楽園【ロストヴェガス】を目指す主人公
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心の旅(1991年製作の映画)

3.6

テレビで流れてたのでながら視聴。
これ昔観てたわ~(^_^;

嫌なヤローのエリート弁護士が事件で怪我して記憶喪失になって善人に生まれ変り人生省みての家族も人生もハッピーエンド!って的よくある系内容の
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ことの次第(1981年製作の映画)

3.8

ヴェンダースの怨み節炸裂な作品~😠💢

I 🖤 movie な『映画を作る映画』的作品だと思ったら、資金繰りに苦しむプロデューサーさんが途中で作品投げ出してバックレた為、不安がるスタッフやキャスト達の
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上意討ち 拝領妻始末(1967年製作の映画)

4.0

小林正樹監督作品の武骨系濃厚こってりな時代劇を再鑑賞。

前半は理不尽な潘命に翻弄され 不本意な結婚ながらも固い絆が結ばれてく息子夫婦の愛情と、それを見守る父親の一族の話が軸となってストーリーは進んで
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エルストリー1976 新たなる希望が生まれた街(2015年製作の映画)

3.5

幼稚園か小学生の頃、CMで見た衝撃的なSF映像が子供ながらに心に響きまくって父親に駄々こねて劇場に連れて行ってもらった、人生初の洋画『スター・ウォーズ』

タバコの紫煙立ち込める超満員の劇場に、立ち見
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聖☆おにいさん(2013年製作の映画)

3.5

滅多に見ないテレビでたまたま視聴~。

お噂はかねがね~(^^)

コロナ疲れでイライラしてる気分を癒してくれる ほんわかニッコリなほのぼのギャグアニメ!

気楽に視れて面白かった~!👍️

たまには
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デルス・ウザーラ(1975年製作の映画)

4.5

いや~面白かった!👍️

ある種 有名な作品ので多くは語りませんが、時代を越えてもガシガシに伝わってくる 黒澤明の超人的クリエイティブな才能を凡人の自分にも解る様に突き付けてくるスゴい作品。

太陽、
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悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)

4.0

冒頭から突然 親戚の家に里子に出された主人公の女の子。

何やら訳有りな描写も若干挟みつつ、特に説明無く淡々と日常を描きながらも 終盤で本質的な事情は明かされるが 具体的な事は語られず、観てるこっちと
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ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー(2015年製作の映画)

3.9

映画の撮影イメージや画面の流れを漫画のコマの様に書き込み、その骨子を他者と解りやすく共有する為に一連の絵に情景を写し出す『絵コンテ』師のハロルド氏と、建築や小道具、衣装等の歴史的リサーチに優れる妻のリ>>続きを読む

パリよ、永遠に(2014年製作の映画)

3.9

個人的超絶難解映画ベスト3に入る『ブリキの太鼓』の監督作品をトラウマ的にちょっとビビりながら鑑賞。

第二次世界大戦末期、敗戦確実なドイツ軍。
ヒトラーの逆恨みから 戦略上何の価値も無いドイツ占領下の
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どら平太(2000年製作の映画)

3.8

原作 山本周五郎。
黒澤明、小林正樹(!)、木下惠介(!!)、市川崑の『四騎の会』脚本。そんでもって市川崑監督作品。

潘の重職との癒着のある奉行所の治外法権的なスラム街、通称『壕外』の大掃除(取り潰
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三文オペラ(1930年製作の映画)

3.5

イギリスの貧民街を舞台にした、三幕八場の有名な音楽舞台劇の何度も映画化された一番最古のドイツ作品を鑑賞。

ギャングのボス マッキーと先の戦争での戦友の警察署長と勧進頭の様なホームレス達が主軸のその当
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おみおくりの作法(2013年製作の映画)

4.3

孤独死した身元不詳の故人の遺族を捜し、荼毘に付し葬儀を執り行う事が仕事の民生課。

その職員で有り、誠実で真面目、人の良い主人公が人員整理の為解雇を言い渡され 最後の『おみおくり』の仕事での物語。
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

-

懐かしのYAスター(笑)
たぶん『ヤングガン』以来のエミリオ・エステベス。
あまり変わって無いのにまずびっくり。

真冬で行き場も無い、ホームレス達の憩いの場が公共図書館って…(^_^;

まぁ、なん
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リスボン物語(1995年製作の映画)

3.9

たまに観るとホッとする、ブレずにたゆたう感じのヴィム・ヴェンダース作品。

映画誕生100年の記念に作ったと言う『映画を造る映画』なコメディ色強めの明るい内容。
前作が『ことの次第』(未見)映画製作者
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シーモアさんと、大人のための人生入門(2014年製作の映画)

-

ピアノの知識はからっきしですが、その道を極めた到達者のドキュメンタリーとして鑑賞。

芸術的感性が凡人以下の自分には異次元レベルの思考と想像を絶するプレッシャー。
人生の大半以上ひとつのモノに携わって
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世界最速のインディアン(2005年製作の映画)

4.2

セミフィクション系 血ぃ沸く作品を久々に再鑑賞~。
やっぱりフツーに面白かった!\(^o^)/

万年金欠、持病持ちのスピードスターなじっちゃんが
主人公!🏍️

V型2発750エンジンの心臓にアルミ
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再会の夏(2018年製作の映画)

3.9

流石はジャン・ベッケル監督。
やっぱり優しく暖かい作風~(^^)

第一次世界大戦の前後のフランスの田舎町に住む夫婦と戦友のワンコの物語。

英雄と虚飾の勲章…。

戦場の過酷さを伝える演出の為、ベッ
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東京裁判(1983年製作の映画)

4.4

思う所有り再鑑賞。

DVD前後編で約5時間弱、途中 裁判用語や人物を調べながら観てたので 2日かかって鑑賞。

観直すのが遅かったと思う反面、今のこの年齢だからよく理解出来たとも思う。

日本人とし
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ポルトガル、夏の終わり(2019年製作の映画)

3.5

イザベル姐さんの『アスファルト』から枝分かれで鑑賞。
ほんでもってまた女優さん役。

全編これ(たぶん)名所な旅番組的絵画の様な映像で3つの家族を軸にしたストーリー。

緩急無く淡々と進む中、中盤で解
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君が生きた証(2014年製作の映画)

-

う~ん…ちょっと解らない感覚の映画でした…。

お国柄なのかもしれないけど、法律的には責任無いとはいえ加害者家族が別れて別の家庭作っていたり、亡くなったスタトレのチェコフ役のあんちゃんの役柄も、しつこ
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荒野の千鳥足(1971年製作の映画)

3.8

キマったジャケが目を引くオーストラリアのカルト映画。

他にどんなのあるのかは知らないがなかなかイカすネーミングの【痛飲エディション】とやらを鑑賞。

ある意味ハングオーバーリアルヴァージョン。

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わたしは、幸福(フェリシテ)(2017年製作の映画)

3.5

まるで臭いまで漂ってきそうなコンゴの独特の雰囲気と作風で、色々な表現の仕方が有るんだなぁ~とバカながらに理解出来たりそうでなかったり…。

多くも語らず、前置きも無いけど、なんとなく解る生活環境や人間
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間諜X27(1931年製作の映画)

3.7

『モロッコ』のコンビから派生して鑑賞。
民間人から度胸を買われスカウトされた女性のスパイモノ。
ロマンスを絡めた昔ながらの内容。

…色々観ましたが個人的にどうやらマレーネ先生にはハマれ無かったので様
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夕やけ雲(1956年製作の映画)

3.9

スマホ機種変で文章打つの面倒臭くて放置しておりました…(-.-)

戦後の復興から高度成長期を目指し始める昭和の時代に、船乗りの夢を持つ主人公の少年と唯我独尊、我関せずな戦後の開放的気質の姉を軸に、堪
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Project Moon Base(原題)(1953年製作の映画)

3.5

ハインライン原作とノスタルジックなカッチョいいジャケに惹かれてのレンタル鑑賞。

古きよきノー天気スパイものに冷戦時代の宇宙開発を絡めた宇宙漂流モノ。
プラスこそバユいラブロマンス有り。

衛星軌道修
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蟻の兵隊(2005年製作の映画)

4.0

終戦で取り残された日本兵二千六百人の中国 【山西省残留問題】の闇に埋もれた真実を追う元兵士のドキュメンタリー。


…観ていて結構辛かった…。

終盤、奥村さんとは真逆の『英雄』小野田さんとのやりとり
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みなさん、さようなら(2003年製作の映画)

-

こりゃ期待外れ…ダメだった…。

ぶっちゃ、女好き浮気症父ちゃんの終活ってヤツ。

なにやら🇨🇦と🇫🇷の合作らしいけど、🇨🇦が主な舞台なのに、セリフは公用語でもあるらしいがフランス語が大体を占め、世界
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スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

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ハートフルコメディの様なトレーラー映像だったが、個人的には全然コメディではなかった。

優しくも穏やかな作風だが、ストーリーはかなり切実で重い内容。

メンタルヘルスや障害の無認可児童精神養護私設の存
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.0

トリュフ苦手だけど思い出してしまいそうな監督さん。
ヌーベルバーグの旗手の作品を初鑑賞。

母親からの愛情に乏しいゆえの大人への反抗か?
心荒む少年の物語。

やり過ぎイタズラ感は仕方ないとして、それ
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コロンバス(2017年製作の映画)

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建築には全く造詣無しでも、言われて見ればそういう風に見えるから、これからちょっと建物に興味引きそう~☺️

個人的には小津イズムは余り感じなかったケド、お互いの親子間に繋がるストーリーは優しくもあり、
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